茶畑を歩き 富士山と大井川を臨む ー 晩秋のしぞーか テクテク旅 ー
本年も、なぐなぐツーリスト(なぐツー)が主催する旅を、よろしくお願いしまーす。
2024年始動!
とはいっても、昨年秋の旅行記ですが・・(汗)
2024年の第一弾は、晩秋のしぞーか旅へと、ご案内いたします。
茶畑を歩く
本日は、掛川市と島田市にまたがる山、粟ヶ岳に登ります。山と言っても、標高532mの低山ハイク、1時間もあれば山頂に到達できるのだ。
ところで粟ヶ岳って、聞いたことありますか?
ご存知ないという方も・・
山腹に「茶」という文字が書かれた山、
この特徴的な山腹を見れば、
あ! 見たことある!
って、なりましたよね?
実は粟ヶ岳は、歴史的にも多くの記録が残る山なのだ。あの歌川広重の東海道五十三次にも描かれているのだ。
下の絵がそのひとつ、奥に霞んで見えるのは、富士山
ではなく、粟ヶ岳なのだ。
右手にギュイーンと登る坂は、東海道の三大難所のひとつ「小夜の中山」。真ん中でみんなが覗いている石(夜泣き石)は、現在も旧東海道の片隅に鎮座する。名前通りの伝説が残り、当時も今も同じように、「石、泣かないかなぁ」って観光客が集まっている。いつの時代も変わらないですね。笑
東山いっぷく処
そんな歴史に思いをはせながら、粟ヶ岳ふもとの駐車場をめざそう。
登山のベース基地として、今回は「東山いっぷく処」の駐車場を利用した。駐車スペースが、いっぷく処の周り数か所に分かれていて、全部で30台くらい停められる。
ここで、トイレと地図をゲット!
全体図はこんな感じ
案内板がしっかりしているので、地図無しでも迷うことはない。
ここで、
持ち物ちぇーっく!!
歩きやすい服装、ディバックを用意。山頂付近は少し登山道っぽいので、スニーカーよりトレッキングシューズが無難。そして、お茶とお昼を用意しよう。
誰が何と言おうと本日の飲み物は、おちゃですぞ!
頂上には、なんと!お店があります。が、見晴しの良いベンチで食べる昼食は、美味しいのだ。ぜひ、お昼を持参しよう。
また、車でも行けます(ただし、激狭な道なので運転が苦手な方はご注意を)
歩くのも苦手だし、車の運転も苦手・・
なんて方は
これ!
ドアを開けて遊んでいると、視線が・・
う、恥ずかしくなってきた・・さぁ出発するよ!
茶道
お茶畑の道、これが茶道 笑
麓のあたりは茶畑を縫うように舗装路がつづく。ちょうど、お茶の花の時期らしく、椿様の白い花が濃緑の畝の隙間に、チラホラ咲いている。
30分ほど歩いた頃、茶道から山道に入る。
あわわ
少し歩き、陽当り良好な道が、木々の生い茂る林に変わるあたりで
山道が参道に変わる。
阿波々神社だ。
阿波々神社の境内に寄ろう。
おっとその前に、巨石群(磐座)を見ておこう。本来は、これがご神体じゃないの? と、思うほど神々しい雰囲気の巨石だ。これが、境内の外にある理由がわからない。
阿波々神社は、創建736年。歴史のある神社だ。
参拝を済ませご朱印をいただく
そして神社のすぐ脇、5分も歩けば山頂にとうちゃーく
ただし、山頂は見晴しゼロ、お弁当を食べるのはもう少し我慢。
ひゃっほー
頂上からもう少し歩き、鉄塔脇を抜けると視界がひらける。山頂にある施設、「かっぽしテラス」に到着である。
2階テラスのベンチに陣取る。
眼下には茶畑、真正面には大井川
大井川の右側台地には、静岡空港がチラり
左前方に目をやると
よっ! にっぽんいち! 雪化粧の富士山だ
ベンチに座り、晩秋のぽかぽかと暖かい日差しを浴びながら
素敵な景色を眺めて食べるお弁当は、美味しいに決まっている。
満足満腹
ところで
トップ画像にも登場した木札。
何だと思いますか?
そうなんです、人の名前と回数が書かれているんです。
「東山いっぷく処」の壁にかかる、登頂回数を表すボード。
二千回とか、三千回とか・・
おまえら、アホちゃうか
となぜか関西弁になるオイラ
でもね、毎日でも登りたくなるほど、魅力的な山なんです。
粟ヶ岳。
みなさんもぜひ、登ってみてはいかが?
あと、ニホンカモシカには注意してね
もしかしてかもしかかも?
おやじギャグで、年始一発目を飾ろうと思ったんですが、ちょっと不発・・・
本年も寒くならず、温かい目でみてやってください。
しぞーかのタビは、もう少し続きます。
(つづく…)
富士山を海から眺めてみたい方
こんなしぞーか旅、どうですか?