マガジンのカバー画像

醸造家の視ている世界

サークルメンバーになることなくメンバー限定記事を読むことのできるマガジンです。 サークル内でのみ公開している記事や動画の一部もご覧いただけます。
ドイツのワイナリーで現役の栽培・醸造責任者としてワイン造りに関わっているNagiが見ている視界や考…
¥1,000 / 月
運営しているクリエイター

#ワイナリー

ワインの売り方に対する一つの提案

昨年、2023年にWeingut Eva Frickeで醸造責任者として手がけたワインがおかげさまで大変高い評…

980

ワイナリーの四方山話|専業が専業になりきれない理由

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

高コスト体質の根幹を考える

ワインの値上がりが続いています。最近の各種資材価格やエネルギー価格、そして人件費の上昇を…

500

ワイナリーの四方山話|先入れ先出しという常識を再考する

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

ワイナリーの四方山話|容量はあってもタンクが足りない問題

ワイナリーでの仕事、特に醸造関連の仕事は常にパズルを解いているような感覚になります。どの…

2024年の収穫も目前。現在の畑の状況

2024年。この年は近年に輪をかけておかしな気候の年として記憶に残る年になりそうです。この記…

500

ワイナリーの四方山話|従業員からみたワイナリー当主の十人十色と労働事情

ドイツのワイン業界に関わるようになって10年と少しが経ちました。この間、いくつものワイナリーを見てきました。実際に組織の中に入ったこともあれば、外から眺めただけ、もしくは仲間内で話を聞いたなど関わり方は様々でしたが、そうした中でいつも興味を持っていたのは、ワイナリーの当主の現場への関わり方の違いです。 ワイナリーの当主の関わり方については以前、こちらの記事でも触れています。 私のように雇われでワイナリーに関わる立場では、そのワイナリーの当主がどのような形でワイン造りの現場

ワイナリーの四方山話|環境が整い選択肢が増えると判断を間違う

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

シーズン初めにシーズンの終わりを迎えないために

異常気象、という言葉がすでに恒例になりすぎて陳腐化し、誰も今の状況を異常とは思わなくなり…

コルクを巡るトラブル

コルクに関する問題といえば、ブショネです。TCA (2,4,6-Trichloranisol: トリクロロアニソー…

980

ワインは毎年同じでなきゃいけない?ワインの差はどこまで受け入れられるものなのか

ワインは毎年味が変わるもの。ワインに詳しくなくてもなんとなくそういった認識をお持ちの方は…

300

ワイナリーの四方山話|ワイナリーの足元に広がる負の連鎖

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

ワイナリーの四方山話|ナニモノかになりたい圧

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

ワイナリーの四方山話|ボトル重量の正解を探す旅

ワインの外観に注目したとき、もっとも話題になりやすいのがラベルのデザインで、その次が栓がスクリューかコルクか、である気がします。もっともこの両者の間にはとんでもなく大きな隔たりがあり、一般には栓に注目しはじめるとそれはもう、すでにマニアというか変態というか、みたいな印象さえ受けます。とはいえ、ワイナリー関係者にとってこの栓の問題は決して小さな問題ではありません。製造側も販売側も、誰もが真剣に関わっている問題です。そして最近、こうした目立たないけれど当事者たちにとって大きなイン