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千鹿頭 CHIKATO

たづくりの展示が非常に素晴らしかった。
この展示って多分苦手な方や理解不能の方が多いんじゃないかと思うのですが、インスタレーション、写真、映像、音、空間、表現の仕方が本当に美しくて感動をしてしまった。
狩猟についてはしばらく思う事があって、狩猟免許に対して様々な反応があります。
僕はこんな便利な世の中だからこそ命を頂く事をもっと深く体験した方がいいと思っていて、それが今僕に出来る責任なんじゃないかと。
色々な意見があるのは良いことだと思っていて、別に狩猟を正当化する訳ではないけど、スーパーでお肉を買っている人が狩猟を野蛮や残酷という言葉で否定するのは何だか間違っている気がする。以前書いたけど僕はお肉を食べるのを最小限にしているつもりだし、無駄に食べる事は絶対にない。有難く頂いているつもり(足りないかもしれないけど)
宮沢賢治のフランドンや生き物の死に様など感情移入して読んでしまう。だからクリスマスは好きにはなれない。
そんな事を思いながらのクオリティの高い映像が僕の心を動かしたのかもしれないけど。

以下説明

あなたはなにと【共生】して今を生きていますか。
年齢・性別・人種・障害を問わない人間同士、動物、生物、植物、自然、宇宙
今日の「共生」はあまりに広義で、生きることに精一杯な私たちは、自分と異なる万物と相互関係を築きながら生きていることを忘れてしまいがちです。「調布x築けるメアート」は、多義性のある「共生』をアーティスト独自の視点から切り込み、自分と共生するものたちの世界を広げていきます。シリーズ第一弾として、アーティスト
大小島真木の展質会(千鹿頭)を開催します。
大小島は、人間と世界のあらゆる存在→いきものだけでない、それらを包み込む森、海、さらに細菌などーー とが互いに「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行っています。
本展のタイトルにもなっている く千鹿頭〉 は、長野県の諏訪地方を中心として信仰されている狩猟の神の名です。2022年、大小島はアートコモンズ <対話と創造の森)のレジデンスプログラムに参加し、諏訪において一年間断続的に滞在型リサーチを行いました。本展はそこから得たインスピレーションをもとに制作した作品群を一堂にあつめています。
諏訪の断層から育まれた特異な文化と、そこに集まる人の自然信仰が生みだした神。その地層は今この場所まで、地続きでつながっています。
生きていくために様々ないきものの生命をいただき、新たな生命を誕生させ、歳を取り、時がくると寿命を迎え、葬られ、野に還る-大小島の作品は、私たちが自然の営みのなかのひとつの生命であることを自覚させます。「共生」とはなにか、展覧会を通じて今一度考えてみてください。
公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団



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