見出し画像

2025年のRIZINについて

RIZIN49も無事に終わったということで
今年2025年のRIZINについて
個人的な意見を語りたいと思います。

まず2024年のRIZIN関連でいうと朝倉未来と平本蓮の因縁の試合
堀口恭司のセルジオ・ペティスへのリベンジ
そして朝倉海UFC初戦タイトルマッチや
部分的ではあるもののUFCとの提携など
かなり大きな花火を打ち上げたと思います。

しかしBellatorの事実上の消滅やPFLとの関係構築の失敗
といったことを考えると2025年はかなり勝負の年になるのでは?
と個人的には考えています。

というのも今大会のメインイベントだった
鈴木千裕vsクレベル・コイケのタイトルマッチを除くと
他のタイトルマッチはかなり飛び級的な所は否めなく
王者全員を出場させる為には多少仕方無いものの
ストーリーラインが無い事が伺えるマッチメイクだと感じました。

そうなるとKSWやBRAVE CFから選手を呼んで
参戦させればいいのではと言いたくなってしまう所ですが
まず他団体に出ていた選手が継続参戦してくれるかといったハードルや
かなり高い実力を持っている選手を呼んだとしても
ライト層のファンには刺さらずPPVやチケットが売れなかった時に
ファイトマネーに見合わないと考えているのでは
といった事情もあるのではないかと感じています。

どんなカードであっても結局PPVを買ってしまう
我々のような悲しき格闘技オタクより
新たに興味を持ってくれるライト層向けに
刺さるカードを用意した方が団体からしても
お金になると考えていることは察しがつきます。

大晦日の今大会にライアン・ガルシアやカーメル・モートンなどの
かなり有名なボクサーを呼ぼうとしていたことや
雷神番外地のBreaking DownとBlack Roseの対抗戦
そして5月4日に開催される平本蓮vs朝倉未来2がメインの
THE MATCH2(個人的にはRe MATCHの方がお洒落だと思う)
といった飛び道具的なカードが多い事からしても
既存の選手達だけのマッチメイクに限界を感じているのでは?
いずれモンスター路線に転向した頃の旧K-1様になるのではないか
と個人的に不安を感じています。

そして今大会の堀口恭司のパフォーマンスを見ると
あと何年も頼っていくのは不可能だなと感じた事もあり
団体の顔としてチケットを売れる選手だけではなく
RIZINは「ガチ」なんだぞと他団体にアピール出来る
実力のある選手の発掘も急務だと思っています。

ここに関しては新生K-1のように箱庭にしてスターを作るのか
RISEのように開国してサバイバルさせた上で
その結果外国人がスターになっても良いというスタンスにするのか
といった話になってくるのですがこの話は
機会があればまた別の記事で話したいと思います。

長々と書いては来ましたがPRIDEと同じく節目の10年を迎えたRIZIN
UFCへのチャンピオンクラスの選手派遣の検討や
開催が期待されているUFC日本大会で手を組むのではという噂
アゼルバイジャンに次いで海外での開催となる韓国大会などもある中で
いつまで見られるか分からないということを頭に入れつつ
今後も長く続く団体になって欲しいと個人的には思っています。

いいなと思ったら応援しよう!