インターネットに依存する若者たち
今はインターネットが身近にあるのが当たり前の時代。
ちょっした調べ物ならインターネットはとても便利ですよね。
けれど、それが依存状態になったらどうでしょうか?
なぜ依存をしてしまうのか?
今日は依存と人の心について書いていきたいと思います。
本当の自分を想い出し
幸せな人生へといざなう
ソウルコンサルタント
眞證(しんしょう)&慈敬(じきょう)です。
中国にはネットに依存する若者たちを更正するための施設があるそうです。
テレビの中で10代の若者が連続で300時間インターネットをしたとか、休みの間ずっとやっていたとかを自慢し合っている。
本来10代という年齢は、もっといろんなことに興味を示す年代。
けれども若者たちは薬物中毒のように、ネットに依存をしている。
行為だけを見ると『一体、何をやっているの…』という感じだけど、よくよく考えてみてほしい。
若者たちはなぜそんなにネットに依存するようになったのかを。
ネットに夢中にならざるを得なかった、心の奥にはどんな思いがあったのかを…。
ものすごく面白かったから?
それともただネットという遊びが好きだったから?
その中国にある施設では、若者の更生を促すにあたり、まずはネットを一切断つという生活を強いることがひとつ。
そして親子(家族)療法を取り入れ、親子の心のすれ違いを埋め、信頼関係を取り戻すという取り組みを行っている。
私はその取り組みに対し、とても納得した。
そう…
“人の行為は、心からすべて行われる”
実際、施設に入所している若者たちは良好な親子(家族関係)を築けている人はいなかったの。
彼、彼女たちの心の叫びはこうだった。
「僕はずっと孤独だった。死のうと思ったこともあった。ネットの向こうにいるヤツらは、僕と同じ孤独なヤツらなんだよ」
「何で僕の気持ちをわかってくれないんだよ!このクソ親父!!お前なんか殺してやる!!」
それに対して、父親は…
「親に対してクソ親父とは!そんな子に育てた覚えはない!!」
何かに依存をするのは、心の穴を埋めようとする行為。
10代の若者たちは、思春期から大人になっていく過程で、自分自身の心と体と葛藤し、そんな自分を親にぶつけながらも受け入れてもらえることで、自律した大人の心を作り上げていく。
その自分をあまりにも否定され続けたり、抑圧され続けると、気持ちの行き場がなくなり、心の穴はどんどん大きくなっていく。
孤独感が肥大していく。
人が一番恐れるのは孤独。
大きくなっていく孤独感に耐えられないから、孤独の穴を埋めようと何かに依存する。
若者が求めていたものは、ネットをするための媒体でも時間でもない。
ただ、自分を受け入れてくれる人の愛。
一番欲しかったのは、自分を丸ごと受け入れてくれるはずの親の愛。
その親の愛を得られないから、ネットの向こうの自分と同じ思いを抱いている人と孤独感を共有し合って、孤独の穴を埋めることに必死になったの。
けれども、いくら共感し合っても孤独の穴は埋まらない。
なぜなら、その穴の形は親の愛というピースしかはまらない形だから。
更正し、施設を出ていく若者のうち、3割ほどはまた元のネット依存に戻るそう。
そういう若者たちを『根性がない!』と責めるだけでは、本当の解決には至らない。
この試練は子供だけではなく、本当は親が乗り越えなければならない試練だから。
親が変わらない限りは状況は変わらない。
ネット依存じゃなくても、もし心当たりがあれば…
それは今こそ試練を乗り越え、本物の親子になれるチャンスだと思いますよ。
それをキッカケと捉えるか否かはあなた次第です。
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