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夜の散歩

息子が小学校6年生のころ、肥満で丸々してきたのを何とかしようとして、散歩をすることにした。一応、名目は私の健康・ダイエットのために散歩に付き合う形で、しかも一人は物騒だから、二人のほうが安全だからということで。それが、息子が高校卒業するまで続くことになる。

なんでそんなに続いたのか?

昔と違い、テレビだのゲームだのと過ごす時代では、会話が少ないし続かないことが多い。が、この散歩の約30分はお互いの日々の報連相の時間となった。面倒だと思ったこともあったが、息子にはそれがよかったらしく、必ず「そろそろ、散歩に行かないか?」とか「ちょっと買いたいものがあるから、散歩にコンビニ寄っていかないか?」などと、コース変えたり、時には傘をさしてまで歩いたこともあった。

この7年間の習慣がお互いの人間関係を作り上げたことになる。今年の4月から別々に暮らし始めたが、時間があると、電話でしゃべる。LINEのメールでいいじゃん?って思われるかと、こちらはメールでこそっとするんだけど、逆に息子の方から、かけてくる。いいことも悪いことも、しゃべるのが一番なんだよ。

親子散歩 案外 今の時代にはいいかもしれませんね

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