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(連載)青森の地酒とグルメのペアリング旅〜三八エリア編〜 vol.1「時空」(八戸)

青森県八戸市を中心とする‟三八(さんぱち)エリア”を巡り、エリア内の地酒と食とのペアリングを体験する旅を企画しました。


店長の荒岡さんにご案内いただきました♡

一緒に巡ったのはタレント/インフルエンサーの田中なつきさん、あおもりの地酒アンバサダーの鳴海志保さん、デザイナー/モデルの来渚さん。

また一緒に旅を楽しんだライター、まりなさんがそれぞれのペアリングを記事にまとめてくださったので、お店ごとにご紹介します。


初回は、八戸ワイナリーとのペアリング。
八戸市南郷地区に醸造所を構え、2019年から八戸産のワインを製造している八戸ワイナリー。
「八戸市にワインという新しい価値と文化を創造する」ことを目指し、ぶどうの栽培から醸造・販売に至るまで、またシードルやぶどうジュースなど幅広い商品を手掛けています。

マスカット・ベーリーA 2023 ×  醍醐だいご

割烹 萬麟ばんりんの部屋を改装して令和4年6月に和風スイーツ店としてオープンした「時空」。安土桃山時代をイメージした煌びやかでありながらも落ち着きのある店内は、まさに時空を超えて非日常を感じられる空間です。

和の素材を生かして季節のものを味わえる和風スイーツをコンセプトに掲げており、黒豆や宇治抹茶、和三盆糖、栗など、和を感じられる食材をふんだんに使ったスイーツがショーケースにずらりと並んでいます。


また、系列店にフルーツパーラーオダワラ、小田原青果があるため、スイーツに使用しているフルーツはもちろん最高品質。フルーツパーラーオダワラとは毛色が違うお店となっています。


今回時空が提案するペアリングは、八戸ワイン「マスカットベーリーA」とオリジナルチーズケーキ「醍醐」のペアリング。今回は特別に持ち込みでワインとのペアリングをさせていただきました。


フルーティーなワインとの相性がピッタリ。
特別な日のお祝いに嬉しい組み合わせ。

オープン当初からの看板商品である「醍醐」は、味噌だまりを使用したシンプルで濃厚なチーズケーキ。味噌たまりとは、味噌の発酵・熟成時に分離した液体で、南部町産のたまりを使用しているそう。口に含むとチーズのコクの奥に味噌たまりの和の風味が感じられる。他では味わえない逸品です。シンプルなチーズケーキだからこそ、同じく発酵食品の味噌だまりがよく合います。

「ケーキはお昼にコーヒーやお茶などと食べるイメージですが、ワインなどに合わせても新しい組み合わせで、夜ご飯の後にしっぽりとワインを飲みながらこの醍醐を食べてほしい」と店長の荒岡さん。八戸市南郷産のブドウを使用した「八戸ワイン マスカット・ベーリーA」は渋すぎず飲みやすいワインなので、濃厚な「醍醐」との相性抜群です。


季節限定のお菓子も出てくるので
ショーケースではいつも迷ってしまいます。

この他にも魅力的なスイーツがある時空。和スイーツ店というと地味な印象を抱きがちですが、時空の店内やショーケースには見た目にも目を引くようなキラキラしたスイーツがたくさんありました。


オープン当初から人気。これを目掛けてくるお客様も多い。

一番人気の「苔玉」は、本物の苔玉と見間違うほどそっくりな一品で、京都府産の抹茶を使用し、宇治抹茶とほうじ茶の葛餅が1つになったケーキ。外側の見た目から中身や味が想像できないのもまた、食べてみたい気持ちがそそられます。


富士山のフォルムのケーキから出てくる
果物そのものの美味しさ。
抹茶はもちろん、白ワインなどにもピッタリ。

また、レアチーズケーキの「富士」は、中には八戸産いちごのジュレと県産ブルーベリーのソースが2層になって入っています。底の部分はクッキー生地になっていて、ホロホロサクサクとした食感が楽しめる、軽やかで爽やかさもある食べやすい一品です。


なぎさイチオシは米粉のクッキー。
食感、やさしい甘さがスッと口溶けて
自分のご褒美に常に手元に置いておきたい美味しさ。
手土産にもおすすめ。

店内には焼き菓子など日持ちする商品も数多くあり、和三盆糖や素材そのものを味わうドライフルーツなど、体に優しい素材にこだわっている商品も多いので、気になる方は生菓子以外のお買い物もぜひ楽しんでみてください。

ちなみに、今回紹介した「醍醐」はホールケーキでの冷凍販売もしているそう。もちろん、一切れずつのテイクアウトも可能です。イートインスペースではお酒の提供はしていないので、店内で召し上がる際はお抹茶と一緒に味わってみてくださいね。


今回は、撮影用に特別にワインを持ち込ませていただき撮影しました。

【Info】
店名:時空
住所:八戸市柏崎1丁目1-41
TEL:0178-24-1025
営業時間:10:00~17:30 店内飲食:10:30~17:00(L.O.16:30)
定休日:月曜日
URL:https://www.instagram.com/jiku_banrin/


記事
鈴木 麻理奈 プロフィール

グラフラボ ライター・編集者
https://graphlab.blue/

青森県出身。2013年よりライター業を開始。
官公庁や県内企業が発行する行政資料や観光パンフレット、広報誌・ウェブメディア等の冊子編集・ライティングを行っています。伝統文化や観光情報、地産品の紹介など、青森県内で活躍している人・もの・ことを幅広く取材。時には畑へ行き、漁船に乗り、工場見学にも伺います!これまで300名以上の方のインタビュー実績あり。


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