新卒社会人がDaily UIに取り組んでみる記録 【Daily UI 011-020】
おはようございます、Nagomi-keです。
普段はガジェットやインテリア、ファッションに文房具など、暮らしのモノや工夫を中心に動画投稿を行なっています。
前回の note で紹介した通り、ただの新卒社会人がDaily UIというサービスを使ってデザインのトレーニングを行なっていく模様を記録していきます。
今回は、11日目〜20日目。
制作にあたっての設定、会社の先輩方からのフィードバック、それを受けての自分の感想まで述べているので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
▼これらの記事
#011 Flash Message
※フラッシュメッセージ:ログインやデータの更新などユーザのアクションに対する結果をかんたんなメッセージとして表示する機能。
前回記事(#001-010) に比べて、少しずつ「実際ありそうなUI」になってきているのを自分でも感じます。
成長を感じる一方で、「こんな感じにしたいけどどうすればいいかわからない」ということも増えてきました。
これもまた、センスではなくロジックである程度解決できそうなところ。UIが出てくる前後の挙動まで想像できると良さそうです。
#012 E-Commerce Shop (Single Item)
このページを置く目的は何なのか?を考えること、を学びました…。
ユーザーに何をして欲しいのか。
そのためには、どの要素をどれだけ優先すべきか。
今回の場合「商品購入を考えてもらうこと」でしたが、確かに色数が多かったり他のボタンが多かったりとぐちゃぐちゃ。
ユーザー心理に寄り添うだけでなく、こちらがしっかりと目的を達成できるようにしなければならないなと強く思い知らされました。
#013 Direct Messaging
今回は、下記のように手書きでラフ(といえるのか?)を作ってみることに。
今まで設計図も作らずに実際のものを作っていたことに怖さを感じました。
このように、他社サービスなどと比べながら各要素を吟味することで、自分が作るもののコンセプトと必要要素を抜き出すことができそう。
今見ると、もう少し抽象的なところ(各要素を単語だけ抜き出すとか)から整理してもよかったなーと感じますね。
#014 Countdown Timer
NIKEのトレーニングアプリを参考にしつつ、自分自身トレーニング中にあったらいいなと考えていた、ブックマークやミュート機能などを追加。
シンプルで過不足のない表示になったかなと思います。やはり自分が普段から使っているかどうかで取り組み方が全然変わってくる…。
日頃から、多種多様なアプリを触りながらUI・UXを検討している先輩方の凄さを実感します。
#015 On/Off Switch
15回もやってきたので、そろそろ新しいことにトライしてみたい!ということでアニメーションにトライ(Figma)。
静止画だと違和感ないと思っていたのですが、動かしてみると、スライダー部分(?)が意外と長く、また尖って見えることを発見しました。なかなか奥深い…。
今回はスイッチを作る、というだけだったのであまり考えませんでしたが、そもそもトグルスイッチはどんな場面で使うべきなのか?というもの。
基本を知るのにいい文献を教えていただきました。
これまでデザインにおけるざっくりとした習慣を学んできましたが、こういったユーザーが直接触れる仕掛けには、確固たる論理に基づいた明確なルール(というより公式?)があります。
また、アニメーションについてもこんな文献を。
ユーザーにとっての心地よさを考えれば当然のように理解できるのですが、何も考えていないとここまで行き着くのは困難ですね。
これはもう学問の1つ。ある程度公式を覚える必要がありますが、丸暗記しているだけでは意味がなさそうです。
なぜその公式がメジャーなのかを考える必要があります。しかもデザインの場合、時代や技術の移り変わりで公式が変わってしまいますし、変えていくことを厭わない環境。
なおさら丸暗記では太刀打ちできませんね。
#016 Pop-Up/Overlay
制作前にオーバーレイについて調べたところ、こんな記事が。
そう。嫌われている機構を今から作らなければならないのです。「なんかあのサイト、ウザい」を論理的に分解するとここまでユーザー心理に寄り添えるんだと学びました。
であれば、ユーザーと自分たちの関係や、大体のイメージもついてきます。
珍しく、自分の手応えといただいた評価が一致しました。やったね。
一方で、いただいた「ユーザーのストレスを減らすため、閉じやすくする」という話では自分の中で少し引っかかってしまいました。
「閉じやすくしていいのだろうか」
一応、サービス側としてはここで動きを立ち止まらせて、買い物に戻って欲しいわけです。
閉じやすくすればするほどユーザーに親切ですが、サイトがこのオーバーレイを設置する意味はなくなってきます。
本当の使い心地は、オーバーレイの表示回数など他の条件にもよると思うのですが、このように「目的達成」と「ユーザーへの寄り添い」が真っ向から衝突した時にどこで折り合いをつけるか、というのは非常に難しいですね…。
#017 Email Receipt
▼参考にした資料
進化(というか意識の変化)がかなりよく見られます。
この頃から、競合や他サービスをちゃんと見つつ、要素レベルで必要事項を洗えるようになってきました。
ジャンプ率とは、本文や見出しなどの文字サイズの比率のこと。優先順位の高いものを目立たせるための基本的な考え方です。
参考になるサイトもいただきました。
#012のフィードバック後から「何を優先するのか」を考え始めた自分。しかし、せっかく考えてもユーザーがUIを通してそれを理解できなければ意味がない…。
どんなに優れたものを思いついても、ユーザーが触れることになるのは最後にあるUIだけ。
自分がやっているのは、ユーザーと唯一コミュニケーションを取れる部分だということを自覚しました。
ちなみに、素材サイトとして教えていただいたこちら、すごく便利。
日常的なプレゼンなんかにも使えそうですね。
#018 Analytics Chart
▼参考にした資料
普段自分もよく使うようなアプリを中心に良いとこどりのような形で画面を構成。
特に、YouTubeの横スクロールでデータを切り替えていく仕様は、複数のデータを見比べたいときにスマホのような小さい画面でも比較が行いやすくなっているなと実感しました。
また、ユーザーとして「直観的・スピーディーに何が起きているのか把握したい」という場面と「スマホでもできる限り詳細にデータを知りたい」という場面が両方あるので、スイッチ1つで切り替えられるようにしています。
シャドウについてはこんな文献をいただきました。できることを増やすためにも、どのシャドウにどんな効果があるのか積極的にトライしていかなければですね。
にしても、影1つとってこんなにも意図が込められているなら、サイトやアプリを1つ作るのって本当に大変ですね…。
グラフについては、この前行ってみたデザインのイベントでも、銀行アプリを作るときに棒グラフにするか折れ線にするかなど、グラフだけで数百パターン作ったという話を聞きました。
各銀行アプリを見比べつつ、意図まで考えてみると結構学びになりそう。
#019 Leader Board
▼参考にした資料
定期的にくる超苦手領域のデザイン。スマホゲームほぼやったことありません。
もう少し盛り上げるための「装飾的な要素」が必要だったのかな...と思いつつも、デザインとしてそれをどう行えるのだろうという難しさが未だに残っています。
画面を見て画面を真似るのではなく、画面から要素や思想を読み取って真似る。
ずっと言われていたことではありますが、なかなか難しいですね。。
#020 Location Tracker
▼参考にした資料
普段よく使う地図アプリを参考に、現在地と目的地までのルートを表示してくれる機能として作りました。
まだ若干未練が残るのは既に通った部分の色。建物などの色と同じで地図として見づらくなっているなと感じています。
AppleやGoogleがシェアのほとんどを占めているようなサービスだと、違いを見つけるのは簡単ですが、そのうち大事な要素が何なのかを見つけるのが難しくなるように感じます。
終わりに
こんな感じ。
iPhoneのモックを使い始めたり、参考にした資料とそこから抽出したポイントを記載するようになったりと、自分でも着実に進歩しているように思います。
そして、#015でトグルスイッチを作ったあたりから感じ始めてきた「自分の技術の限界」。
そろそろ、就職前に身につけたfigmaの引き出しだけでは進歩できなくなってくるはず。
今回のアニメーション作成のほかにも、自分の表現が技術的な制約を受けないよう、できることを貪欲に増やしていく必要がありそうです。
とまあ、引き続き更新を続けていきます!
それではまた!
以上、Nagomi-keでした。
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