ぬーやる　【旅日記】

ハンバーガーショップのカウンターに並ぶ。
平野レミ似の女性スタッフが、にこやかに出迎えてくれた。

「お客さま、ご注文はお決まりでしょうか？」

えっとぉ・・
ぬーやるバーガー　ひとつ　とぉ・・

ゴーヤーバーガー　と　ゴーヤーリングをふたつずつ

「確認させていただきま～す。ぬ～やるばーがーひとーつ、ごーやーばーがーと、ごーやーりんぐがふたーつ」

■ ぬーやる なのだ

説明しよう！（ヤッターマン風に）

ここは、沖縄にあるハンバーガーショップ「Jefバーガー」
今晩のおかずを仕入れに来たのだ。

そして、皆さんが気になっている、ぬーやるバーガーについても説明しよう！

ハンバーガーの具として、苦瓜（ゴーヤ）の卵とじと、チーズを挟んだものが、ゴーヤーバーガー。そこにさらに、ポークを挟んだものが、ぬーやるバーガーなのだ！！

沖縄本島に行ったら、ほんとう・・・・に食べて欲しいのだ。
某◯ックとは異なり、ゴーヤーバーガーはやさしい味わい、最初は少し物足りなさを感じるかもしれないが、ヤミツキになりますぞ。そして、がっつり肉系が欲しいあなたへ、ポーク入りのぬーやるバーガーがオススメ。

■ ポークなのだ

ところで、ポークって何？　というアナタ

こちらも説明せねばなるまい。

沖縄本島の方（うちな〜んちゅ）が、「ポーク」と言ったら、ポークランチョンミート

ポークランチョンミートと言えば・・あの「スパムメール」の語源になった「SPAM」が有名ですね。あと、「TULIP」という銘柄もよく見かけます。

沖縄本島では、「スパム　VS　チューリップ」抗争が「きのこの山　VS　たけのこの里」と同じように繰り広げられます（笑）

いやいや、そこにぜひ付け加えて欲しいのが、第三の勢力「オキハム」のポークだ！！　そう、「きのこ」「たけのこ」に続く勢力と言えば！

「すぎのこ村」

知らない？　あぁそうですか・・・　でも、「すぎのこ」もオキハムくらい好きなんだけどなぁ・・　すぎのこ、もっと知りたい方、検索してみよう。

話がそれてしまった・・戻そう

ただいま、那覇空港から車（レンタカー）を走らせている途中。時間が無くて焦っているのだ。本日のお宿は、本島北部のオクマリゾート、まだまだ先は長いのだ。

■ 赤タグなのだ、もんくあっか！

ここ奥間を訪れた理由は、ふたつ！

ひとつめの理由は、リベンジ！
前回訪れた際、ANAの株主優待を使った関係で、JAL直営ホテル（当時）であるオクマリゾートへ、ANAの荷物タグを付けたスーツケースを持ち込んだ。そうしたら、それはまぁ冷たい視線を浴びたんですね。。

「青タグですか、送迎バスは有料になります」

何ですと！　宿泊料を払っているのに、JALの飛行機を利用しないとホテルの送迎バスにも乗れないなんて・・・　泣

ふたつめの理由は、やんばるの森を楽しみたいと思ったから！
２歳の息子（当時）を連れての山歩きには、やんばる近くのホテルが良かったのだ。また、一戸建て風のコテージがあるオクマリゾート。おむつ満載（笑）のスーツケースを持った子連れの我々には、お隣さんに気兼ねなく泊まれる部屋が、ありがたかった。

息子には、とにかく色んな経験をさせてあげたいなぁと思っていた。ということで、造られたプライベートビーチではなく、まだまだ自然の残る森に、白羽の矢が当たったのだ。

■ 比地大滝

今回の旅日記は、すごーく古くて申し訳ないのだが、やんばるが自然遺産に登録される前、人気（ひとけ）の少ない山道を歩きたかったのだ。ゴールとして、沖縄本島最大級の滝、比地大滝を選んだ。

そんな２０数年前の旅日記。

さーて、明日は小さな子どもを連れての、トレッキングだ。少しの不安と、大きなワクワク感が、部屋を包む。

まずは、ゴーヤーリングをおつまみに
明日の晴天を祈って、カンパーイ！

ここ、オクマリゾートのコテージ、芝生広場にでると、真横にビールの自販機が・・　息子のためではなく、我々にとっても最高のロケーションであったのだ。

ふふ

プシュー

シアワセな会話とともに、夜が更けていく・・

（おしまい）

※　2023/04/28　追記
カバカジャさんが、ミンフォト（画像）の公開をとりやめたようで、トップ画像を変更しております。