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政府、実は善意で動いてる説

政府、実は善意で動いてる説、を提唱します。

東京五輪に関して政府を批判する際、やれ利権だ、票田だ、上級国民だ、○通から金が流れてるだ、みたいな半陰謀論を以てつっつく人が多いけど。
実際のところ、そこまで人間って強欲になれるもんなんでしょうか、だって政治家ですよ。
普通、これだけ批判されて自身や周りの人間の尊厳や社会的正義まで犠牲にして目先の金を追うなんて、コソ泥みたいな性根とモラルの低さと余裕のなさがないと不可能ですよ。

たぶん政府は、真剣に国民のためを思って東京五輪を遂行しようとしてるんです。

政府の考える「清く正しい平均的なニッポン国民」とはこれです。

■スポーツが何より好き。特に五輪が好き
■毎日早起きして学校や会社に通う。そのために満員電車に乗ることすら厭わない
■映画、演劇、コンサート等の文化娯楽芸術には興味がない
■たまに地方に旅行に行っておいしいものを食べたりする
■飲み屋や風俗などは人心を堕落させるものとして唾棄すべきと考えている

私たちがぼんやりと考えている、昭和の日本人ってこんな感じだし。
当然政府の頭にある日本人もこうなんでしょう。
だから、あんな政策スタイルになる。

問題なのは、政府がそう考えるということは、それを前提にして我々も政治関係者の前では「清く正しい日本人像」を演じるハメになるということです。
Twitterで東京五輪反対運動を繰り広げてても、いざ政治家を目の前にすると。
「東京五輪楽しみですね。期待してますよ」などと思ってもみない言葉を口にしてしまう。
いわゆるアビリーンのパラドックス。
お互いのあらぬ忖度と錯誤が国をあらぬ方向へと導く流れは会社の会議などでもよくある話です。

もちろん昨今のネット言説を政治家は目にしてるんでしょうが。
たぶん運動音痴でオタクで声だけでかいマイノリティーの戯言と切り捨てられてます。
政治家相手に本音を語れずに、どうして自分の理想が実現できようか、と思います。
とにかく対面でも本音を語ろうという流れに期待します。

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