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すっかり適応布ハウス。ふと思うとげの思っていること。

今日も夜ご飯の日。

とげはしっかり布ハウスに潜るのが気に入ったのか、夜中に活動して朝になる頃には潜って眠っているようになった。

テラコッタも良かったかもしれないけれど、こっちは転倒のリスクがないからその分良い。

日中は時折ハウスから出てはお水を飲んだり、カカカカと身体を掻いた後また潜ったりしていた。

そんな様子を眺めつつ、見ていなかった映像作品をちまちま見たりしていた。

続きが気になるなあと思いながら飲み物を飲んだりしていると、あっさり夜がやってくる。

さあ、掃除の時間だ。

布ハウスの下にいるとげを気にかけつつ、食器を回収。

うんちもサッと片付けて、枯山水も終わらせる。

さあ、いよいよとげの潜っている布ハウスへ手を伸ばす。

そっと持ち上げると、ギュッと丸まり警戒のとげ。

シュッシュと保湿スプレーを浴びせ、ミルワームで補償する。

ねぐらへ駆け込むとげを横目に、回し車を回収。

チャチャっと洗ってしまうのだ。

洗って部屋へ戻り、部屋を整える。

回し車と布ハウスを設置すると、とげがゆっくり出てきて部屋を巡回する。

その間にお水を用意して、ご飯をよそる。

チャカチャカと、スプーンとご飯が当たる音に反応したとげが、ササっとこっちへ視線を向ける。

一旦ねぐらに入る…と思いきや、こっちをジイと見つめてくる。

お皿を近づけて、名前を呼べばお皿へソソソ。

カリカリ音を立てて食べ始めた。

食いつきを良くするためのミルワームをすぐに全部食べてしまい、その後しばらく主食を堪能してねぐらへ帰った。

その後はいつも通りの自由時間。

とぷんとお風呂に浸かりながら、ふと思う。

とげハウスの中で過ごすとげは、満足しているのかな…とか。

お湯を上がって部屋に戻り、ぼーっとしているととげが回し車で遊び始める。

とげにどんな感情があるかはわからないけれど、嫌な気持ちになることが少なければ良いな。

そんなことを思った。

これを書いている今、とげは砂場で眠っていた。

穏やかに見える。

明日も元気でいてくれたら嬉しいな。

長く元気でいてね、とげ。

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