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Day4・5・6⛈️9/9・10・11陸の孤島となったサパ🌾雲海に棚田を眺め、眠れぬ夜を過ごす
3日間の流れ
一番楽しみにしていた棚田のホテルは、政府命令で立ち退き
因縁のBBサパに宿泊、ハノイに帰れず初日のホテルに再度チェックイン
テラスカフェから、雲海の隙間に荒れ果てた棚田を眺める
どうにかハノイに戻りバインミーで夜食。再調整した旅行を続行
今回の旅行で一泊分のお宿としては一番奮発したホテルが、こちらの棚田に囲まれた、むしろ棚田の中に建てられた、一部屋ヴィラタイプのホテル🌾🌾🌾
周囲は複数の少数民族の集落に囲まれ、収穫間近の棚田の中を自由に歩けたり、棚田さながらのプールで泳いだり(そこは要らない)、サパを存分に満喫できるとして私が今回の旅行で一番楽しみにしていた(かつ奮発した)ホテル
・・・のはずだったのですが、到達するやいなや台風被害の危険によりベトナム政府からの立ち退き命令が出ていたとかで、早々にトンボ返りとなりました。
せめて1時間、いや30分でも居させてもらえないかと頼んだのですが、車が通れなくなるから速攻戻れの一点張り。
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その時のホテルの対応がトラウマ級にがっかりで、正直思い出すのも嫌。
この場所にはまた行きたいけど、ここの人たちには二度と会いたくない・・・
天災だから、思い通りにならない事があるのは仕方がない。
でも、ここでの思い通りのならなさは半分以上が人災。連絡すべき時にしなかったり、確認するべきことをしなかったり、打てたはずの手を全く打たない。
そのために私たちが損失を被っても、機会が失われても、一切知らん顔。
これが安いホテルならまだ納得できるけど・・・
はあぁ・・・・・・・😞😞😞これ以上はやめよう・・・😔😔😔
立ち退き命令が出たホテルに代わり、手配されたホテルがなんとBBサパ。
BBサパは、元はビクトリアホテルという名前だったが、コロナ禍で廃業。
来るときに乗ったビクトリア・サパ・トレインは、本来はこのホテルの宿泊客専用列車。それがコロナ後、誰でも乗れるようになったのですが。
コロナ後でラッキーだと思っていたのに、結局泊まる羽目になろうとは・・・
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このホテル、サパ中心部の広場の目の前にあって、四つ星で、画一化されたデザインの、無個性な大型ホテル・・・つまり私が最も避けるタイプの、ただ豪華なだけで歴史的価値も風情もないホテル。
決して悪くはないよ。人によってはきっと気に入るよ。
でも、私が望む豊かさや快適さとは違うのよ。
このホテルに泊まる位なら自分で好きなホテルを探したかったのに。その余地すら与えられなかったことが本当に許せない。
・・・いかんいかん、つい思い出し怒りが・・・🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬
納得いかない気持ちで部屋で過ごしていたら、翌日サパに戻る予約をしていた寝台バスからキャンセルと返金のメールが届く。
それはもうシレッと、ロクな説明もなく、ただキャンセルと返金の連絡のみ。
・・・目を疑いましたよね。
そしてこの頃に至ってようやく自分の置かれた状況を理解し始める。
遅いと笑われそうですが、旅先で朝晩ニュースなんかチェックしないし。
よほど動揺していたのか、この日の記憶がほぼありません。
このときにはもうベトナムのあちこちで、洪水と土砂崩れと通信障害。
一夜にして陸の孤島となったサパに閉じ込められ、災害弱者となっていた。
📌被災地となったサパの状況と、入手できた情報の質と量。当時不安だったこと・困ったことと、旅先での被災トラブルとその際の対処法については下記の記事で
どれぐらいの時間混乱しながら考えていたのか、とにかく何か食べてちょっと落ち着こうと言うことになり。
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その時は雨も小降りになっていたので、歩いて10分ほどの評価の良いレストランに。ここも黒モン族さん経営のお店でした。
揚げ春巻きと海鮮フォーにサパ風ティー(スパイスがたくさん入った、ミルクなしのチャイみたい?)
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えっと・・・普通にすごくとてもおいしかった。
ようやくベトナムのボリュームを学習したので、1.5人前を頼んで2人でちょうどよかった。
店構えはセンスないですが(なぜシカゴ???)、味と内装は良かった!
私の好きな、民族固有の刺繍のパターンも見れたし。
ひとまずホテルに戻り状況整理しましたが、とにかくはっきりしてるのはハノイに帰る手段がないということと、いつ交通が復旧するか現時点では誰もわからないということ。
既に一番の目的(棚田ホテル)が叶わなくなった上に上記状況が重なって、私はもう思考回路はショート寸前、今すぐ帰りたいよ・・・
いや、美しい棚田を見るまでは帰りたくないよ・・・!!!
不安と混乱のなかどうにかならないかと焦る頭で考えるうちに、いつの間にか眠っていたようです。朝になっても状況は変わらないまま・・・
暗い気分で朝食を食べに降りていくと、さすが四つ星ホテルだけはある。選択肢は多く、どれもおいしい。ただ私の胃袋は不安があると小さくなるので・・・
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お皿に乗せたはいいが食べれなかった。パンだけこっそりお持ち帰りして、後で食べたらめちゃくちゃクロワッサン🥐おいしかった・・・
いつも思うんだけど、朝食の時間、昼まで延長できないか。
そしたら倍は食べれるのに
ベトナムはフランス統治だったから、とにかくパンはどこもおいしい。
だからバインミーが名物たり得るんだよね。
せっかくフォーも春巻きもあるのに、パンが魅力的すぎて結局アメリカンブレックファーストにすることが多かったな・・・胃袋が2つあればな・・・
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何一つ予定が立てられないままチェックアウトの時間になってしまったので、最初のホテルに戻ることにしました。少なくとも快適さは お値段以上だし。
センスも好きだし、バスタブもあってお湯に浸かれるし、景色もいい。
どうにかこの日泊まる場所は確保したものの、台風による影響でどこも行けなくて、カフェぐらいしかない。
せめて見晴らしの良さで評価が良かった、その名もWhite cloud cafeに行ってみました。
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閉鎖されて観光できなかったcat-cat村のすぐ近くにあるカフェです。
雨が降っているのにテラス席は満席。席が空くまで待ってていいよと言われ、店内で待っていたら5分ほどで案内されました。
店内も落ち着いた内装で好きだったけど。
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一瞬晴れ間が見えたのですが、コーヒーを待っている間にまた雲が出てきてしまい、棚田は雲海の下。山の上なので天候の移り変わりがとても早い。
写真はベトナム名物エッグコーヒーとホワイトコーヒー(少し甘めのラテ?)量もたっぷり。カップなのでわかりづらいけど、グランデサイズはゆうにある。
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エッグコーヒーは・・・つまりこれってカスタードクリームが乗ったエスプレッソかな?上は激甘なのに下は苦い。どちらも胃もたれしそう。
それぞれを味わった後、混ぜて飲むのが作法?のようです。
私はホワイトコーヒーの方がよかったです。普通においしい☺️☺️☺️
パラソルがあるので雨や日差しは避けれますが、5席くらいしかない。
オン・シーズンは奪い合いになりそう。この時もオン・シーズンですが・・・
そして想像つかないかもですが、このすぐ下は崖崩れで泥まみれ。
初日に車で通った道が泥で埋もれてる(不謹慎かと思い写真は載せません)
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不安と混乱により疲れた頭でぼーっと雲海を眺め、何時間経ったろうか。
寒くなってきたのでホテルに引き返します。
雲は晴れず棚田は見えなかったけど、コーヒーはおいしいし空気もきれい。
こういう時こそリラックスしなきゃと思うけど、うまくできない。
帰り道に、おばあちゃんが一人で切り盛りしている露店があって、果物が新鮮で美味しそうだったけど、計り売りで価格が分からない。
とりあえずこの分だけちょうだいとVND100k渡したら、ゆうに1kgはあった。
どうしようかと思ったけど、旅先で新鮮なフルーツが手に入る機会はあまりないので、翌日の夜まで大事にいただいた。
日本と変わらない、大粒で甘くて種なしのおいしいマスカットでした🍇🍇🍇
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途中ケバブ屋さんもあって(というか普通にバインミーだったのかもしれない。目の前でクルクル回し焼きしてる豚?をそぎ切りにして挟んでくれた)。
値札が貼ってあるタイプのお土産物屋さんもあったので、私はまたも刺繍製品をあれこれ見比べお買い物しちゃった。📌前日の有料記事に詳細載せてます
部屋に戻ったらウェルカムフルーツとスイーツもあったので、もう立派な晩御飯。前の時よりもお部屋を上階にしてくれたので、眺めもいい。
(これでフロント階よりも地下なんです・・・)
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一応テレビで情報収集したりもしましたが・・・(詳細は以下の記事で)ゲームしたりして不安を紛らわせるうちに、この日も寝落ち・・・
この頃には、もうなんか考え疲れてヤケクソになってた。
状況が分からない不安と、情報が不確かで遅い混乱と、目的が遂げられなかった悲しさと、棚田ホテルの対応が酷かった怒りと、何も出来ないままキャンセル料だけがかさみ続ける悔しさが渾然一体となり、こうなったらもう帰らんぞと。
残りの旅程をいっさい諦めて(キャンセル無料の時期は過ぎてた。行けないのに払わないといけない!)
帰りの飛行機までサパに住んでやるぞ、と。
黄金色の棚田を見るまで帰らんぞ、という気持ちになってたところ・・・
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ハ“ノ”イ“ も“と”れ“た”
📌状況と経緯と手段と金額と途中の被災地などの詳細は以下の記事に
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オーバーナイトで予約したクルーズは惜しかったので(今回、一回で支払うもの?のお値段としては一番高い)、間一髪間に合って良かった・・・かな🥲
有料記事で読めるもの
・被災地となったサパの状況と、入手できた情報の質と量。一番不安だったことと困ったこと。旅先で被災した時の私の対処法
・その状況からハノイに戻った経緯と手段と金額。途中の被災地などの詳細
ここから先は
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