どうしようもできない自分を受け入れて生きること
ちんたらと日々を生きていたら、最後のnoteの更新から3ヶ月も経っていて驚き桃ノ木なんとやら。
久しぶりの更新は、自分について少し分かったような、分かっていないような。そんなお話をしようと思う。
「HSS型HSP」。
この言葉を聞いてピンとくる方はどれくらいいるのだろう。ちなみに私はつい最近この言葉を知った。
HSS型HSPは、HSSという刺激を求める外向的な面を持ちながらも、HSPという繊細で傷つきやすい気質を持つ人のことをいうそうだ。
まずかんたんに、HSSとHSP。このふたつの気質について説明する。
HSPとは
HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字をとった呼称です。日本語に直すと「非常に繊細な人」となり、一般の人よりも感受性が高く、外部からの刺激に敏感な人々を指します。
統計的には人口の15~20%がHSPの性質を持つとされています。
(https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4906)
HSPの特徴
・考え方が複雑で、深く考え行動する
・刺激に敏感で疲れやすい
・共感性が高く、人の気持ちに振り回されやすい
・感覚が鋭く、些細な刺激も敏感に察知する
(https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hsp/)
HSSとその特徴
High Sensation Seekingの頭文字をとった略称で、日本語では「刺激探求型」とされています。好奇心が旺盛で、外交的な人物がそれにあたります。(https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4893)
真反対に見えるこのふたつの気質を持ち合わせる人々を、厳密にいえば、HSPの中でも外向的な気質のある人々を、HSS型HSPと定義している。
HSS型HSPについても少し詳しく見てみよう。
HSS型HSPとは
「外部からの刺激に対して非常に敏感だけど、刺激を求めずにはいられない」といった矛盾を抱えた存在なのです。
HSP気質を持つ人の約30%がHSS型HSPに該当すると言われています。HSPは人口の約20%程度と言われているため、HSS型HSPは人口の約6%になります。
(https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4893)
HSS型HSPの特徴
距離の計算をあまりしない
自由な働き方をする
環境の変化を求める
積極的に人に連絡をする
新しいことやトレンドが好き
人を受け入れる包容力がある
(https://cocoyowa.com/hss/characteristic-2/)
さて、突然こんな医学的?なことを記そうと思ったわけをここで告白しよう。
「私ってHSS型HSPなんじゃない……?!」
これ以上でも以下でもない理由だ。
とある日の夜、ツイッターでフォロワーさんがHSS型HSPについて投稿したツイート。それきっかけにこの言葉を知った。
投稿に添付されていたHSS型HSPの簡易説明も、あまりにも私自身のことを言われているようで、ぞわっとしたことを覚えている。
そして次の瞬間には調べていた。HSS型HSPとはなんぞや、と。
調べてみると、HSS型HSPについて書いてあるサイトはけっこうあって、これに特化したサポートなどを行っている団体のサイトなんかもある。精神・心理系の専門家の間ではすでに知れ渡っている概念なのかもしれない。
そしてその中には、自分がHSS型HSPかどうかの診断テストもあった。
試しに受けてみたところ、すべての診断で「あなたはHSS型HSPである可能性が高いです」という結果が出た。
今までいくつか〇〇系診断を試したことはある。
HSP診断もやったことがあるし、ときには自分には適応障害や躁鬱の気があるのかと思い、そういう自己診断にも手を出した。(HSS型HSPの研究やカウンセリングをしている方いわく、これらの診断に手を出したことが少なからず一度はあることもHSS型HSPの傾向らしい)
しかし、どれも結果は「あなたは軽度/中度の〇〇です」ばかり。(重度ですと言われたらそれはそれで困っただろうなとは思う)
そういう過去もあって、心のどこかで「とはいえ、軽度か中度診断だろうな」と思っていたので驚きはひとしおだった。
こういう診断って、軽度や中度以上のもの出るんだ!!……と。(そこかい)
さまざまなサイトを見ていると、「HSS型HSPあるある」というものもあるようだ。
・好奇心が強く、「思い立ったが吉日」のように即行動しがち
・毎日同じことを繰り返したり、同じ人と遊び続けるのが苦手
・興味のあるものを発見したら、調べたり試さずにいられない
(https://media.ululaau.com/hss-hsp/#title2)
・刺激を求めて出かけるが、外に出ると人混みや騒音が気になってぐったり疲れる
・やってみないとわからないと思っているけど、結局考えすぎてチャレンジできない
・やる気満々で物事に飛びつくが、すぐに飽きてしまう
・周囲からは明るく元気だと思われているが、実際は違う
・周囲からは落ち着いているように見えるが、実際はテンパっている
・初対面で打ち解けるのは得意だが、次第に距離ができる
・自虐で笑いを取ろうとするけど、いじられると傷つく
・大胆な行動をとるのに、小さなミスをずっと気にする
・好奇心旺盛だが、常に警戒している
・自己肯定感が低いが、自信は持っている
(https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4893)
・大きな矛盾を抱えながら生きている
・周りから理解されにくい複雑な性格
・ひと一倍、体調を崩しやすい
(https://hsp-channel.com/2018/11/27/about-hsphss/)
うわ~……ことごとく当てはまるな……と笑えてくる。
ちなみに「ひと一倍、体調を崩しやすい」は、私に当てはめると「ひと一倍、胃腸が弱い」である。
学生時代はビオフェルミン、今は大正漢方胃腸薬がお友だちだ。(クッソ苦い)
もちろん自己診断だし、私はHSS型HSPだから〇〇出来ません!■■しても許してください!そんなことを言うつもりは毛頭ないので安心してほしい。(安心とは?)
ここまで書いている今の感情も、あ~、わりとどうしようもない性格で、私はこれと上手く付き合っていかないといけないのね、了解。そんな気持ち。
この記事を通して、世の中にはこういう気質を抱えている人がいるんだなと思うきっかけになったり、私もHSS型HSPかもしれないと気付くきっかけになったりしてくれたら嬉しい。
自分という軸があってぶれない人がうらやましかった。
やりたいことが明確で、一本道をひたすら歩んでいく人を見て焦りがあった。
でも、きっと私は彼らのようになることは難しいのだろう。
私は私で、これからもいろんな人の影響を受けてぶれまくって、やりたいことも絞り切れずにいろいろなことに手を出すのだろう。
その中で少しでも、アスパラガスくらいの細さ、柔らかさでいいから「自分」が顔を出してくれたなら、それを見逃さないようにしよう。
たとえ思い込みだとしても、自分で自分のことが分からない、「自分迷子」状態の原因が判明したかも、というだけでもだいぶ気持ちの軽さが違う。
そんな7月末のある日のはなし。
自分もHSS型HSPかも?と思った方へ、自己診断のリンクをぺたり。
よろしければ、参考までにどうぞ。