【融資編 第5話】短期プライムレートは不動産投資にどう影響するか
おはようございます。本日は棋聖戦の第3局ですね。今日藤井七段が勝利すると最年少タイトルだそうです。相変わらず勝負の内容はよくわかりませんが少し気になっています。
さて、今日は昨日気になった短期プライムレートを調べてみようと思います。不動産投資に関係のあるものとしてたまに不動産屋のコラムにも出てきますが、あまり詳しく知りません。なのでまず短期プライムレートが何なのかから調べようと思います。
Googleで「不動産投資 短期」と入力すると検索候補の4番目に「不動産投資 短期プライムレート」と出てきました。
いくつかのサイトを回ってみると、短期プライムレートとは金融機関が短期貸し出しをする際に基準とする金利のことだそうです。
そもそもプライムレートとは金融機関が大企業などの最優良顧客(最も信用力の高い顧客)に適用するために設定する最低金利のことをいい、1年以下の貸し出しを「短期プライムレート」、1年以上の長期貸し出しを「長期プライムレート」と呼びます。ちなみにそれぞれ短プラ、長プラと呼ばれているそうです。
では、短プラはどのように決められているのか。
短プラは金融市場の需要と供給によって絶えず変動しており、金融環境などさまざまな条件を総合的に判断した結果として利率が増減しています。その目安の一つに「無担保コールレート」というものがあります。
無担保コールレートとは金融機関同士が貸し借りを行う際に適用されるレートのことで、1日で満期を迎える超短期であることから「無担保コール翌日物金利」や「無担保コールレート(オーバーナイト物)」と呼ばれています。
この無担保コールレートはの金利は日本銀行が金融政策の狙いを示しているものであって、景気に応じて上がったり下がったりします。金融政策が変わると大きく報道されるため、しっかりと情報を集めていればある程度の予測は立てられるそうです。
ここまでをみると、私たちのような一般の投資家には関係のない話のように思えますが、実はそうではないのです。プライムレートは「住宅ローン金利」に関係してくるのだ。と、どのサイトでも説明がありました。
どの金融機関も変動金利型ローンの多くに「短期プライムレートを金利変更の基準として、毎年2回、4月1日及び10月1日に適用金利を見直す」という記述がされているそうです。
つまり金融政策の影響によって短期プライムレートが動けば、その結果として変動金利型ローンの金利も上下するということです。金利が変動すると返済計画にも影響が出るため、こまめに注意しておくことが大切だそうです。
しかし、以前ローンについて勉強した際に投資用物件では住宅ローンは使用できないとかなんとかと見た気がするのですが、そこはどうなのでしょうか。
と思って調べてみると、不動産投資ローンも一般的に短期プライムレートの影響を受けるそうです。しかしなかには長期プライムレートと連動するものもあるといいます。
ではどちらの方が良いのでしょうか。これは返済の仕方や物件の保有期間によって変わってくるそうです。
短期プライムレートをベースにしたローンは「金利はやや高いけれど安定している」という特徴があります。長期プライムレートは年に数回変更されているのに対し、短期プライムレートは2009年以降一度も変更されていません。
ただ金利は長期プライムレートが2020年5月現在1.05%であるのに対し、短期プライムレートは1.475%と高めに設定されています。そのため短期連動のローンは短期の売却を考えており、安定した償却を狙う人に向いているそうです。
一方長期プライムレートをベースにしたローンには短期とは逆で「金利は安いが変動は激しい」といった特徴があり、安定性は劣るものの総返済額は小さくなるため、長期保有を考えている方に向いているそうです。
調べてみると短期プライムレートとは不動産投資にも大きく影響する利率に影響するものでした。ローンについてはもっと勉強が必要だと思います。
明日は今日調べられなかった相続について調べようと思います。
参考