週刊ナゴマ #1

日刊も月刊もやった(そしてやめてしまった)んだから週刊誌を書いても良いんじゃないかということで何か書いてみています 月曜日に書き始めたので出るのは日曜かな 週刊誌といっても何か企画をやるわけでもなく単純に一週間分の徒然草ですが 1回目で飽きる可能性も結構あります

「週刊誌」と言うと何か芸能人のゴシップを追いかけて世間を騒がせている「アレ」を真っ先に想像してしまうが、単に1週間に1回出る雑誌なら何でも週刊誌ではあるんだな こういう「本来の意味を考えるともっと広い範囲を指すはずなのに、ある形態のものがメジャーになったせいでそれのみを指すようになっている単語」が他にないか考えたけど真っ先に思い浮かんだのが「無料案内所」だった やめます

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マウスウォッシュをノニオからリステリンに最近変えたが、口に含んだ一口目の感想が「甘っっっ」だった ピリピリしたアルコールという印象のノニオと比べるとまるでジュースといっても良いぐらいの甘味 とはいえオーラルケア用品に果糖ブドウ糖液糖は使わんだろと思って成分表示を見たら「サッカリン」の文字が見え、つい「お前がサッカリンか……」と感動してしまった

サッカリンは有名な甘味料ではあるが、一時発がん性が疑われて姿を消したらしい 結局発がん性は認められなかったということで今は食品添加物として使えるが、こういう経緯もあって日本ではあまり見ず、自分もあまり味を知らなかった アメリカに行った時は友人から「せっかくだからサッカリン入りのお菓子買ってきて」と言われたほどだった(結局見当たらなかったのでただ毒々しい色のキャンディを買った) マウスウォッシュは盲点だったな

次はチクロを探すか これは日本では禁止のやつです

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【今週の相貌失認】
「人を見かけること」をやめた

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最近はお昼に散歩をすることがある 研究の合間にご飯を買いに行くついでに知らん道を歩いてみようという感じで

歴史ある京都といえど一部を除いては普通の現代的な住宅街が並んでいるだけであるが、そんな街並みの中でもよく見かけるのが祠である 昔から何度も大火やら洪水やらに見舞われてきた京都の地には大量のお地蔵様が埋まっているそうで、何かのきっかけに掘り起こされては祟りを恐れて町内で祀られるらしい

散歩中にもいくつか祠を見かける 大半は顔の彫刻が擦り減って丸くなった地蔵であるが、中にはこんなものもある

おおよそ地蔵には見えない、平たい面をこちらに向けた石が2つ どちらも表面の横一列に並んだ白い楕円が2つ

これは何……?

白い部分は目のように見える だとするとつぶらな瞳で1等身のかわいいキャラクターのように見えてくるがそれは……そうなのか?
あるいは白い部分が顔だったりするのだろうか 大きな布に2人で包まるような恰好のペア仏

あくまでも町のお守りという存在のようで調べてもなかなか情報が出てこず真相は分かっていない 確かに地面からこんな形の石が出てきたら何となく畏怖してしまうし祀りたくなってしまう気持ちもよくわかる 町内会ではどういう結論が出ているのだろうか

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【今週初めて聴いた曲】
謎 / 小松未歩

完全にタイトルが気になって聴いたやつなんですが 大昔の名探偵コナンの主題歌らしいですね(1997年を大昔と言うと怒られそうだが僕が生まれる4年も前である)サビにある「この世で~」「手に~」の力強く上っていく音階が気持ちいい

最後のサビで半音上がったり一旦半音下がってから最後のサビで元に戻る曲は結構多い印象だけど、最初のサビだけ半音低い曲って珍しくないですか

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佐川美術館で開催されている展覧会「エッシャー 不思議の秘密」を見に行ってきました

エッシャーは錯視やだまし絵と呼ばれるジャンルで有名で、『滝』『相対性』『上昇と下降』なんかは誰でも知ってるんじゃないかと思います 僕もこういった作品が幼いころから好きで、一番好きな画家を訊かれるとエッシャーと答えるほどだったんですが、まだ作品の著作権が切れてない関係もあって作品を網羅的に見る機会には恵まれずもやもや そんな中滋賀でエッシャーの展覧会をやっていると聞き、これは行くしかないと思い京都から電車とバスで1時間半かけて飛んでいった

展覧会では初期の版画から有名な傑作まで、ジャンルごとに順を追って並べられるような形 あまり馴染みはなかったものの初期の版画作品がもう既に綺麗 まだ錯視等を取り扱っているわけではないがものの配置や細かい部分が綺麗に整えられている

中盤には「テセレーション」、いわゆる「敷き詰め」「平面充填」の作品がずらりと並ぶ これがどれも見ていて楽しい ある造形の輪郭がもう一方の輪郭のどこになっているか、そういうのを目で追っているだけで時間が過ぎてゆく

最後は空間配置を利用した奇妙な作品群 エッシャーとは関係ないけど、ここにドロステココアの缶が展示してあって一人で盛り上がっていた 熱い友情出演

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【今週の成長】
あくた川(家系ラーメン)の油普通を完食できるようになった

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百万遍交差点が騒がしいなと思ったら京都マラソンをやっていた マラソンのルートは京都大学側の角を曲がる形になっており、当然そこの横断歩道は規制されるため大学が陸の孤島のような形になっていた

マラソンにはあまり興味がないが、なんか愉快なのでルートを追いかけてみた

臨時バス停ができていた

立て札はロゴや文字デザインがきちんとした立派なものだったが、それ以外には本当に何もない場所だったため看板が浮いていた

折り返し地点があった

デカいコーン
カラーコーンの仲間だと思うと本当に大きいな 持ちにくそう
こういうのの重さってどうなってるんですかね 大勢が通り抜けるそばにあることを考えるとある程度の重量は必要だろうけど、あまり重すぎても危ないだけで無意味な感じがする 普通のコーンと同じ素材のものをしっかり重しで固定するぐらいが無難か

折り返し地点からさらに先に進むと哲学の道がある 疎水のそばに並木道があり、春は桜が、秋は紅葉が水面を埋める風景がとても綺麗

冬はクレーン車らしい

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