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オフィス街が見せる、別の顔

春休みの夜。
中之島で夜景撮影してきました。
春休みいうても、まだしっかり寒いんですが。

オフィス街の窓から漏れる光が、
ガラス張りの建物にキラキラと映り込んで。
昼間はスーツ姿の人たちで溢れるこの街も、
夜になると、こんなに静かな表情を見せるんだなって。

私の6D mark2と吉野のα7IV。
吉野は写真サークルの同期で、夜景撮影の相性がいい。
彼女も私みたいに、都会の無機質な美しさに魅かれるタイプで。

同じ景色を切り取っているはずなのに、
カメラが違うと見える世界も違って面白い。

「やっぱりSONYの高感度強いなぁ」
「でも6Dの色の出方の方が好きかも」
お互いの液晶を覗き込んでは、あーだこーだ語り合う。

夜風が冷たくて、でも写真を撮るのに夢中で気づかないくらい。
吉野は三脚を低い位置に設置して、上向きのアングルを試している。
「建物と建物の隙間から見える光、なんかいい感じと思わん?」
いつも彼女は、私が気づかない構図を見つけてくれる。

エスカレーターの光の帯が建物の中で浮かび上がる、
今日一番のお気に入りカットが撮れた気がする。

寒さで指先が痺れてきた頃、
近くのセブイレに逃げ込む。
温かい飲み物で体を温めながら、今撮った写真を見返す。

「このショット、建物の並びがシンメトリーで綺麗かも」
吉野が言いながら、カメラの画面をスワイプする。
最近は二人で撮影に行くことが多くて、お互いの写真の特徴がわかってきた。

おでんの大根を突きながら、次の撮影計画を立てる。
「次は御堂筋の並木とか撮りに行きたいな」
「うん。夜の街灯と木々のシルエットとかよさそう」
吉野は都会の中の自然を見つけるのが上手い。

春休みも残りわずか。
課題も溜まってきてるけど、
まだまだ撮りたい夜景がたくさん。
次はどんな光を切り取れるかな。

写真を見返しながら、吉野と話す時間が心地よい。
同じ目線で写真を語れる友達がいるって、やっぱり楽しい。

camera:EOS 6D mark2
location:中之島周辺
time:23:00-02:00
with:吉野(写真サークルの同期)
after:セブイレでおでん

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