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武器②(撮影)クリップオンストロボ

1カ月に1~2回の仕事なので、本格的に揃えるには不足、レンタルでも良いが、機材慣れしたいのもあり個人的に買いそろえている。
出版社時代はクリップオンのみの運用で来たが、オンカメラには限界があり、オフカメラでのライティングに挑戦しはじめたのが本格的には2018年ごろ。案件ないと練習すらしないのでOJTそのものである。
当初は社内スタジオの機材を借りていただ、先述の理由から個人所有をじわじわしてきた。色々調べたり聞いたりしつつ。
一番最初はモノブロックを持ち歩いていた。デカイし重い、機動力はない。
セッティング時間がほぼないという案件にぶつかったのでコードが必須なモノブロックではなく手軽なクリップオンに目を付けた。
中でも破格だったのがNEEWERのTT560

買い足して買い足して5台まで増えた


それまでキヤノン純正クリップオン利用者だったのでその軽さに驚く。半分以下ではないか。大きさは変わらないのに。
そして光量調整とスレーブ切り替えしかないという潔い操作。これが逆に余計なこと考えずに済むので大変良かった。液晶じゃなくLEDでの光量表示という超アナログ仕様。ゆえに故障もエラーも無縁だった。今でも予備として毎回帯同しているが乾電池電源なので本当にどこでもどうにか出来る。
もちろん無線なんて搭載してないので外付けしたり、発光スレーブにはお世話になった。発光スレーブにしたせいで隣のセットでも一緒に光っていたのは苦くも懐かしい思い出。とにかくどういうセッティングにすればいいかを考えていく段階ではとてもとても役立った。
今でも人に聞かれたらおすすめとして勧めたい。
聞いたことのない中国ブランドだったがレビューはかなりの高評価だったのも後押ししたし、実際良かったので私も高評価をつけた。歴史が浅かろうが良いものは良いのである。GoPROでもそれは感じたし、DJIなんか言うまでもないだろう。すっかりNEEWERファンになった。最終的には5だいまで買い足した。当時は今と違いやすくて3500円くらいで1台購入できた。1回飲まなければ買えてしまう安さ。毎日買ってもいいくらい。溺愛した。

TT560を2台利用で光量は2倍!

ミスファイヤーで転機が訪れる。
いかに軽くて有能なTT560でも所詮乾電池である。調子に乗ってバンバン撮っていくといミスファイヤーが生じる。真っ暗事件である。連続すればするほどどんどんリサイクルタイム(チャージ)は長くなっていく。対策としてはストロボ2個付けで光量半分に絞るなども試したがこれはもう電池の課題でもあった。エネループプロにしたら多少改善はしたが、それでも20枚以上からは格段に遅くなってしまった。これではいかん。ポートレートはリズムも大事にしたい。モノブロック電源コード式なら魔法のように速いがコードレスの良さも捨てがたいのでなるべく戻りたくない(バッテリー式モノブロックはなぜか選択肢になかった)。そこでバッテリー式クリップオンがあることに気付いた(遅い)。

選んだのはGodoxのV850-3。TTLが付属しないが、どうせ多灯だと調整もできないだろうしと860ではなく850に。値段が全然違ったからだし、今でも850は最高の1台だと思う。コストも含めて。AD200も良さそうだが、いざという時オンカメラにも使えるのは最強である。850は劇的に快適さを提供してくれた。今まで撮影前にはエネループ充電大会だったのが1台1個で良いのは驚くほど楽になった。もっとも乾電池を1本ずつ素早く入れる準備は嫌いじゃなかったが。リボルバーの拳銃への装弾みたいなのだ。手元を見ずに周囲をうかがいながら(必要ないけど)1本ずつ素早く装填していくと気分はガンマンである。次元大介はかっこいい。やっぱり拳銃はリボルバーだと思う。余計な脱線。でも、拳銃がオートマチックになり、マガジン1発装填に変わったように歴史はここでもアップデートされる。カチャン1回で装弾完了である。
そして感動的にチャージが速い。すぐ次が撮れる。これはいいぞ!となった。同時に無線内蔵なので送信機も購入。

TT560と併用なのでまさかのトリガー重ね付け。これが出来たのもX1の良い所

ダイヤルの回転方向が良いという理由だけでX1Tにしてしまったが、使っていくうちにX2にすれば良かったとも何度も思った。便利だが階層潜るのがちょっと手間なのである。のちにXPROにしたときは感動的に改善されて嬉しかった。
無線調整で何が良いかというと、高い位置にあげてしまった後や、アンブレラタイプソフトボックスだと中に内蔵してしまった時なんかに超便利なことである。これに慣れすぎてもいけないことも分かったが、とにかく便利である。無線形式はメーカー互換性が無いため、おのずと次もその次もGodoxで揃えることになった。V1、そして860と3台体制に。

850だけOKボタンが赤い

Godoxだけにしてしまえばもうトリガー2台重ね付けも不要で、カメラがすっきりする。2台付けは亀の子みたいで可愛いが、この子も電池なので台数分の電池を気にする必要はある。忘れると大変だし、残量も覚えておく必要がある。

亀の子みたい


1個だけはまあ普通かな


X-PROは使いやすさ抜群!


予備でX1Tも持ち歩く。チャンネル同じにしておけばすぐ交換して戦えるので安心できる。


バッテリー軍団

今もクリップオンでは良く撮るけれど、状況が許せばモノブロックも使う。500カット以上の時は有線が基本。ゆえにスタンドも大型だったりセンチュリーだったり。有線でもGodoxだとトリガーは同じままなのでとってもラクチンである





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