フィオルッチであります。
フィオルッチに、はまった時期がありました。オーッと勘違いしないでください。服ではありません。グラフィックです。グラフィックに、はまった時期がありました。
1977年ごろかな、フィオルッチというイタリアのブランドを知ったのは。斬新なグラフィックに夢中になりました。デザイン雑誌の「IDEA」のイタリア特集号でも巻末に何頁か掲載されていて、飽きずに繰り返し眺めたものです。当時はホント、新しいと思いました。ポップだしグラムっぽいし、はまりました。ニューヨークの「PICTURE NEWS PAPAER」やパリの「FACADE」と同じテイストを感じました。
そういえば、フィオルッチの日本代理人に会ったことがあります。PARCOの一階のカフェで打ち合わせ。式田純さん(TRA)が引き合わせてくれたんだけど、テキスタイルの仕事の件だったと思う。結局、その仕事は流れたけど。70年末から80年代初頭はそんなドライブ感に溢れた時代でした。
そして、フィオルッチはホットブランドとなり、まっ、だんだんボクは興味を失っていくわけだけど。「FACADE」にも途中から興味なくなったのと同じかなあ。すべてにおいて、最初の立ち上がりのワクワク感が、好きなんだなあ〜と独り言。
画像は、その頃入手したフィオルッチの紙袋とタッグです。友だちに頼んだり、もらったりしたもの。コレクターではないので、このくらいしか残ってないけど、お気に入りだったんだと思う。
1983年頃、NYのフィオルッチのお店でポスターを10枚ぐらい買ったんです。初期の欲しかったポスターもあったので、嬉しくて大事に丸めて機内持ち込みにしたんだけど。ナント、空港の待合ロビーで、搭乗案内を待っていたら、女優の岸本加世子がマネージャーらしき人と居たんです。当時のアイドルですよ。でね、ファンではないけど 気をとられていたら、ナ、ナント、大事なポスターを待合ロビーに忘れてきたんです。ハイ、残念すぎる思い出です。