幸せの寝落ち 南大東島の「マジム」が邪魔をする
人生で幸せを感じる瞬間。
いや、正確にいうと寝落ちしてしまっているので、「瞬間」の記憶はない。
そう、フトンに入りながら読書をして、そのまま睡眠・・・Zz。。この「寝落ち」が、この上もなく幸せ ♪
そして、この「寝落ち」の最大の友が
「きぃんどるぅ〜!」 (またまたドラえもん)
Kindle万歳
そう、あの電子書籍を読むための機器である。
賛否両論、メリットデメリットについては、別の機会に書きたいなぁと 思っている。今回は、「寝落ちの友」について、
1.バックライトが付いている
電灯を消したままでも、ネムイ日もアンシン ♫
2.雑に扱ってもクシャクシャにならない
寝ヨダレが多くてもアンシン ♫
ところが
たまに、寝落ちの邪魔をする奴がいる。
今回至福の時を邪魔されていたのが「風のマジム」[著:原田マハ]だ。
説明しよう。
本書は、実話を基にしたフィクション(小説)である。
その実話というのが、先日紹介した「国産ラム酒」である「コルコル(CORCOR)アグリコール」の誕生秘話なのだ。起業して、沖縄産ラムを醸造する会社「グレイスラム」を苦労の末 立ち上げた方、「金城祐子」さんがモデルとなっている。
ダブルの夢物語
コロナ禍、在宅勤務が解かれ、マスク姿で通勤電車に揺られながら読んでいた。最近、この手の話にめっぽう弱い、「いかん」このまま読み進んだら泣いてしまいそう。いい歳こいたオッサンが朝から涙ぐんでいたら、ドン引きである。
ただでさえ、鼻をすすっていると
「風邪? コロナ?」
と、冷凍光線を浴びてしまう、このご時世。そっと、Kindleをカバンに戻す。
自分で、書いていてなんだが「冷凍光線」って、凄い武器だよね。。なんでも凍らせる光線!そんなものあるのか? そして、怪獣の放つ冷凍光線を打ち破る、ウルトラマン強し! すいません、話を戻します。。
タイムマシン
この物語の素敵なのは、主人公である「伊波まじむ」のサクセスストーリーなのだが、
この物語本の著者が、金城祐子さんに取材した2004年には、作家デビューしていない点だ。インタビュー時に、「私が物書きになれたら『小説』にして良いですか?」 と、約束しているところだ。(あとがきより)
そして、6年後の2010年にめでたく作家デビューし、刊行された(パチパチパチ)、作者とその作者が描く主人公、この2つのサクセスストーリが交錯相乗している。
因縁
素晴らしいお二方の「サクセス・ストーリー」に、しょうもない私の「サケデス・ストーリー」を絡まさせて頂こう。
私が、このグレイスラムを購入したのは、2005年。そして、少し嗜んで(たしなんで)台所の片隅に忘れ去れ、熟成?すること15年。コロナ禍断捨離で発掘!2020年に最飲することになった。
一方、この小説の原型、取材が行われたのが2004年、熟考後、小説が寄稿発表されたのが2010年。私が読んだのが、2020年。
今、お酒を飲みながら書いているので、計算が出来なくなってきた(苦笑)。バックトゥー・ザ・フューチャー並みの時代を前後する絡み合い、今このお酒を飲めたことに因縁を感じる、今日この頃でした。
(飲む理由を正当化したいだけかな。。笑)
夢に向かって邁進する主人公の「まじむ」、それを支える仲間。すがすがしい物語に元気をもらえます!
難点は、南大東島に行きたくなる点と、ラム酒を飲みたくなる点
困ったもんです。。
トップ写真:南大東島ではなく、沖縄県つながりということで・・宮古島
あと、過去記事もリンクしておきます。。
(おしまい)