宮崎の絶対訪れておきたい「穴場」を巡る -後編- 【なぐツー 宮崎を行く 旅の栞】
宮崎県南部の日南市を中心に、
ぜーったいに訪れたい「穴場」を、一挙紹介しています。
本日は、その後編。(前編はコチラ)
おススメの、穴場って変ですか?
いえいえ、なぐなぐツーリストが選ぶ「アナバ」は、ひと味違うんです。
絶対にみておきたい、穴があいた場所を訪れますよーw
1.青島
2.鵜戸神宮
3.祇園神社 ーー ここまでが紹介した場所
4.溝ノ口洞穴
5.永久井野かくれ念仏洞
続きは、4番から
おっと、その前にお昼にしましょ。
3番目の、祇園神社から車で5分ほど
ここでは、日南市の名物
「日南一本釣りカツオ炙り重」
をいただきます。長い名前ですよねぇ・・
15年ほど前に考案された名物料理、歴史は浅いですが、地元商工会議所の振興策に乗っかります!(笑)
大人気のお店なので、12時よりちょい前の入店がオススメ。ただ、回転は早いので、意外に待ち時間は少ないと思います。
店名の「びび」とは地元の言葉で魚。来店者は、地元のかたが多く、誰も「カツオ炙り重」を頼んでいません。いや、それどころか、テーブルのメニューにも載っていないので、焦ります。(店の外に、炙り重の幟が立ってるのに・・)
勇気を出して「炙り重」ありますか?
と、聞いてみよう!
じゃーん!
食べ方は、3通り
まずは、新鮮なマグロを味わおう。
次に、七輪で軽く炙って芳ばしさを味わう。最後にご飯と共にだし茶漬けで、さらさらとかきこもう。
カツオの味は2種、左が「酒盗生わさび和え(オリーブオイル)」、右は「コチュジャン味噌和え(ごま油)」
ところで、酒盗ってなに?
吞兵衛じゃないかたのために、説明しよう!
酒盗とは、カツオの内臓を発酵させた塩辛のこと。焼酎や日本酒のアテに抜群なのだが、このお店では新鮮なカツオを軽く漬けにしてしまったのだ。
脇を固めるのは、「チキン南蛮」「ぎょうどん」「なまり節」などなど・・これじゃぁ、大きなお重のお米が足りなくなること必至。
え? ぎょうどんも説明して欲しい?
かたくり粉と、魚のすり身で、うどんっぽくしたもの。
なぜ、こんなことをしたかと言うと、うどんを食べたくても、当時は小麦粉が高価で、魚は腐るほどあったから・・だって
今では逆だね・・
オイラの一番好きな食べ方は、軽く炙って
白米と一緒に、ワシワシと口に掻き込む食べ方。
炭の芳ばしさをまとったアツアツ部と、少し冷たい部分が残るカツオ。これを、白米にワンバンドさせて、わーっと一気にいってしまおう。
お腹を満たしたところで、
穴場巡り、後半戦行くよ!
4.溝ノ口洞穴
正確には、鹿児島県にあります。
実は、本日も天気があまり良くなくて・・
時折
どしゃー っと、激しく降ってきます。
ただ、拾う神ありですね。
雨の、幻想的な雰囲気を満喫できました。
大人気のスポットなので、晴天時には渋滞すると思います。アプローチの道も狭いので、運転の苦手な方は注意ください。
駐車場は広いですが、歩きます。
土砂降りの中、訪れる人もおらず、本来は利用を憚れる近場の優先駐車場に停めました。
あと、この写真でいうと、右手、コンテナボックスの中に懐中電灯があります。洞穴内の散策に活用できます。スマホライトの光量では、闇に吸い込まれてしまいます。
5.永久井野かくれ念仏洞
ここ、本当は初日に来る予定だったんです。
例の飛行機欠航事件があったのですが、何とか最終日に来ることが、
と、思っていたら・・
この先に、念仏洞があるんですが、連日の大雨で頑丈なコンクリート橋に大量の流木が絡まり、今にも川が氾濫しそうな雰囲気。
右手(上流)と左手(下流)の水位の違いがわかるかな? 手前側は流木で塞がっています・・
そして、たぶん昨日は溢れていたと思われる。流木で傷ついた樹皮が痛々しい奥の木々たち。
無謀にも、一瞬だけ橋を渡って、念仏洞の入口を覗く。
この奥に、大人数が座れる空間が広がる。入口横電灯のスイッチを入れてみるが、点灯する気配もない。
気のせいか、背中から聞こえてくる川の濁流音が、一段と大きくなったような気がする。ここは、無理をしちゃいけない場面だ、首の後ろがヒリヒリと警告を発する。
撤収!
あばよ! また来るからな!
ところで
念仏洞って、何?
説明してませんでしたね・・失礼しました。
そのため、信者たちは、山中の洞穴に隠れてお祈りをした。
念仏洞跡は、旧薩摩藩や人吉藩に残るが、入って見学できる現存洞穴は、ここ小林市「永久井野地区」の一箇所のみである。(なぐなぐ調べ)
駐車場について
これ?という場所、ほそーい舗装路の先、川岸に数台停められる場所があります。
お時間のある方は、下の2枚の看板を拡大して、お読みください。
生活の拠り所、生きる糧となった宗教
一方、
今の世、ざわざわしている原因の多くは、宗教
宗教って、なんなんでしょうね。
◇◇
世間では「立秋」も過ぎた今日この頃、
無事、6月の旅日記は、エンディングです。
それでは、また次の旅で、お会いしましょう!
(おしまい)