雪とジンギスカン 【2020 北海道・ルスツ旅】
こんにちは。nagikoこと市川 渚(@nagiko726)です。
先日、レンズメーカーTAMRONさんの公式ブログ「TAMRON MAG」 で僭越ながらレンズレビューを書かせて頂きました。
今年2月に行った北海道。このときは上記記事を執筆するために、今年1月末に発売されたばかりの20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)をメインのレンズとして、そして最近愛用しているCarl Zeiss Batis 2/40 CFをサブとして、合計2本のレンズを持って行っていました。2本のレンズ合わせても重さは合計581g。明るい上に軽いズームレンズとして私も愛用しているTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)が550g。Eマウントの単焦点レンズは画質重視で重いレンズが多いのですが、明るい単焦点レンズ好きとしては良い時代がやってきましたねえ……
TAMRON 20mmで撮影した写真はTAMRON MAGでみていただくとして、こちらにはそれ以外の写真を使って北海道旅行記を残しておこうと思います。お家に籠もりきりの方も多いとおもうので、少しでも旅気分を味わっていただければ……。
2度目のルスツ
新千歳空港からはバスで1.5時間走ると到着するリゾート地、ルスツ。私たち夫婦は5、6年ぶりの再訪です。スノーリゾートとして海外の方たちにも支持されているニセコは新千歳空港から2倍くらいの時間がかかるのですが、それに比べてルスツは比較的アクセスしやすく、朝東京を出れば、陽が沈む前の時間帯には到着することができます。ガンガン雪山を満喫したい方であれば到着した日のナイターからゲレンデに出ることも可能。
こんな感じでルスツはその地域一帯がゲレンデやホテル、アミューズメント(冬は営業していませんが)などを含んだ一大リゾート施設になっています。今年の雪は予想どおり、少なめ。
ルスツには大きく分けて2つの宿泊施設がある。一つは上写真に写っているルスツリゾートホテル&コンベンション、そしてもう一つはウェスティン・ルスツリゾート。
ウェスティン・ルスツリゾート
前回訪れたときは、このウェスティンはルスツリゾートホテル&コンベンションの一部としてタワー棟(たしか)と呼ばれていました。数年前にこのタワー棟だけマリオット系列となり、ウェスティンブランドになったのです。前回は当時のタワー棟に宿泊したので、ウェスティンになって何が変わったのかを確かめるべく、今回の宿泊はウェスティンに。
メゾネットタイプで広々しているのはとても過ごしやすくて快適なのだけれど、Mariott Vonvoyでここがカテゴリ 7になっているのは少しびっくりである。大阪のセントレジス、リッツと同じって! お部屋の調度品などはルスツブランドだった頃と少し変わっている感じはあったけれど、どうなのだろう……。
着いてすぐにゲレンデへ!と思ったのですが、残念ながらデイタイムのリフト営業が終わってしまっていたので、ナイターまで待つことに。時間ができてしまったので、まずすべきことは乾杯である。こちら売店で売っていたルスツブランドのビール。味は3種類。パッケージがなかなか可愛い。
ナイター、体力が許す限り滑った。
ホテルなど宿泊施設があるエリアは山に挟まれていて、中央を貫く黄色の道路を挟んで上部にウエスト、下部にイースト、イゾラという配置になっている。ナイターをやっているのは、ウエストのエリアのみ。
https://rusutsu.jp/map/winter/
私たちが宿泊していたウェスティン・ルスツリゾートは上部マップの中心あたり、黄色く塗られた部分で、ウエストのエリアと行き来をするには、モノレールまたは徒歩(近いようで結構遠い)で移動する必要がある。
こんな感じの可愛らしいモノレールがリゾート敷地内を運行しているのだ。以前はルスツのオリジナルキャラクターがドンとプリントされたレトロな塗装だったが、シックな絵柄に塗り替えられていた。
ウエスト側をモノレール最前席から。
ウエスト側にはノースウイング、サウスウイング、ハイランドロッジ、トラベルロッジといったさまざまなタイプの宿泊施設がある。
プロジェクションマッピングをやっていたり。
イルミネーションがあったり(これは前回来たときと同じだった)。
室内遊園地のような設備もある。なかなかレトロで興味深い。他にもバートンやサロモンなどのブランドのインショップがあったりと物販も充実しているので、忘れ物を多少したとしても、困ることはないと思う。
ウェスティン内には鉄板焼やイタリアンなどのちょっと重めなレストランしかないのだけれど、こちらのルスツリゾート&コンベンション側にはもっと気軽に入れる居酒屋も。このときは石狩鍋などを頂いたけれど、美味しかった〜。
ちなみにリゾートの敷地外にはなるけれど、徒歩圏内にセブンもあり。
早朝スノーシューハイクへ
ゲレンデを楽しむのも良いのですが、ルスツでおすすめしたいのが、スノーアクティビティとして体験ができる、早朝スノーシューハイク。
リフト営業が始まる前、朝7時スタートなので時間を有効に使えて◎。しかも朝ということで参加者がそこまで多くないのか、前回も今回も自分たち+インストラクターという感じでプライベートツアーのようで、お得感もあり。スキーウェアを着ていけば、その他の装備は全てレンタルしてくださいます。
が、このときは前日から天気が非常に悪く、強風が吹き荒れてたので、開催自体が危ぶまれていました。結果なんとか開催されたのですが、ものすごい吹雪。これはこれでなかなかできない体験かと。雪が積もるのが怖くてさすがにカメラは持っていけなかったのですが(一緒に行ってた小玉ちゃんはLeica M10を持って行っていた😅)、スノーシューハイクやクロスカントリースキーなどの雪原を歩く系のアクティビティは写真を撮ることもまったりと楽しめるので、写真好きにもかなりおすすめです。
iPhone 11 Proで撮影
いやあしかし、朝からすごい雪でした。
時間を追うごとにひどくなる吹雪。部屋の窓からの視界はほぼゼロ、残念ながらリフトもほとんど動いておらず、早朝からスノーシューで少しお疲れモードだったこともあり、休憩を兼ねてまずはホテルの部屋でおとなしく過ごすことに。
お昼どきになり、少し雪も落ち着いてきた……?ということで、再びルスツリゾート&コンベンション側へ移動。この日はこちら側にあるウエストエリアのゲレンデしかリフトが動いていなかったのです。
これ、ゲレンデの麓なのですが、視界、ほぼゼロ。
こんなに真っ白な背景で写真を撮れるチャンスもなかなかなかろう。
リフト券買ったとて無駄になりそうなので、とりあえずゲレンデの麓を散歩してみることに。
全部雪のせいだ、風の写真を撮ってもらった。
今シーズン導入したWhite Mountaineeringのジャケットめちゃお気に入り。
雪の勢いにもよるけれど、雪が降っているときの写真はカメラのマニュアルまたはシャッタースピード優先モードでシャッタースピードを1/250前後にすると良い感じになる。
吹雪がすごすぎて遭難の恐怖すら感じたので、1本だけ滑って退散。
ホテル内にこもるしかないのだけれど、ここまで撮った写真などを現像していればあっという間に時間は過ぎる。
夕飯は楽しみにしていたジンギスカンへ!
テクセルを絶対食べよ。ジンギスカンと焼肉 ランプハウス
ここを再訪するのを楽しみにしておりました。ルスツリゾート&コンベンション側にある、ジンギスカンと焼肉のお店、ランプハウス。
ここで「テクセル」という最高級ラム肉が食べられるんですが、以前頂いたときの美味しさが忘れられず……北海道内のアサヒビール園では頂けるようなのですが(参考)東京近郊は全然見つからず(ご存じの方ぜひ教えて下さい)。とはいえ前回来たとき以来、ジンギスカンは色々食べてきたので、どう感じるだろう……と恐る恐るいただきましたが、やっぱり美味しい。ああ、お取り寄せしたい……
いやあもうテクセルをいただけただけで感無量でした。わたくし。ぜひ皆さんもルスツにいらした際は、ランプハウスでテクセルを。
ようやく晴れ間がのぞいた最終日
ここまでほぼ大荒れの天気が続いたルスツの2泊3日。最終日になってようやく青空と太陽がちらり。
6時前には起床してひとり撮影散歩へ。
朝は欠かせぬヨーグルト。
時間が許す限りゲレンデへ。
晴れたり曇ったり。GoPro的な使い方をしようと持っていったOSMO Actionですが、静止画も意外とイケる。
ホテルにもどって、帰る準備をして、ウェスティンのラウンジでひと休憩。このラウンジは一面ガラス張りで雪景色を眺められるとても気持ちの良い空間。朝食のバイキング時間帯はガヤガヤしているけれど、それ以降の時間はとても落ち着いた雰囲気で居心地も◎。このあたりにはウェスティンらしさを感じた。
スムージー、おいしかったなあ。
新千歳空港でスタンディングスタイルのお寿司を
そして慌ただしくルスツをあとにして、新千歳空港へ。新千歳空港で見逃せないのが、スタンディングスタイルで新鮮なネタのお寿司が頂ける「札幌魚河岸 五十七番寿し」。国内線ターミナルビル2Fの、水産品のお土産が売っているエリアの奥手にある。
多少並んでいても回転が早いのでそんなに待たずに済むし、注文はタブレット端末から行うので、大きな声を出して板前さんに注文しなくてもいい(わたしはあまり声が通らないタイプでこれがすごく苦手なので助かる)。仲買さんが経営しているということでネタの美味しさは間違いないし、高級なネタも比較的リーズナブルに、一貫から頂ける。
そういえば、帰りの飛行機はA350でした。折角ならファーストクラスかクラスJに乗りたかった(空席がなかった)ところですが、普通席も全席モニター、コンセント完備。すばらしい。
コンセントが顔に見えてかわいい。
離発着時、垂直尾翼に取り付けられたカメラからの映像が楽しめるのも◎。
あっという間の2泊3日。
動画でも
Travel Vlogにもまとめてみたので、一緒に是非。数分でサクッと見れちゃいます。
今回も取り込みから編集まで全てiPad Pro(2018)でおこなっています。
長々と読んでいただいてありがとうございました!
撮影機材
Sony a7III + Carl Zeiss Batis 2/40 CF, Tamron 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)
DJI OSMO Action
Apple iPhone 11 Pro