雲月記.小満
先週の月曜日.29日に撮りました。丁度梅雨入りのくらい。まだ蕾のものもあるけれど、このくらいが一番好きです。雨に濡れて、きっと綺麗だろうと思ったのです。案の定綺麗でした。
雨の庭をよく聴きます。そして微睡むのが最近の流行り。クラシックをよく聴くという訳では無いですけれど、ドビュッシーだけは別です。ドビュッシーは確かな理想郷を羨望していたに違いないのですから。
ピアニストならフジ子・ヘミングです。
「小満」
小さな.満ちる.
良い言葉です。その言葉に合った日を過ごしたと思います。
雨は煙るから夢を見せます。雨の中、緑の桜の木を見ると、私は夢を見ました。夢そのものだったのです。曇りの日、この緑には合っていないと思った筈が、梅雨となるとこうもしっくりくるのかと、小さな驚きでした。葉が濡れて艶やかであったことを思い描けます。
こんな言葉を思い出します。
私の心の中にも、沢山の言葉や映像の記憶が飾られています。この二週間で、私はまた展示品を増やしました。いつかまた、それを忘れてしまったかのような頃、私はここをまた巡り、視界の端々に、僅かながらにそれらを確かめるでしょう。
雲月記等noteの記事や日記などはその為に書いているのでもあります。
花菖蒲の季節です。
近くに花菖蒲園のある公園がありますから、梅雨の晴れ間に、見に行こうと考えています。
写真も撮りましょう。そうしたら、またnoteに投稿しますね。
楽しみです。