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デレステ コミュ感想 【バラカストーリア 〜月と太陽に祝福を〜】

オススメされたので読みました。
所感としては、「ライラさんがアイドルとして輝き出すよ」という話としては良い話だと思う。です。

イベントコミュについて

結婚から日本に逃げてきたライラさんが連れ戻されそうになるので、逃げる。逃げている中でどうありたいのか、相手にどうあって欲しいのか、を考えて結論を出していくコミュでした。

主題は「太陽と月」。ユニット名「ソル・カマル」がまさに意味する内容であり、ナターリアが太陽、ライラさんが月として書かれています。

良かったところ

特に良かったと思うところはこのシーンです。

イベントコミュ 第3話 欠ける月

ただでさえ感じたことのない感情に、更に言語の壁がある、という状態で、アイドルの共通言語である「ダンス」を用いる。
真正面から向き合うことによって、ナターリア(太陽)の光でライラさん(月)の光が現れるシーンだと思います。
ここから異国の地に住むライラの父(の部下)にもダンスで伝えるというのはスムーズな流れだったと思います。

また、進む方向を決める、という内容も、古来より天体は道に迷った人間に方角を伝える指針であったことからも良い内容だったと思います。

気になったところ

太陽と月の描写って、太陽が月を輝かせる、ということを書くのは簡単で、では月が太陽に何をできるのか、というのを書くところまでやるべきだと勝手に思っています。
ユニットというのは片方が与え、片方が与えられるものでなく、相互的に与え合うべきものだと思うので。

ただ、このコミュはそういった描写がかなり薄いな〜と思いました。なので、「輝き出す」には良いけど、お互いの輝きで云々みたいなのは物足りないな、という感想です。
月だけが太陽の陰りを知っている、というふうに書かれてたけど、星的にもどういうこと?だったし陰りというほどでもない感じで、無理やり相互的なものを作ったな〜と感じた。

また、一緒にいたい!という言葉と「太陽と月」はめちゃめちゃ相性が悪いと思ってます。月がのぼり、日が沈むというのが世の常なので……。
太陽がいる時にも、薄く月がいるよ、とは書かれてたものの、月も沈むのでそれはずっとではないし、月が輝いてる時は太陽はいないけど、みたいな話はそれでいいの?とかなり思ってしまいました。

最後に、今回ライラさんのメイドさんとか、プロデューサーとか、いろんな支えがあって辿り着いてる選択だったのに、太陽と月しか書かれないことが残念でした。ナターリア以外の要因での輝きに少しも言及しないんだ…というかなんというか。月って太陽のおかげで光れる、みたいなところから、人の支えで優しい光を作るものとして書かれることが多いので、それもうーんでした。

次しゅがみゆで太陽と月書くんだとしたら、佐藤心さん(太陽)が強く輝く一方で、輝きすぎて眩しすぎてちょっと辛い、みたいなそんな人を優しく照らす美優さん(月)、とか、物理的に距離が離れてるからこそ色んな層にアプローチができるね、とか、心さんと美優さんでアイドル像は異なるけど、元になる光(アイドルというもの)は同じだよね、みたいなそんな描写が欲しいですね〜。

イベントカード コミュ セリフ

良かったところ

ナターリア特訓前 親愛度MAXセリフ

アイドルのことを太陽と描写されるの単純に好きなので嬉しい。
強く明るく眩しい光みたいなアイドルが好きなので。

ナターリア 特訓後 入手ボイス

光るということは目立つということだから、逃げたままだとそれらは両立が難しかったと思われるので、今回そこを解決したからこそ光れる、というのが描写されてて良いですね。

ライラ 特訓後 ホームセリフ(上)

こういう内容をもっと欲しかったですね。
まぁ今回のコミュにはそこまで盛り込むのは難しかったですかね、残念。
先述した、天体は方向の指針になる、というところを表しているセリフだなーと思います。
昼は太陽があるから、夜は月があるから、方向の導になるよ、という話ですね。補い合うというのが太陽と月の描写には大事だと思います。

終わりです。
2024.12.19  なごみ(@nagomi_IMCG)

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