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その瞬間を味わっているか
昨日からWBCが始まりましたね⚾︎
初戦の相手は中国。ピッチャー大谷。大谷選手のプレーが観れるとなると、野球に興味がない私もやっぱり気になりますね。
そういうわけで、1回の表と裏は観たのですが、その時にちょっと気になることがあったので、今日はそのことについて書こうと思います。
⚾️…
テレビで野球中継を観ていたのですが、日本開催ということもあり、観客席は満員御礼。1回表、大谷選手が投げている時に、観客席の様子が映ったんですね。そしたら、多くの人がスマホで大谷の投げる様子を撮影していました。その光景に少し違和感を感じました。
せっかく目の前で観れるのに、写真や動画を撮影するなんてもったいなあと。たしかに、普段は観ることのできないメジャーリーガーのプレーをカメラに収めておきたい気持ちはわからんことはないです。でも、せっかく目の前でプレーしてるのにそれをスマホのカメラ越しで観るなんてもったいなあ、と思います。
こういうことって日常にも溢れてるよなぁと。スマホのカメラ技術の進歩によって、手軽に写真や動画を撮影できるようになりました。なんでも写真や動画に収めることが当たり前になりつつあります。
でも、その撮影した写真や動画を何回見返すのか?という疑問もあります。それにデータが多ければ多いほど、その時のデータを探すのは大変だし、見返すのだって億劫です。
私も、どこかに出かけた時なんかは写真や動画を撮りますが、振り返ってみても後からゆっくりと見返したのは、コロナにかかって時間が有り余っていた自宅療養中の時ぐらいです。日常的に見返すことはほとんどありません。
そうであるならば、見返すかどうかもわからない写真を一生懸命撮影するよりも、その場を自分自身の五感を使って楽しみたい。カメラ越しではなくてね。
WBCの観客席で、スマホを持って撮影している人たちの様子を見て、今まではそんな光景を目にすることなかったので、これも時代の変化だなあとしみじみ感じました。
後から楽しむために、
思い出を目に見える形で残しておく、
ということも大事だと思います。
でも、形に残すことばかりに拘って、その瞬間瞬間を自分自身で体感しないのは、もったいないと思います。
綺麗な景色を自分の目で見る
美味しいご飯を味わって食べる
目の前にいる大切な人とゆっくり話す
共に共有する時間よりもカメラを優先される時代になりつつあるような気もします。時代が変化する中で、自分にとって大事なものを見失わないようにしていきたいなと思いました。
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