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【Python】YOLOv8をWindows10に導入する方法(画像付き)

はじめに

  • YOLOv8の導入テストがしたい!

  • 多くの記事がgoogle colaboratoryを使用しているが、
    ノートPCでも使えるか確認したい

  • git非搭載のPCでも簡単に導入したい

使用するPCのスペックとOSのバージョン

かなり古いノートPCです

0. 仮想環境の作成(pyenv+venv)

※仮想環境使わない人は、そのまま1.へ進んで下さい 
 Pythonは3.7.9にしてます

ここは本筋ではないため、簡単に記載しておきます

1. YOLOv8の導入

なんと、pipで導入できます。 便利!!
これなら、gitを入れてない人でも簡単に導入できますね!!
念のためpipの更新もお忘れなく!

pip install --upgrade pip
pip install ultralytics
出力

2. 学習済みモデルの入手

学習済みモデルをダウンロードします
(3/16追記)YOLOコマンド実行時にptファイルがなかった場合、自動でダウンロードされるようです…この手順不要じゃん…

ダウンロード先
GitHub - ultralytics/ultralytics: NEW - YOLOv8 🚀 in PyTorch > ONNX > CoreML > TFLite

3. 推論を実行する

まず前提知識ですが、YOLOv8は3つのタスクができます

  • detection : 画像の「どこに」「何が」映っているか?

  • segmentation : 画像の「どの領域に」「何が映っているか?

  • classification : この画像は「何の画像」だと予想されるか?

順番に実行して、結果を確認していきましょう!

3.1 detection

Web上のbus.jpgの画像に対して、detectionを実行します
※ここでエラーが出た人は、ex.推論実行時にエラーが出た場合 を参照下さい

yolo task=detect mode=predict model=yolov8x.pt source="https://ultralytics.com/images/bus.jpg" save=True save_txt save_conf
判定結果は「runs」というフォルダの中にまとめて格納される
おなじみの判定結果画像(bus.jpg)
「label.txt」には、クラス番号, 四角い枠の座標や長さの情報, 信頼度が出力される

3.2 segmentation

task=segment, model=yolov8x-seg.pt(セグメンテーション用のモデル)を指定する
(sourceでPC内の画像PATH(./bus.jpg)を指定することで、PC内の画像を判定できる)

yolo task=segment mode=predict model=yolov8x-seg.pt source="./bus.jpg" save=True save_txt save_conf
画像には領域も追加で描画される(bus.jpg)
label.txtはクラス番号, 画像領域のxy座標(たくさんある), 信頼度が出力される

3.3 classification

クラス分類もtask=classify, model=yolov8x-cls.pt(クラス分類用モデル)を指定すれば、実行できます。

yolo task=classify mode=predict model=yolov8x-cls.pt source="./" save=True save_txt save_conf
画像(bus.jpg)には左上に各クラスの確率値が記載される(白文字)
「label.txt」には、確率値とクラス名の対が出力される

まとめ

  • YOLOv8の導入を行った

  • 3つのタスク(detection, segmentation, classification)を実行し
    それぞれの出力画像とlabel内容を確認した

  • PC環境によってはVC_redistの導入が必要な場合がある(後述)

ここまで小1時間程度でできたため、ほんとに手軽になりましたね!!
今度は各モデルの学習・評価や、python上でimportしての使い方についてまとめたいと思います

参考URL


ex. 推論実行時にエラーが出た場合…

PCの環境によっては、エラーで落ちます

エラー全文(画面キャプチャ)

エラー文を読むと、『Microsoft Visual C++ Redistributable』なるものを入れろと書かれている(丁寧にURLまで記載されておる…)

VC_redistの導入

というわけで、エラー文に記載されたURLへアクセスすると、『VC_Redist.x64.exe』が自動でダウンロードされるので、実行します

https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe

ダウンロードされたexeファイルを実行する
同意できる人は、同意するにチェックを入れて、インストールを押す
セットアップ完了

導入できたら、3. 推論を実行する へ戻って実行してみてください。

以上。


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