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#ハッシュタグ なんでもハッシュタグをつけちゃえばいい。 その精神が気に入らない。 このまえの引っ越しの時も結局そうして なにも断捨離ことができずにいた。 あれもこれもそれもどれも大事なものは なんだって分け合っちゃえばいい。 繋がって共有しちゃえばいい。 その精神の骨子が気に入らない。 梅の花がネックレスのように垂れた道の 影と日向をかき分けながらそっとスキップ した午後の澱みにきみはなんて吐いた? 「春はひとりになりたい」 つぶやきの先で落っこと
詩作の場「蜜の味」に向けて まだ年端もいかぬ頃に「あの頃はよかった」と昔を慈しみ どうやったらいまを前向きに生きることができるのかと 考えあぐね、いつのまにかそのはけ口を「創る」ことに 見出した。それを誰に話すこともなく、ここまで自問自答で やってくると、 さすがに、どこかにその痕跡を少しだけ 残しておいてもバチが当たらないのではないかと 思えてくる。 とあえばその痕跡の味はいかなるものか。 もしや甘くどこか苦味が残る味ではないか。 甘いだけのカステラで