秋の夜長と 生ウイスキー 【酒日記】
OSUZU MALT NEW MAKE (尾鈴山蒸留所) [宮崎県]
<2020年10月飲>
秋も深くなってきました。読書の秋にぴったりのお酒と言えば、、
やっぱり、ウイスキー (^^♪
ということで、本日は ジャパニーズウイスキー の紹介です。
焼酎好きの方ならご存じ「尾鈴山蒸留所」。その酒蔵が満を持して醸した、初のウイスキーなのだ。これを逃してはならぬ、ということで購入。
ポッキーの箱を倍くらいに厚くした段ボール、そこに白ラベルが貼られているだけ、スマートな化粧箱に入っている。
箱入り娘なのだ。
「じゃじゃーん」
食後にチビチビ飲もうと、箱を開けボトルを出すと・・・
あれ?
白い いや、透明の液体だ
再度、箱を見る。やっぱりウイスキーだよな。
「ウイスキー」=「琥珀色」
という、固定概念が裏切られた瞬間だ。
確かに、この「尾鈴山蒸留所」を運営している「黒木本店」は、あのプレミアム焼酎「百年の孤独」という銘酒を生み出した蔵元だ。その時は
「焼酎」=「透明」
という、固定概念を打ち破り、薄琥珀の焼酎に興奮したことを思い出した。また、ネーミングも「マルケス」の名作からとるなんて「焼酎」の概念をぶち壊してくれた。
今回も、まんまとやられた。
◇
透明なわけ、
ウイスキーとしては珍しく、樽に詰めて寝かす事をせず、蒸留してそのまま瓶詰して出荷された酒だ。そうだ、独断と偏見で、これを「生ウイスキー」と呼んでしまおう!
蒸留酒なのに、生ってなんだよ! とおっしゃるあなた!
「まあまあ」そういわず。だって生チョコだって生クリームだって生食パンだって、生じゃないじゃん!
封を切る。ガラス蓋を押し上げ鼻を近づける。
ふわりとラム酒のような甘い香りがする。ウイスキーとは思えない香り、さすが「生ウイスキー」なのだ。 そのあとに、いやいやオイラは穀物だかんな! という芳醇な香りが来た。口に入れる前から期待度MAXである。
口に含む、59度を思わせない爽やかさ、スラリと喉に落ちる。最初に麦の香ばしさが来て、そのあと丸い甘みが余韻として残る。甘みが残るウイスキーってあまり経験が無い。これも樽で寝かしていないからなのかな。
◇
やばい、この調子で飲んだらあっという間になくなってしまう。本を読む間も無く、グラスが空になってしまった。。
どうやらこのウイスキーは、ワンロットしか出荷しないようで、再度の入手が困難になると思われる。大事に飲まねば。
多分、黒木本店としては、寝かせたいんだろうなぁ。10年後くらいに
じゃーん!
と、熟成したジャパニーズウイスキーが「降臨」する日を夢見て、グラスを傾けるとしよう。。(って、飲んだら無くなっちゃうじゃん!)
最後に、合うおつまみは、やっぱりナッツ!
本日は、ジャパニーズナッツ?ということで、炒り大豆と合わせてみました。噛むほどに出てくる大豆の甘みとマッチして、あ~ったまらん!
やはり、このウイスキーは「生(き)」(混ぜ物をせず)で飲んで欲しいです。 生(なま)ウイスキー だけに、、 (#^^#)
銘柄: OSUZU MALT NEW MAKE
アルコール度59
THE BOX MALTING METHOD
評価: ★★★★
価格: 2,500円、コスパ:△
(おしまい)
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