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最低賃金と服を自作する理由と時間の考え方

kinaが服を自作するのは、「肌が弱いから服の素材を選ぶ」というのもありますが、それより「着れる服のサイズがないから」というのが残念ながら大きいですorz
今回は、誰かの服選びの参考になるかもしれない、kinaが服を作る理由について。


10/1から最低賃金が値上がりしますが、服を探す時間を時給で換算すると

10/1から最低賃金が値上がりします。
北海道は960円から1,010円になるそうで。
働いてる立場からしたら、昨今の電気代や燃料代、食費の値上がりに対応した結果とも言えるわけで、素直に嬉しいことです。
大企業はともかく、中小企業にしたら人件費は大変だろうな…とは思うけど。

それはさておき、とりあえずkinaが服を探す時間を1時間1,000円とざっくり計算すると、10時間かかって見つけると服の価格+10,000円、20時間だと服の価格+20,000円の価値がつくわけです。

それで服が見つかったら、それは良いことです。
問題は、100時間(時給換算100,000円)くらいかけても気に入ってサイズもぴったりで、かつ天然素材の服が見つからなかった場合。
その場合、100時間100,000円分の時間と価値を無駄にしたことになります。
非常にもったいないし、100時間もかけると生産性の低さも相まってかなり疲れる作業になります。
そして、kinaの場合はその100時間でも気に入ってサイズもぴったりで天然素材の服が見つからない確率がかなり高い。
それなら、その100時間で服を作った方が、失敗する可能性もあるにはあっても気に入ってサイズもちょうど良く、天然素材の服を着れる可能性が高くなるわけです。
一度服を買う時間の無駄を本気で考えたら、kinaは「服を作ることで、時間の無駄を減らす」という結論になりました。

どんなに市販品が合わなくても、服のカスタマイズをしたら着れるサイズの服はできるってことで。

自作の場合、物によっては型紙をカスタマイズすることでkinaのように「服のサイズが中々ない」という人でも体のサイズに合う服が作れるし、今は「まっすぐ縫い」という、弥生時代の貫頭衣を現代風にアレンジした簡単かつおしゃれな服を作れる方法もたくさんあります。
まっすぐ縫いの最大のメリットはサイズを自由自在に変化できることじゃないかと思ったりもします。

このセットアップ、kinaの腕の太さに合わせて型紙を標準より5cm太くしていますσ^_^;
おかげで動きやすいし着心地ばっちり。
浴衣の反物を使ってますが、まっすぐ縫いで作ったワンピース。
着丈を短くしたらブラウスになりますし、ふくよかな方なら横幅を大きくしたら着られるサイズができますし。
なお、このワンピースは身幅70cmあるので、ちょっとくらいふくよかな方でも余裕で着られるデザインだったりします。

服を選ぶのは楽しいことですが

もちろん、ファッションを楽しむということは本当に楽しいことで、kinaも人のファッションを見るのは楽しいですが、自分のこととなると得てして時間の無駄になることもあるわけでして。
時間を無駄にしないため、有効に活用するために、kinaは自分で服を作ることを選びました。
同じような発想で「誰かに服を気に入ったデザインでオーダーメイドで作ってもらう」という発想もアリだと思います。

自分以外の人にオーダーメイドで服を作ってもらうのは高くつくわけですが、100時間かかっても気に入った服が見つからずに、10万円分の価値を無駄にすることを秤にかけたら…と考えたら、話はファッションだけにとどまらなくなりますね。

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