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HARAKIRIと入院生活まとめ@入院中

硬膜外麻酔怖い、とか言ってすみませんでした。
あれほど優秀な麻酔はありません。

術後の痛みというものは、日一日と目覚ましい回復をするものだと思っていました。
実際はそうでしたが、それは硬膜外麻酔のおかげだったんです。
その痛み止めがなくなった途端に、ビリビリと傷口を引き裂く痛みが走りました。
手術で居場所をいじられた内臓が、皮膚の下で蠢(うごめ)くのがわかる。

カロナールという痛み止めを処方していただきましたが、これが全く効かない。
看護師さんに聞けば「8時間あけて服用する薬です」と、絶望的な回答が返ってくる。
悶絶しまくっていたら、主治医から許可が出たということで、2時間後に追加服用。
でも全く効かない。
またまた悶絶しまくっていたら、筋肉注射を打ってくれた。
どのくらいの効果があるのか聞いたら「個人差はありますが一眠りできますよ」との神の一声。
ところが、1時間後には傷口がグワーッと熱くなり痛み始める。
もうこれ以上手は尽くせない。
使える痛み止めは全て使った。

意識は朦朧(もうろう)としてくるし、身体の末端は冷えるのに汗は出る。
身体は震えてくるし、死んだおばあちゃんの夢を見るし、変な音楽の幻聴もあるし。
呼吸しても、いつもの1/3しか肺に入らない(これはストレスによるもの)。
本当に死ぬかと思いました。

HARAKIRIの苦しみに17時間悶え抜きました。
主治医から別の痛み止め、ロキソニンを処方していただきました。
ピタッと痛みが止むんよ。
カロナール、なんなん!?

【入院1日目】
採血
PCR検査→陰性
点滴(身体の中の水を洗い流すもの)を付ける為、午前中にシャワーを浴びる。
食事は日付けが変わるまで摂ってもよい。
手術当日の説明を受ける。

【入院2日目】
水やお茶は6:30まで。
9:00より手術。
術後のベッドはフラット。

【入院3日目】
ベッドを30度まであげる。
水分を摂ってもよい。
食事はまだ。

【入院4日目】
ベッドを60度まであげる。
食事を摂ってもよい。

【入院5日目】
ベッドを90度まであげる。
硬膜外麻酔がなくなり、替わりに痛み止め(カロナール)を処方していただく。
18:00から地獄の17時間が始まる。

【入院6日目】
11:00より、痛み止めがロキソニンに替わる。
午後よりベッドから降りる。
ドレーンと尿カテーテル以外外れる。
看護師さんとトイレ練習。

【入院7日目】
ドレーンと尿カテーテルが外れ、フリーになる。
病室を出て歩行練習をする。
一人でトイレが出来るようになる。
手術後初シャワー。

【入院8日目】
正確畜尿量(朝8:00から24時間)を測る。
12Fラウンジまで歩行(もちろんエレベーターは使用)。

【入院9日目】
抜糸と採血。
売店でお買い物を楽しむ。

【入院10日目】
午後より退院予定。

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