表現「の」不自由ではなく…

2019年に愛知のトリエンナーレで開催された「表現の不自由展」がかなり物議をかもしているようですね。
アメリカの朝鮮戦争時に取り扱われた第五補給品を「慰安婦」とか言うのはともかく、昭和天皇の写真を燃やしてさらにそれを踏んづける画像やら、福島県相馬市で撮影された動画で「放射能最高!」と言い出すようなもの、特攻隊員に「間抜けな日本人」的なタイトルをつける…芸術というには品位を全く感じられないものが公費で展示されて…そりゃ怒る人がいるのも当然のことで。
「放射能最高!」と「間抜けな日本人」はさすがにkinaも怒りを感じました。

これ、公費でやることじゃないよね?

表現の不自由展では公費開催を認めた大村名古屋県知事と、芸術監督の津田大介氏に批判が集中していますが、個人的には、これは「表現不自由展」ではなく、「表現不自由展」じゃないかと思っています。
こんなに周囲に批判される芸術って、芸術とは言えない気がするし。

こういうことを公費で開催する時点で「権力に尻尾を振る犬」と見られても仕方がないし、何より面白くないし。
日本を批判する表現の自由はあったって良いし、ザ・ニュースペーパーさんや爆笑問題さん達はそういう自由をお笑いという形で行使してます。
アネクドートだってそうだろうし。

日本を批判するなら、公費を使わず、共感を持てるような形でやりやがれ、と思います。
一度イギリスで実際にあった、EU離脱のしるしとしてBBC ONEは、その日の放送終了時に「God Save the Queen」を放送するべき”と英国の保守政治家から要求された英BBCが、その要求の返礼としてイギリス国歌ではなくセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の同名曲を放送した、くらいの小粋さは持って批判したいものですね( ̄ー ̄)。


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