自発して欲しい気持ちから別なことにも思いを馳せる
会社でちょっと思うことは、指示があれば綺麗に動けるのに、無いと何もできない人が散見すること。自発力不足を感じるものの、果たしてそれは必要かどうかも断言できない。組織では上意下達(じょういかたつ)が基本だからトレース力のほうが重宝されるのかも知れない。
そうなるとしっかりした指令が必要となるが、それはそれで何か物足りない。ストラテジーではなく、頑張ろうという精神論がメインになってきている。
なので、変革すべきは上司の意識でもある。
とはいえ、気になっているのはその受け身加減なので、どうしたら率先してやるようになるんだろうと考えていたところに、デザイン思考の記事を発見。広告だったのだがリード文に釣られて読み、このくだりが気に入った。
「君たちは道がある山だったらいくらでも高い山に登れるけど、道がないとすぐにあきらめるよね」と叱咤します。道がない山に自分で見通しをつけ、自分で道を切り拓き、どんなに小さな山でもいいから自分で登れるようにする、それこそがイノベーション。
これを読んでハっとした。マニュアル君じゃないか。お手本が無いと何もできないとイノベーションは起きない。イノベーションと聞くと大袈裟に感じるが、開発していくものはみんなイノベーションだと思う。新しい考え、取り組み、やり方。コロナ禍でテレカンが市民権を得てしまったように、イノベーションで便利は得られていくのだ。
出典:“デザイン思考”って、ほんとのところ何ですか?「Re:public」田村大さんに聞く、日本発イノベーションの起こし方
https://greenz.jp/2014/04/07/hiroshi_tamura/
うっすらぼんやりと思っているようなコト、調べてみるとちゃんと言葉があったり、先駆者が大勢いたりすることが分かる。自分の中でうじうじ考えずにすぐ調べると楽になれる気がした。アジャイル開発もそう。お客さんに提案を出すときに6合目くらいで見せてしまうと引き返す場合も怪我が小さくて済むことに気付き、その手法を他でも転用しようとしていたが、これってアジャイルじゃないかと気付いた(違うかも?)。言葉があると途端に勇気付けられる。勝手につけたりもするときはあるが、やっぱり先駆者が咀嚼しやすいワードをしっかり付けているなあと感じる。ありがとう先人。