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醸造家の視ている世界

サークルメンバーになることなくメンバー限定記事を読むことのできるマガジンです。 サークル内でのみ公開している記事や動画の一部もご覧いただけます。
ドイツのワイナリーで現役の栽培・醸造責任者としてワイン造りに関わっているNagiが見ている視界や考…
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#サークル記事

醗酵時における微生物多様性

普段、我々がワインを飲む際に感じる多彩な香りはブドウからもたらされる揮発性化合物のその前…

500

スパークリングワインの吹き出しをどう防止するのか、その醸造的手段を知る

ワインに限らずミネラルウォーターやビール、ジュースに至るまで、炭酸飲料というものは開栓時…

500〜
割引あり

ブドウの樹齢とワインの品質に関係があるように思える理由|Part 2.

ワインの味や香り、品質に大きな影響を与えると思われているブドウ樹の樹齢。高樹齢になるとワ…

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ブドウの樹齢とワインの品質に関係があるように思える理由|Part 1.

ワインの味や香り、品質に大きな影響を与えると思われているブドウ樹の樹齢。高樹齢になるとワ…

コルクは本当に理想的な栓なのか

ワインの試飲会に参加していると時々、不思議な印象を受けることがあります。リースリング、そ…

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ブドウの花と温度の影響を知る

ブドウの花が開く時期になりました。ブドウの花は萌芽から7~9週間で開きはじめ、満開になっ…

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酵母と甘口ワイン|高浸透圧下での発酵を知る

ワインに限らず醸造酒と呼ばれる種類のお酒を造るうえで酵母は欠かすことが出来ません。酵母がいないとアルコールを作ることが出来ず、世の中には甘いままのジュースや煮汁しかなくなってしまいます。 酵母はその存在自体がとても重要ですが、同時に特性を知ることもとても重要です。酵母の特性を理解してそれに合わせた使い方を幅広く知っていれば、それだけ味やニュアンスの異なるお酒を造り出すことが出来るようになります。 酵母の特性を知っている、という意味では日本酒造りは典型的です。 日本酒では

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プレパラシオンの有効性を科学する|ビオディナミを理解する

バイオダイナミック (biodynamic)、もしくはビオディナミと呼ばれる農業の方法があります。ビ…

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ドイツにおけるNo-Low市場への取り組み状況

まったくアルコールを含んでいない、もしくはごく少量のアルコールを含むだけの低アルコール市…

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抽出の基礎条件とその効果

ワインブロガーのヒマワインさんと一緒に主宰しているYoutubeチャンネルでロゼワインをテーマ…

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グルコースオキシダーゼはワインの苦境を救う一手になるか

グルコースオキシダーゼ (glucose oxidase: GOX) と呼ばれる酵素があります。ブドウ糖 (グルコ…

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ワインの苦味と醸造手法

最近、ワイン造りの現場で以前よりもワインの苦味を意識する機会が増えたように感じています。…

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ワインを使ったワインの希釈という醸造手法

ワインのアルコール度数の調整が課題です。厳密にいえばアルコール度数というよりも収穫時のブ…

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ワイングラスの形と香り

ワインを飲む時にはできるだけ美味しく飲みたいと思うのは当然のことです。 輸送や保管条件を別にすればワインをより美味しく飲むために必要な要素としてよく言われるのは温度、抜栓からの時間、そして適切なグラスの使用です。温度や抜栓からの時間は比較的明確な指標ですが、「適切な」グラスの使用については少し状況が変わります。そもそもなにをもって「適切」とするのかの判断が容易ではありません。 世の中を見渡してみると、白ワインには小ぶりで開口も狭いグラス、赤ワインは大ぶりのグラス、デザートワ

¥498