ししゃもを食べに・・・
みなさん! 本ししゃもを知ってますか?
シシャモは、「いつも食べてるけど、、」 という方! いえいえそれは・・・
騙された
百貨店の「北海道物産店」で初めて「本ししゃも」なるものを見た時、
「えっ!」いつものスーパーで買っていたのは「樺太シシャモ」なる、別の魚だったんだ。。。
そうなると、がぜん本物のししゃもを食べたくなった。
「うまいよ! 騙されたと思って買ってきな!」
そのせリフに騙されたのか、今まで騙されていたのかは、さておき、
それ以来、「北海道物産展」に巡り会うと、「本ししゃも」を購入していた。まずは、ノーマルの干ししゃも、じゃあ今回は甘露煮、、前回メスにしたから今回はオスにしようかな。。。と、楽しんでいた。
すっかり
ししゃものファンになっていた我が家であった。そんな折、例の如く「北海道物産展」で本ししゃもを購入、商品に同封された「通販チラシ」をパラパラとめくると「な、な・ん・と!」 生ししゃも寿司 の写真が載っているではないか!
と言うことで
北海道にやってきました!
とは、簡単には行かない。
ししゃもの旬は10月〜11月、生で食べるならこの時期に訪れる必要がある。気づくと、「あっ!」雪まつりの季節になっちゃった。ということが何年か続き、今年こそ! と思っていた2018年・・
胆振(いぶり)
2018年9月
ししゃも漁の盛んな北海道胆振地方、そこを最大震度7の地震が襲う。家が倒壊し山肌が崩れ、とても我々がお邪魔できるような状況ではなくなった。。
そして、満を侍して2019年11月、晩秋の北海道へ復興支援を兼ねて遊びに!
あっという間
千歳空港からレンタカーで、南東方面へ1時間弱。今回お目当ての店は、むかわ町は「カネダイ大野商店」 土曜日のお昼前にもかかわらず比較的空いていた。
列に並ぶとあっという間に券売機の前に、
「え〜っと」 何にしよう、、
朝、飛行機機内の会話では、「絶対、ししゃもづくし5品盛り!」 と、心に誓っていた。 が、飛行機〜車と乗り継いだだけで、ほとんど体を動かしていない。券売機を前にして小食のオイラは、弱気になってきた。
ここは無理せず「ししゃも寿司セット」にしておこう、また来ればいいや。次回は、お腹を空かせてから訪れよう。
ここに来る意味
災害地の復興支援として、現地ボランティアのような清掃や後片付け活動は、私には、出来そうにない。うまく言葉に出来ないのだが、何か違う気がするのだ。「支援」と言う言葉に引っ掛かっているのかも知れない。
こんな私にもできることはないか、長続きして自分にも満足感・充足感のある行動・・・ と、考え・・・
いいや、そんな高尚なことは一切考えず、被災した場所に単純に「楽しい旅行」に行こう! お互いイーブンな関係、楽しませて頂く立場とお金を頂く立場、これでいいじゃないか。
そして訪れる基準は、私が以前から行きたかった場所、相手にも迷惑にならない時期、でセレクトしよう。 と言うことで、訪れた。
トップの写真が「ししゃも寿司」セット
生ししゃものお寿司に、ししゃも汁、そして、ししゃも漬けの豪華3品盛りである。また、生干ししゃもは、上記の通り店頭で売っている串を選んで、店内のホットプレートで焼くことができる。
干ししゃもは、宅配できるが冷凍されてしまうので、生干し状態で食べるには、(多分)ここまで来ないといけない。(物産展で購入していたのも冷凍でした)
トロッとした濃厚な脂の乗った白身、今思い出してもヨダレが出てくる。シャケと同じく、産卵のため海から川に遡上するししゃも。その遡上前に漁獲するから脂がのりまくっている。2貫目は、味に変化を、お勧めの「山椒」をかけて食した。ウナギと同様脂が多い魚には、山椒が合うね。
あっという間に、6貫がなくなる。ししゃも入りおすまし汁も上品なやさしい味わいであった。あぅ、、、急にお腹が空いてきた。。5品盛り(+フライ+甘露煮)にしておけば良かった。。。
次の秋までに飛行機で移動ができる状況になっていますように、、(祈)
(おしまい)