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本についておしゃべりする時間を共有したい!「本棚のおすそ分け」を始めるまで

夢を始めるプログラム「Ready」は、ライフコーチ兼キャリアコンサルタントのikumiが、みなさんの心に秘めた夢や目標の達成へ向けて伴走させていただく3ヶ月間のプログラムです。

ずっとやりたいことがある。
でも今、目の前のことに精一杯。

いつかいつかと思ってるうちにその願いは、
やっておけばよかったという後悔に変わってしまう。

あなたはそんな思いを抱えていませんか。

「Ready」では、いつか叶えたいと思っている夢の実現を、全力でサポートしております。

完璧じゃなくてもいい、あなただけの夢、始めてみませんか。

▼Readyの詳細はこちら


本シリーズでは、実際にプログラムを使って夢を叶えたり、夢の輪郭をハッキリさせて一歩踏み出したりしたメンバーの紹介をしています。

今回お話を伺ったのは2024年7月に「本棚のおすそ分け」のサービスを開始したこんさん。

育児をしながらフルタイム勤務と副業をこなす、こんさんのサービスローンチに踏み切った経緯や想いなどをお聞きしました。

イラスト:acari

【こんさんのプロフィール】
1991年、北海道生まれ。大学卒業後インフラ系の企業に就職し、現在は技術開発を行う部署に所属している。本業とは別に副業でデザイナーとしても活動中。2024年7月には自身のサービス「本棚のおすそ分け」をローンチした。
SNS: X /stndfm


キャリアの手綱は自分で握っていたい

———こんさんの現在のお仕事について教えてください。

新卒から7年間、転職をせずにずっと同じインフラ企業で働いています。現在は技術開発の部署にいます。

出産後、産休育休を経て今年の5月に復帰しました。今はフルリモートで働かせていただいています。

———女性が少ないイメージのある土木の業界ですが、その業界を目指したきっかけを教えてください。

小学生の頃に世界ウルルン滞在期*を観たのがきっかけです。番組を通して日本では整っているインフラ環境が当たり前ですが、他の国では当たり前じゃないことを知りました。

井戸を作ったり、橋を作ったり、人の暮らしを支える仕事があるんだなと知り、そういういった分野にぼんやりとですが、関心を持ちました。

それから大学受験をするときに、東京に行きたいという思いが強かったのもあります。北海道の田舎育ちで世界が狭かったので、ずっと東京に憧れがありました。

自分の学力と合わせたときに、上京しやすい大学と土木系の学科がマッチして。それもこの業界を目指す、大きな理由の一つになりました。

———実際の東京での学生生活はどうでしたか?

出典:pixabay

楽しかったですね。一人暮らしを始めたので、自分で生活を決められる自由度も満足度が高くなった理由だとは思います。

東京は全世界から多種多様な人が集まる場所です。いろいろなバックグランドの人と触れ合うことができるのがとても刺激的で、東京の生活が合っていると思いました。

初めは少し北海道を出て、大学くらい行ってみるかの気持ちでしたが、就職も東京で決めて、気づいたら東京に住み着いてしまいました。私は新しい刺激を求めるタイプなのかもしれません。

———新しい刺激を求めるタイプのこんさんですが、一方でお仕事は新卒から7年間変わらず同じ会社で勤めているというのも意外ですね。今の仕事にかける想いややりがいなどがあれば教えてください。

部署異動などは何度もしているので、同じ仕事をずっとしているわけではないというのも続けてこられた理由の一つかもしれません。

やりがいがあるというよりは使命感みたいなので働いている気もします。私自身が仕事にやりがいを求めるタイプではなくて、小さな喜びがコンスタントにくる今の仕事がそれなりに好きだというのもあります。

フルリモート対応可能で職場環境もよく、安定しているというのも大きいかなと思います。

———仕事にそれなりの楽しさを感じている一方で、オンラインキャリアスクール「SHElikes」の受講も並行させていますよね。入会を決めるきっかけなどはありましたか。

土木関係の仕事をしているので、同僚は男性がほとんどです。女性のロールモデルがいないことには悩んでいました。

ライフステージを重ねるうちに、今の会社に留まらない、新たな選択肢を見つけたいと思って、オンラインキャリアスクール「SHElikes」に入会を決めました。

会社の方針と合わないと思ったときに、自分で人生の手綱を握っていられるスキルを身につけておきたいという思いが強かったですね。

アイデンティティを取り戻すために「本棚のおすそ分け」のサービスを始めた

———SHElikesではどんな活動をしてきましたか。

SHElikesではデザインのコースを一通り受けて、今はゆるっとですがデザインのお手伝いも、ときどきさせてもらっています。

しかし、今の仕事を手放してまでデザインで生きていくというほどは自分がデザイナーでいることをイメージできませんでした。

そんな中、自分のキャリアや生き方を模索しているときに、偶然ビジネスコミュニティで開催されていたコミュニティイベント*に参加し、ワークに夢中に取り組んでいる自分がいました。

その時初めて、自分でサービスを作ってみたい、本にまつわる何かをやってみたいという、秘めた想いを心に持っていることを知りました。

*SHElikesには現役の受講生が集い、学びを共有し学習効果を高めるための19のコミュニティが設けられている。各コミュニティでは月に1回それぞれのテーマにあったイベントを開催している。

———こんさんにとって、本はどのような存在ですか

出典:pixabay

実家には大きな本棚が置いてある図書室のような部屋があって、家族でも本にまつわる話をするのが子どもの頃からの日常でした。

わたしにとって本ほど夢中になれることが今までなかったので、本が好きであることがわたしのアイデンティティそのものだと思っています。

———「本棚のおすそ分け」のサービスを思いついたきっかけはなんですか。

このサービスを思いついたのは、私の中にあった小さな義憤からでした。

ちょうど1年前の娘を出産した頃、これまで私の生活の一部であった「本を読むこと」が全くなくなってしまっていたんです。

もちろん育児で忙しくて、物理的に時間がなかったのもあったんですが、4ヶ月間くらい気づいたら本を読んでいなくて。

そのころは自分が本を読んでいないということにさえ気づいていませんでした。

自分がどうして本を読まなくなったのかを考えたとき、本を読んで新しい価値観に出会うことが好きだというのもあったんですが、それ以上に本について話す相手がいて、話題を共有できることが自分にとっての喜びだったんだと気づいたんです。

子育てが始まってからしばらく、いつも本の話をしていた夫との会話が、気づいたら娘の話ばかりになっていて。

自分の好きだったものや趣味などについて考えることがなくなり、夫とも本について全然、話さなくなっていたんです。それに気づいたとき、アイデンティティを喪失した気分になりました。

そんな経験から、私のように本を読めなくなった人、読みたいのに読めない人にももしかしたら本についての話題を共有する相手がいないだけかもしれないと思いました。それで本を読むきっかけづくりを提供できるサービスを作ろうと考えました。

でも、ほとんどは自分のアイデンティティを取り戻すために思いついたサービスでした。

———「本棚のおすそ分け」はどういったサービスですか。

とてもシンプルなんですが、1on1で私と本についておしゃべりするといったサービスです。

このサービスは、あくまでみなさんに本を読むきっかけを作りたいと思って始めています。必要であれば本を薦めたりもさせていただきますが、そこには重きを置いていません。

サービスの概要

ただただ、本についておしゃべりする。そういう時間を共有したい。特に、本当は本を読みたいのに本を読むことから離れていて、もやもやしている方に届いたらいいなと思っています。

サービスを使ってくれた方には、私からその日話題になった本やテーマなどをまとめた画像もプレゼントさせていただいています。

背中を押してくれる人がいたから、ここまでこれた

———こんさんがサービスを始めるまで、どのように準備を進めてきたんですか。

私は本当に腰が重いので、サービスの構想を思いついてから、実際に開始するまでどう形にしたらいいか長い時間1人で悶々と悩んでいました。

そのときに背中を押してくれたのがライフコーチ*のikumiさんの「明日からでも始められることはありますか。」という言葉でした。

この言葉が、スモールステップでタスクを細分化して、達成していくという発想を思い起こしてくれました。

そんな私の情熱の火付け役だったikumiさんが「Ready」というプログラムの0期生を募集していたので、迷わずジョインさせていただくことに。

サービスを実際に開始することができたのは、ikumiさんの伴走のおかげでした。

———ikumiさんだから、という気持ちが大きかったんですか。

それはもう本当にそうです。ikumiさんのコーチングが私の心のど真ん中にヒットして、一気にサービスを開始するための歩みを進められたので、ikumiさんとなら絶対に自分の夢を始められると思いました。

———「Ready」は具体的にどのように活用していましたか。

もくもく会が週に1回以上開催されていて、その時間は自分のサービスと向き合うためだけの時間として確保していました。もくもく会があることで、時間が確保しやすかったですね。

楽しいもくもく会の様子

毎月開催されるグループコーチングで自分の進捗を確認できたり、slackでは仲間に気軽に相談できる環境がありました。

メンバーがみんな同じように新しいサービス立ち上げを目指しているのもあってか、全方位味方になってくれて、真剣に悩みに向き合ってくれたのも、私にとってはとてもいい環境でしたね。

———なるほど。本当にプログラムをフル活用して、サービスローンチに行き着いたのですね。それでは最後に、今後サービスの展開を目指している方に一言あればお願いします!

サービスをしようと歩み始めて、失ったものは何もありません。

もちろん自己投資は少し必要になるかもしれません。でもやりたいなと思いながらずっと暮らしている日々はとってももったいなかったなって今、思うんです。

だから、近くにサービス展開を目指している方がいたら、とりあえずやってみたらと私からは声をかけたいですね。

サービス展開をしていきたい人にとって「Ready」は環境が本当に整っているので、ぜひおすすめしたいです。

▼本棚のおすそ分け
もっと詳しく知りたい方はこちらへ

最後に

夢を始めるプログラム「Ready」では目標達成だけではなく、そのプロセスも自分らしく進められるように、主催者と仲間と共に夢の実現に向けて歩き出すことができます。

Ready」では現在1期生を募集しています。一緒に夢を始める一歩を踏み出してみませんか。

個別相談会も実施しております。気になる方は以下webサイトまたはikumiのXで詳細を確認してくださいね。

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バナー作成:とみー
編集:えりさ
企画・執筆:なごみ


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