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昨年、2023年にWeingut Eva Frickeで醸造責任者として手がけたワインがおかげさまで大変高い評…
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ワインの値上がりが続いています。最近の各種資材価格やエネルギー価格、そして人件費の上昇を…
ワイナリーでの仕事、特に醸造関連の仕事は常にパズルを解いているような感覚になります。どの…
2024年。この年は近年に輪をかけておかしな気候の年として記憶に残る年になりそうです。この記…
ドイツのワイン業界に関わるようになって10年と少しが経ちました。この間、いくつものワイナリーを見てきました。実際に組織の中に入ったこともあれば、外から眺めただけ、もしくは仲間内で話を聞いたなど関わり方は様々でしたが、そうした中でいつも興味を持っていたのは、ワイナリーの当主の現場への関わり方の違いです。 ワイナリーの当主の関わり方については以前、こちらの記事でも触れています。 私のように雇われでワイナリーに関わる立場では、そのワイナリーの当主がどのような形でワイン造りの現場
異常気象、という言葉がすでに恒例になりすぎて陳腐化し、誰も今の状況を異常とは思わなくなり…
コルクに関する問題といえば、ブショネです。TCA (2,4,6-Trichloranisol: トリクロロアニソー…
ワインは毎年味が変わるもの。ワインに詳しくなくてもなんとなくそういった認識をお持ちの方は…
ワインの外観に注目したとき、もっとも話題になりやすいのがラベルのデザインで、その次が栓がスクリューかコルクか、である気がします。もっともこの両者の間にはとんでもなく大きな隔たりがあり、一般には栓に注目しはじめるとそれはもう、すでにマニアというか変態というか、みたいな印象さえ受けます。とはいえ、ワイナリー関係者にとってこの栓の問題は決して小さな問題ではありません。製造側も販売側も、誰もが真剣に関わっている問題です。そして最近、こうした目立たないけれど当事者たちにとって大きなイン