舐めてはいけません三徳山 日本三大投入堂へ ー 旅の栞 徹底的に鳥取タビ ー
ホテルの高層階
窓辺から、大山を眺める。
だばだー あーあっ だばだー ♬
コーヒーが似合う朝もや
徹底的に鳥取を攻める
と豪語した、我々「なぐなぐ一味」の鳥取タビ
2日目の朝がきた
が、天気がすぐれない、お昼から崩れる予報
むむむ、「どうするなぐなぐ」
「行く順序(行程)を変えよう」
行程が(ざっくり)決まれば、レッツゴー
ホテルをしゅっぱーつ
◇◇◇
ダイ・ハード
「靴の裏をみせてください」
ここは、三徳山三佛寺
いまから、奥院である投入堂へ、参拝登山するのである。そう「登山」なのだ。
スニーカーではNGと聞いていた。
なので、登山靴もクルマに積んできていたのだ。
飛行機の搭乗口でも、靴底までチェックされたことは無いが、ここでは裏のソールまで厳重にチェックされた。見せてはいけない部分を見せた感じ、いや~ん。ちょっぴり恥ずかしい気がするのは、なぜだろう(笑)
靴裏のチェックまで、
おおげさな・・
と、思っていた自分が甘かった。
歩き始めて、2分も経たないうちに反省・・
ここで、なぐツーポイント!
三点支持
登山やボルダリング経験がある方ならご存知、三点支持(三点確保)
岩場などを登る際には、体を安定させるため、滑落の危険を避けるため、両手両足の四肢のうち、一肢のみを地面から離して進む。
小学生の時楽しんだ、ジャングルジムをよじ登る要領ですね。
右脚、右手、左手、左脚
左脚、右手即右脚、左手
ふう・・
昨日の降雨がうらめしい、
そして、本日も雨がくる前に、登らねば、
焦ってはいけないが、すこし焦る。
誰だい!
こんなところに建てたヤツは、
見上げる先は、文殊堂
あの柱の下に登山道がのびる
行きはよいよい、帰りは怖い ♬
が、普通なんだけど
行きも怖いし、帰りはマジどうするんだ!?
とりあえず、何も考えず、先に進もう
(ホントに考えなくて、いいのか? なぐなぐ)
つ、ついに!
歩くこと45分
きたーーーー!
正対して拝むことも、不安定でためらう程の急斜面。
久しぶりに、ガッツリ登山を堪能しました。
アドレナリン出まくりの、ハイテンション状態。
天気も崩れず
いやー、よかったよかった
じゃねーし
これから、恐怖のくだりが待っているのだ・・・
クサリ場を降りるのか・・
クサリ場とは
説明しよう!
んしょ、んしょ
一枚岩
鎖を使わないと、手をひっかける場所の確保もままならぬ。足先は、かろうじて登山靴のつま先を、ひっかける場所があるのみ、
学生時代、先輩に「鎖やロープは、信じるな」
と教わった。
山の中、風化が早い
安心して体を預けるのではなく、最悪の時に助けてもらうものだ。と、習った。
ところが、ここでは、全面的、全幅的、神様仏様的信頼
鎖さん頼む!
と、手に力を込めて、鎖を握りながら岩場を降りてきた。
緊張と、疲れから、少し足が震える
◇◇◇
ふぅ・・
下界に戻ってきた。
昼食にしよう
軍手を外し、登山靴を脱いで、客間にあがる。
冷たい麦茶がここちよい
窓の外を眺める
少し雨がぱらついてきた
晴れ男、改め、ギリギリセーフ男
面目躍如
少し固めのじんわり旨い豆腐、山葵漬とどうぞ、
とちもち、舞茸、イタドリ?、イワタバコ?、やまぶき? ちょっと不勉強で分からない山菜。山草の天ぷらが、体に染み渡る。
あぁ、生きているシアワセ
こんなことを感じさせる、三徳山参拝登山でした。
まだまだ、今日は始まったばかり
午後から、どうする?
翌日、広背筋の筋肉痛に悩まされることを
この時は、知らなかった。
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