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学級通信と「写真」

こんにちは。
noteを開いてくださりありがとうございます。
とある町で小学校の先生をしている、ひろきです。
noteでは、普段から大切にしていることやふと思っていること思ったことを不定期で書き溜めていきます。

また、「まほろば」という教育サークルで学級通信についてのマガジンも書いていますので是非ご覧ください。


わいぬさんの「読み返す」こと。
過去の通信を読むことで、過去の自分と対話することができます。
書いて残すことは、それだけで価値のあるものなんですね。

学級通信で残せるものは、文字の他に写真があります。
写真を載せることで誌面を華やかにすることもできます。
今回は学級通信と「写真」についてかいてみようとおもいます。


さて、いきなりですが

「学級通信は、何時から書き始めていますか?」

と聞かれるとなんと答えるでしょうか?

子ども達が帰ったあと
会議のあと
教材研究のあと

などでしょうか?

学級通信は必須の仕事ではありません。
ですから、自ずと仕事の順番は後になってしまいます。

しかし、後回しになればなるほど子どもたちの様子を思い出しにくくなってしまいます。

そこで、学級通信を書く前からできるおすすめの準備を紹介します。


写真を撮っておく

職員室の机につき、
「今日学級通信何書こうかなあ〜」
と白紙のWordデータに向かっている。

数分経っても、手は動く気配がない。
数行書いては消し、の繰り返し。

初任の頃の私です。
(いや、最近もたまにあります。笑)

今日の子どもたちの様子を思い出す手段の一つとして、写真を撮っておくことをお勧めします。
ものすごくお勧めします。

1 あいさつの写真

朝はシャッターチャンスがたくさんある時間です。
教室に入ってくる瞬間の様子を撮ったり、友達同士で挨拶をしているところを撮ったり、先生に挨拶をしに来る子を撮ったりします。
子どもたちの中にはカメラが大好きな子がいます。
カメラを向けるだけでいつもよりも張り切った挨拶するようになったりもします。

2 朝の会の写真

朝の会もチャンスです。
子どもたちが主体となって進める。
朝の会は教師は手が空きます。
その時にカメラを構えて、子どもたちの座っている姿勢をとったり、話している司会を取ったりできます。

手が空いている時は、子どもたちの姿をカメラにも収めるチャンスです。

3 授業中の写真(思考場面)

授業中発問してノートに書かせたり、タブレットに書かせたり作業させたりします。
その時は教師の手が空きます。
つまり、シャッターチャンスです。

懸命に考えている子たちを撮ったり、友達と一緒に話し合っている場面を撮ったり、ふとしたときの思いやりの場面をパシャリと撮りためておきます。

4 休み時間の写真

休み時間もカメラを向けると楽しそうにやってくる子どもたちもいます。
保護者は、授業中の様子も知りたいと思っていますが、それと同じくらい休み時間にどんな遊びをしているのか誰と遊んでいるのかなども気にしています。

写真を1枚撮るだけで、それらが言葉にしなくても伝わります。

お勧めなのは、カメラを子どもたちに渡してしまうことです。
大人には取れない子どもたちの表情を最も簡単に撮ってきます。
「1人5枚ね」と言って順番にカメラを回します。
きゃっきゃ言いながら写真を撮り合う姿もまた楽しそうで見ていて気持ちが良いものです。

5 給食準備・片付けの写真

給食準備もシャッターチャンスです。
スムーズに作業しているところを取るのもよし、
こぼれた食材を拭き取るところをとるのもよし、
列に並んでいるところを取るのもよし、
座っている姿を取るのもよしです。

いいなと思った瞬間があれば、すぐにカメラを向けて撮れるようになると学級通信も簡単に書けるようになっていきます。

6 掃除の写真

掃除の時間もチャンスですよね。
懸命に掃除する子もいいですし、他の子に教えてあげているところもいいですし、「せーの」と声をかけているところを取るのもいいと思います。
掃除を頑張っている人の写真を先生を撮りたいなぁ」と、事前に伝えておくとカメラを向けるだけで褒め言葉を伝えるのと同様の効果があります。

7 望ましく使われているものの写真

人を撮るのではなくてものを撮ることもお勧めします。

次の人のことを考えておかれた本棚
次の準備をしてから遊びに行っている人の机、
掃除が終わった後の黒板のチョーク置き
整理されたロッカー
整理されたくつ箱

こうしたことを写真で通信を通して伝えることで、「こういう状態が望ましいのだ」と子どもたちに伝わります。
望ましい行動が強化されていくきっかけにもなります。

8 さよならの瞬間の写真

「さよなら」した後に、さっとカメラを向けて帰っていく表情をカメラに残しておくのもススメです。
子どもたちが笑顔になっている写真は、言葉をつけなくても紙面を彩る力があります。

その瞬間を見逃す手はありません。

オマケ 写真は「下」から撮ると良い

人を撮る場合場面は、下から取ることをお勧めします。
何故かというと下から取ると何か良い写真になるからです。詳しい理由は分かりませんが、何か良い写真になるのです。

終わりに

最初の質問に戻ります。

「学級通信は、何時から書き始めていますか?」

と聞かれたとします。

もし、あなたが学級通信に使おうとして、カメラを片手に写真を撮っているとすれば、その瞬間から学級通信を書いていると言っても過言ではありません。

放課後がスタートではないのです。

子どもたちの良いところを写真に収めようとする姿勢があれば、学級通信のタネを手にしたのと同じです。

子どもたちがいる時にも、学級通信をスタートさせましょう。

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