Day10・11🌕9/15・16Hoianランタン祭🏮Mỹ Sơn （ミーソン）遺跡と中秋の節句

２日間の流れ

朝一ハノイのホテルを出て、ノイバイ空港からホイアンのダナン空港へ
ホイアン旧市街のホテルにアーリーチェックイン、旧市街を散策
翌朝はミーソン遺跡を見学、アプサラの舞を見て再びランタン灯る旧市街へ
シャワーを浴びて獅子舞う中秋の節句のホイアンを発つ。深夜便で成田へ

午前9時のダナン行きの便に乗るべく朝一でハノイ、アドニスホテルを発つ。
もともと少食で朝は入らない私はこのホテルは朝食なしだったのも嬉しい（もちろん別料金で食べれる）
ドアマンさんもテキパキしててサービス良かったな。もっと評価されるべき。
夜も静かだったし中継地点としてはほんとに良いホテル。何より安い。

入り口が分かりづらいから貼っといてあげよう（看板が小さすぎ）

ダナン空港まではフライトで1.5時間。Grabでホイアン旧市街のホテルへ。
空港から旧市街まで約45分、VND365k。

空港のターンテーブルで荷物を拾ってGrabの客待ち駐車場までほんのわずか。
お値段もピンからキリまでいろんな車種が止まっていますが、キリの方でも普通に快適でした。

ホイアンは旧市街から徒歩圏内でリーズナブルな良いホテルがたくさんあったのでかなり迷ったのですが、センスとお値段と快適さと旧市街からの距離・・・と、それはもう迷いに迷い・・・

結果大正解です👍総合評価でベトナム10泊中一番良いホテルだったな。
センスはいいし、とっても快適だし、旧市街からも徒歩圏内でロケーションも良く、スタッフのサービスも良く、ホテルの構造も考えられていて使いやすい、下記に述べる理由でミーソン遺跡にも行きやすい、何よりリーズナブル！

📌こちらのホテルの詳細は下記の記事で。今回のベトナム旅行、唯一文句なし。

エントランスは見逃しそうなほどさりげないのですが、奥に細く長い構造で、後に述べるようにとても考えられた設計になっている。
到着したのはお昼前ですが、ウェルカムドリンクをいただいた上に2時間のアーリーチェックインをサービスしてくれました。これはめちゃ嬉しい・・・

予約サイトのお写真通り、とてもセンスよく快適で、しかもなんと

下に服を着ているので実際より20%太めです（言い訳）

シルクのナイトガウンが付いてましたよね・・・
他のホテルもランクにかかわらずバスローブはついていたのですが、シルクはここだけだったな・・・思わず着たよね。人生でもう二度と着る機会はないな！

あと、水回りが真鍮+琺瑯製品と言うのもポイント高いなぁ。
こういうさりげないセンスにテンション上がる。

さて。朝ご飯を食べていなかったのでさすがにお腹が空いてきて、評判の良いレストランはないかなと思ったら、近くにたくさん！

どこもそうですが、旧市街ど真ん中よりもちょっと街外れあたりに良さげな食べ物屋さんは多い。なのでホテルも敢えて中心部より少し端の方にする。
その分歩く距離は多いワケですが、途中に素敵なお店を見つけたりするとお得な気分になりますし💕

そして今回もそれで大正解！へへ😋
ホイアン名物ホワイトローズと揚げワンタン。そして伊勢うどんのルーツだか、伊勢うどんがルーツだかの麺。どれもおいしい！おいしい！

値段は一皿VND50〜60kくらい

最後にココナッツミルクコーヒー（VND50kくらい）をオーダーしましたが、これも実においしい😋（ココナツミルクがシャーベット）
推しと撮っている間にどんどん溶けちゃいましたが、もう一杯飲みたいくらいおいしかった・・・景色も素敵。風も気持ちいい・・・

こちらのお店！接客も丁寧だった。

Old River Restaurant - Bar · Quảng Nam, Quảng Nam

暑い時間帯で道ゆくお客さんも少なかったせいか、川べりのパラソルの特等席を座らせて貰いました。夜、明かりが灯る頃も綺麗だろうな。

遅めのランチを食べ終えて、まだ日差しは焼き付くような暑さだったので、一旦ホテルに戻り涼みます。
残りの現金がかなり乏しく（ご飯一回分あるかどうか）、翌日の夜が帰国でしたがどこかで現金を手に入れつつ、旧市街をぶらぶらすることに。

プルメリアが咲く夕暮れに提灯の火が灯り始める・・・

途中、素敵なアップサイクルのお土産屋さんを見つけ、伝統工芸であるDong Gia と言う焼き物をご購入。
こちらはベトナム旅行2日目の📌刺繍のモチーフ、各部族の違い、他の伝統工芸（有料記事）に詳細を載せています。

Hart Hoi An - Upcycled Home Decor · Quảng Nam, Quảng Nam

何しろ焼き物は持って帰るのが大変なので、小さめのマグカップだけ厳重に包んでもらってご購入しました。

店員さんの説明も丁寧で、英語も比較的聞き取りやすく、こじんまりとしたセンスの良いお店です。陶芸だけでなく織物なども数多くありました。
この先にホテルがなければ見逃していたと思うので、素敵な出逢いだったな〜

陶芸はみんなそうですが、色合いや模様が一皿ごとに微妙に違って表情があり、同じ形、同じ値段でもどれにするかとても迷いますね。

さて、お土産を買えたは良いもののATM探しに難航します。数自体はGoogle Mapsにたくさん表示されるんだけど・・・

サパでは24時間営業のATMでどうにか現金が引き出せたのですが、 ATMによってはまず2次元バーコードを読んだり（アプリを登録して会員になれと言うことなのかもしれない）操作が直感的でなくわかりづらい。英語もよくわからない。
そのためこの日は現金を手に入れることができず。

ちゃんとした食べ物屋さんはほとんどカードが使えたのですが、夜市をぶらつくとなると現金は必須。
途中バインミーで有名なお店の2号店があったので、残り少ない現金で夕飯を買ってこの日はそのままホテルに。有名店だけあって普通においしかったですがそこそこ並びました。

Bánh Mì Phượng 2 · Quảng Nam, Quảng Nam

ココナッツジュースとバインミー。
なんかココナッツジュースが予想と違う形で出てきた🧉あとココナッツとココナッツミルクは別物なんですね（当たり前）🥥
この時は喉が乾いていたのでよかったですが、そのうち少し・・・うーん
クセのある梨というか・・・喉が渇いてる時はおいしいんだけど段々・・・

この時のお肉がベトナムで一番柔らかくて美味しかったな
ベトナムの料理は全体的にお肉が固い。歯の治療中の人はきつい

体力に余裕があれば（充分あった）翌日の最終日はミーソン遺跡に行くつもりだったのですが、ここで問題が勃発。

ミーソン遺跡の入場料分の現金がなく、入場料にカードが利用できるかどうかの情報がない。近くにATMなどない山奥。ホテルで円は換金できない。
残る手段は近くの大きなリゾートホテルまで行って日本円を換金してもらえるかどうか・・・

翌日どうにか遺跡に行けました。
📌ミーソン遺跡の事前チケット購入と、遺跡までのリーズナブルな往復の交通手段の詳細については以下で
（帰りの交通手段に悩んでいる人ネット上にいっぱいいたので）

翌朝まずはホテルの朝ご飯をゆっくり堪能。ここも美味しい・・・！
目の前にプールがあるので、例のシルクガウンを纏って優雅に食べている方もいました（ここのプールは全然水素臭くないから嫌じゃない。）

しかし胃袋が致命的に小さい・・・！あと2回はおかわりしたいのに！
フォーもめっちゃ美味しそうだったのに・・・！
ケーキエリアも１周したかった・・・！

遺跡は車で１時間ほどの距離。ここは酔わないよう、全集中で行きます。
思ったほど激しい山道じゃなかったので、酔うこともなく無事に到着。

ここはシヴァ派ヒンドゥー教の聖地。
ベトナム戦争で多くが破壊されてしまい、ほぼ廃墟のようなレンガ造りの建物がたくさんあります。が、私のお目当ては舞踊。

全部合わせても15分ほどの短いショーなのですが、壺を持った庶民的な踊りと縦笛を使った音楽、そして

アプサラの舞と呼ばれる、シヴァ神に捧げられた宮廷舞踊。
最初、「布でぐるぐる巻きにされた何か」が登場するのですが、音楽がスタートすると同時にくるくるっと解けて、踊り子さんが登場。

露出高めのお衣装なのでちょっとドキッとするし、この演出ってクレオパトラがカエサルの前に登場した時と同じよね？
「オーッ?!」と言う隠し切れないどよめきが（主に男性陣から）湧き上がる。
黙って見ろや💢

衣装が無駄に安っぽいのと、場末のストリップかと思うような（行ったことないけど）雑なライティングのせいでやや台無しなのですが。
ショー自体はかなり見ごたえある。というか入場料ほぼこの見学料では？

踊り子さん達、一見ちょっと太めに見えますが、舞と一体化しているというか。スレンダーな踊り子さんもいたけれども、ポーズを決めたときに不安定というかいまいち美しくないんですよ。
レリーフにも掘られている舞いですが、レリーフの女性たちもかなりむっちりしてますし、スレンダーよりも妖艶に見える。

着物美人も凹凸のない柳腰が美しいとされてますし、この体型がこの国では一番美しく見えるような踊りや衣装なんだろうと思う。
遺跡の観光もそこそこに、私はショーを２回見た。満足。

暑いーとにかく暑いよー🫠

３時間滞在しましたが遺跡は結構広いので私はそれともギリギリだった。ゆっくり鑑賞したい方はそれ以上の時間を見たほうがいいです。
9月中旬で日傘必須の暑さ。
来た道を戻り、ホイアンへ。

遺跡を3時間歩いた持つこともあり、とにかく何か飲みたいとなってホテル近くのカフェへ。ここもめっちゃ大当たり。雰囲気も抜群・・・！

ホワイトカフェとチーズサンド、そしてマンゴーヨーグルトをチョイス。
マンゴーはこの量（グランデサイズ）いっぱいでVND65k。
うわーん｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡💕💃🏻💕（嬉しみの舞）

壁飾りの棚。伝統工芸の陶器が飾られている。

ここのチーズトーストもこの店の個性があってほんっとうにおいしかったですが、マンゴーがあまりにおいしかったのでマンゴートーストも頼んでみた

うん、もうお昼ご飯いらないね。なんなら夜もいらない・・・ゲフゥ😚

Little HaNoi Egg Coffee ( Hoi An ) · Quảng Nam, Quảng Nam

ここのカフェはベトナムで唯一お冷や（お水）を出してくれたのも、特別感があったな。他と比べて明らかにお高いと言うこともないし・・・
それにお気づきでしょうか。ストローがガラスなんです！おしゃれ！

今時プラスチックはエコじゃないし、かといって紙は飲みづらい。
まさかのガラス！素敵。自宅だったら割るのが心配で絶対に使えない！

外装もホイアンでよく見るタイプの典型的なコロニアル建築だったし、もうここに泊まりたいくらい。夜になってランタンが灯るとこんな感じ・・・

少しずつ日も傾いてきたので、日本橋の方向に向かって川べりを歩いて行きます。時刻はちょうど日が沈む頃。バタバタと店支度を始める屋台たち。
川べりの店々に、いつの間にかランタンが灯っていく。

昨日あれだけ探して見つからなかったATMなのに、唐突にゴールドショップが見つかり、あっさり円からVND（ベトナムドン）に換金できました。
この換金ショップはGoogleマップの検索に出なかったので、
📌と日本円換金できたショップの詳細とホイアンマーケットの値引き目安は下記の記事でご紹介します。

マーケットにも近いしレートも悪くないので使いやすいかと。
途中ベトナムコーヒー（豆）🫘を売っている屋台があって、思ったよりマケてくれないから諦めちゃったけど、結果的に空港よりずっと安かったので買って行けばよかったな。

ところで、ホイアンでは毎月一回満月の夜にランタン祭があるはずで、今回の旅程も2024年のランタン祭の日程をあらかじめ調べて組み込んだのですが・・・
普段とどう違うんだかよくわからない。

今回のベトナム旅行の計画、

ハノイの週末限定のナイトマーケットに合わせ、
サパの稲刈り直前のハーベストムーンの棚田に狙いを定め、
バックハーの日曜市場（サンデーマーケット）に向けて慎重な調整を行い、
ホイアンで満月の夜のランタン祭を過ごし、
職場の夏季休暇推奨期間にねじ込む

という立体パズルのような難解かつ完璧な旅計画だったのに・・・もう全てが崩れ去った
こんなに予定通りにならない旅行、初めて・・・うわーん　°・(＞_＜)・°

とにかく、どう見てもランタンは毎晩こんな感じという気がする。
川べりでは紙製のランタンが売られていて、川に流しながらボートで遊覧したり、そんなボートで川は渋滞。

ところが実はこの夜（正確にはここ数日)、一年のうちでも特別な時期

だということが判明。

この派手な動くオブジェ何かなあと思ってたところ、空港に向かう道すがらGrabの運転手さんに聞いたところ、「 Rion Dance 」ですと。
ライオンダンス・・・ライオン = 獅子・・・の踊り = 獅子舞！？

何故に獅子舞？！と聞いたら中秋の節句だということがわかりました！
なるほどね！中秋の満月！！ハーヴェストムーン！！！

商店や家々の前に、こんなお供え？が置かれていた

家々の前に飾られた一見ザツな、しかし妙に親しみのあるお供えと、チンドン屋10人分くらいの騒がしさであちこち獅子舞が踊り狂っていた謎が解けました。

ランタン祭にばかり気をとられていて中秋などという事はすっかり忘れていましたが、ここは東洋の稲作文化圏。盆暮れ正月と同様に豊作を祝い家族の幸せを願う大事な行事なのですね。
つまり、これはススキとお月見団子みたいなもの・・・

ここに来てようやく、ベトナムが日本と地続きの文化圏なんだなということがしみじみ感じられました。もう帰国は目の前ですけど！

さて獅子舞たちにあちこちで出くわしながら、深夜0時のフライトで成田へ出発・・・と行きたいところですが、この日も当然ながら汗だく。

深夜便にしたのは、その方が目一杯観光してから帰れるのと、少しばかりフライト代が節約できるのと、朝成田に着いた方が身動きが取りやすいと言う理由からなのですが、やっぱり困るのは身支度。

ダナン空港でシャワー浴びる手段は無いかといろいろ模索していたのですが、有料ラウンジを使えるご身分でもない限り使えない。
ホテルをレイトチェックアウトするにしても数時間が限界。日が暮れてから使うとなればもう１泊抑えないといけない。それはちょっとためらうお値段・・・

いや！私はすっかり忘れてました。初日と同じですね。
どこか安いホテルを別にとって、宿泊せずに使えばいいのです。
ハノイの時と同様、デイステイできるホテルを探してシャワーを浴びて身支度を整えました。

でも後で検索したら普通に一泊で¥2000未満のホテルがホイアンにはたくさんありました。無理してデイスティを抑える必要なかったな・・・失敗失敗！

シャワーを浴びてお土産を詰め直しつつ身支度を整えて、深夜0時のベトナム航空で成田に向かいました。空港の中でも獅子舞とアプサラ舞のような踊りが見れたので、最後までベトナムを満喫。

被災により心残りの多い旅となりましたが、その分学びも多かったです。
おしまい！

📌有料記事で読めるもの

・センスよく快適で旧市街徒歩圏内の、リーズナブルなおすすめホテル
・ミーソン遺跡の事前チケット購入と、遺跡までのリーズナブルな往復交通手段
・ホイアンマーケットの値引き目安と日本円を換金できたショップの詳細

わたし