なぎょんの成長日記-2019.6~7-
ニーハオ★ 今日も雨な長崎からなぎょんです!
6月は友人と読書会をはじめたり、市民活動だよりのボランティアで初めてインタビュー記事を任されたり、いろいろと新しいことに挑戦できました✨
挑戦できて良かった点・課題点をまとめてみます。
また、NPO未来ラボに参加した感想を書きます!
1.未来を考える読書会
6月17日(月)から毎週1回、大学の友人3人ほどで読書会をはじめました。
これまで計4回開催。その一部始終を皆さまにお届けします!
ムハマド・ユヌスさんは、バングラデシュで貧しい女性の起業支援を行っているグラミン銀行の創設者です。互助グループでお金を借り、一人が例えば学習塾を経営するために20万円を借りたとすれば、他のメンバーは彼女の経営をサポート。返済ができなければチームの信頼が下がり、メンバーが別の事業で融資を受ける際のハードルになるため、メンバーで一生懸命助け合うという仕組み。
母国バングラデシュの貧困を大きく軽減したことから、ユヌス氏は2006年にノーベル平和賞に受賞しています。
この本は、①ソーシャルビジネス、②起業家の精神、③金融システムの再設計という3つを追求することによって、貧困0・失業0・二酸化炭素排出0の「3つのゼロの世界」を達成できるという内容です。
これまで、第3章まで読書会で考えることができました。それぞれ、議論が盛り上がったテーマについて、取り上げていきます。
①幸せについて
第1章は、資本主義経済のもとで貧富の格差が広がっていることに触れ、真に救いを求める人のためのソーシャルビジネスをエンジンにして、貧しい人が自らの力でお金を稼げるよう支援しようと説いています。
議論が盛り上がったのは、経済が活性化すれば人は幸せかという点でした。
Photo by Ben White on Unsplash
自分にとっての幸せを考えられていないのに、幸せになるためにお金を稼いだところで、幸せにはなれないのではないか。ならば自分にとっての幸せを考えてみよう。ということで、自分たちの幸せについて議論しました。
自分の幸せについて考え言語化する、いいきっかけになりました👍
学生だけでする読書会の良さは、自らのアウトプットの多さだと気づきました。先生とする場合には、良質な情報をインプットできる点がメリットですね!
②地域を経営し、維持・繁栄させたい
第2章では、現在の主流経済モデルの致命的な欠点を乗り越えるためにの解決策として自立できる起業家を育てる、貧困者の可能性を広げることを挙げています。それを、広げるためには金融から変えていかなければ、という観点でグラミン銀行がスタートしたことがわかる章でした。
議論で盛り上がったのは、人が責任をとれる範囲内での地域経営をするという話題でした。
Photo by Robert Bye on Unsplash
ドラッカーの話の中で、責任ある選択という話題があるそう。
例えば、東日本大震災の東京電力の話題で、原子力発電というものはもはや人間が責任をとれる代物ではない、一企業が責任をとれるものではないことがわかりました。
原子力に依存する企業・社会に、私たちは頼り切っていいのだろうか。
その中で、地域を維持・繁栄させることに注力し、地域に依存しようという答えにゼミの中でたどりついたそうです。
③道徳よりも功利性?消費者意識
第3章は、具体的に貧困に苦しむ人をグラミン銀行はどう救っているのか、その手法と効果について書かれていました。
例えばフェアトレード商品をマーケティングする際に道徳的に消費者に訴えかけるだけでは弱い。功利的に、消費者にとってのお得感をいかに感じさせるかという点でもマーケティングを行わないと、フェアトレードは広がっていかないんじゃないかという点で盛り上がりました。
Photo by Niclas Illg on Unsplash
難しいですが、市場の中でフェアトレードではない他の商品との競争をしているわけで、おいしさや品質についてのマーケティングも他の商品と同等にがんばる必要性もあるんだろうと考えさせられました。
3回目にして、読書会内容のブログ執筆を断念してしまいました💦
続けていくことは難しいですね😢
④読書会の目的は”考える”こと
第4回目の読書会があった日は、演劇部の講演があったので急遽みんなで見に行きました。
演劇の題目は「嘘屋」。嘘を売り買いする嘘屋に、ある女性が迷い込み、嘘を売ることで破滅していく物語でした。
Photo by mahdi rezaei on Unsplash
大切な人が病気になり余命わずかである場合、そのことを相手に告げますか?
相手を気遣う優しい嘘と悪意のある相手を貶める嘘、悪意があるのかどうかが悪い嘘の境界線じゃないか、というところで話し合いは落ち着きました。
その後は、バイトテロについてみんなで考えました。
メンバーがゼミで学んだことを、この場でもアウトプットする場面は、まるで先生のよう。本はあくまでも、考えるためのきっかけにすぎないと思っているので、今回はまた新しく「学生が先生になる」という内容になり、おもしろかったです。
演劇部からも読書会の参加者が増え、仲間が増えました。
読書会の課題点として、アウトプットをもっと工夫してやりたいと思っています。第2回までで、ブログにするのを挫折しています(笑)
直接現場でツイートしていくスタイルで今後続けていこうと思います。
2.させぼ市民活動だよりインタビュー記事初担当
させぼ市民活動だよりは、4人のボランティアメンバー年3回発行している、させぼのNPO活動やイベントについて広報している冊子です。
こんな感じの広報誌です。魅力は情報量の多さや熱意だと思います。
ただ無関心な人は手に取らないだろうという点で大学生が興味を持つかというと厳しそうということもあり、私が入ったことで何か新しいことができたらいいなと思っています。
メンバーは、3人とも60代から70代ほどの大先輩方。時には厳しいことも言われ、やめたくなります。しかし、こぼれ話や佐世保のNPOの状況など学べることも多くおもしろいです。
私の初インタビュー記事に関しては、今作成中です。
以前、個人的にインタビューさせていただいていた一般社団法人LINKS PROJECT mind factoryさん。昨年、させぼコミフェスというNPOと市民の交流イベントに運営として参加し、市民がネット上でより気軽にNPOの情報を知れたらいいなと考えてインタビューしていました。mind factoryさんとの出会いもさせぼコミフェスでした。
このポスターは、昨年私のゼミの提案で作りました!アート部と連携してデザインを決定。複数案あったので、会議で多数決をして決めました。
mind factoryさんは、障碍者就労移行支援と継続B型事業、生活困窮者就労訓練という3つの事業をされています。
mind factoryさんをインタビューしたものの、1時間にもおよぶ録音を文字起こしする作業で、忙しさを言い訳に挫折していました。そして新たに、市民活動だよりのボランティアでチャンスをいただいたことで、挫折していた作業を再開し現在に至ります。
7月7日の「WIRED」日本前編集長若林恵氏とライフさせぼの編集長末永氏のトークイベントで、mind factoryさんと再会。涙ながらに挫折した経緯と今、再挑戦していることをお伝えすると、若いころは浮き沈みあるものだからと、再度温かい言葉で背中を押していただきました。
道半ばではありますが、やっと佐世保でのソーシャルグッドな活動を自分なりに一歩踏み出せそうです。あたたかな大人の方々に時には厳しく時には優しく背中を押してもらい、やっと踏み出せそうな一歩。大切に歩いていきたいと思います。
3.NPO未来ラボに参加してみて
地方に身を置く人間として、やはり都会の最先端の情報をスマホで手軽に仕入れられるのは、やはり大きなメリットだと感じます。
まだまだ、Facebook内の情報をすべては見れていないのですが、刺激を受けながら前進していく推進力にしていきたいです!
かわるフェスの際は大阪でお会いできて、直接話せてとても嬉しかったです😊
きっとそれも私の原動力の一部になってます!
私はまだソーシャルグッド活動において、最初の一歩を踏み出しかけている雑草ですが、雑草は雑草なりにがんばりたいです!これからも皆様の背中からたくさん学ばせてください(*- -)(*_ _)ペコリ
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