沖縄の伝統行事
沖縄の行事は旧暦に従って行われます。
シーミー(清明祭)も旧暦24節季の「清明」の時期に行われます。
元々は中国からきた文化で、中華圏では祝日でお墓を掃除して墓参りをする祝日だとか。
本日は我が門中(ムンチュー:親族・一族)のシーミーでした。
毎年親戚一同が集まってお墓の前でワイワイご馳走を食べたりするのですが、このコロナ禍で去年は中止。
今年は本家(長男一族)と我が家(次男一家)だけで執り行うこととなりました。
私が子供の頃は親族のお墓を一日に何軒か回っていたのですが、最近は本家の墓と、その隣に作った我が家の墓参りだけになってます。
さて。
沖縄の墓といえば、亀甲墓。
↑こんな感じです。
普段はここにブルーシートとか引いてみんなでご飯を食べます。
沖縄では一般的なお墓だと思います。
一説ではお墓は女性の胎内をあわらしており、人は亡くなったらもう一度母親の胎内に還る、という意味があるのだとか。
よってこのお墓の形は女性の陰部を現したものと言われています。
左右の出っ張った柱は踏ん張っている足の部分だとか。
余談でした。
大体の流れは、数日前に墓掃除(ハカスージ)をして、シーミー当日にお参りし、お供物をする、そして食べる。というような流れです。
必要なのは大体こんな感じ。
あとは水とお茶と酒。
一番上のウサギモンはまあ、お供物です。
基本は一番左側のお重とお餅。
あとはそれぞれ何か食べるものを持ち寄ります。
お菓子でも、お弁当でも、ピザでもケンタッキーでも何でもアリです。
みんなで食べれるものであれば。
そして左下のヒラウコー。
沖縄のお線香はこれです。通常のお線香が6本合体しているような形で、それを半分(3本ずつ)に割って使います。
儀式によってはそのまま使うこともあります。
んで、右下がウチカビ。
これはあの世のお金です。
沖縄のグソー(後生、つまりあの世)はお金がかかります。
なので生きている我々があの世で生活するのに必要なお金を送るのです。
話によればあの世の税金とかもあるそうですよ。笑
このウチカビを焼いてご先祖様に送るのです。
沖縄の先祖供養の儀式です。
子供の頃は墓掃除を手伝ってお墓に行き、山に生えている野苺をとったりして遊んだりしてました。
今はもう当日に参加するだけですけどね。
久々に親戚が集まる場所。
もしかしたらそんな一面もあるのかもしれません。
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