「気持ちいい」を科学する。
はじめまして。
普段は、「植物」や「照明」をキーワードに、空間のデザインしているNagi-nag.と申します。
さて、今回がはじめての投稿になります。いかんせん不慣れなもので、全然思うように上手に書けませんが(笑)、どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、まずはなぜ、何をきっかけにこれを書き始めようと思ったか、いきさつを。
忙しく過ごす毎日。情報の溢れる昨今の世界を生きていると、つい意識が外ばかりを向いてしまって、気付くと自分のことを全然知らない"わたし"がいる。
私自身も、20代の終わりからただひたすらに目の前にある仕事を夢中になって追いかけている時期がありました。今考えると自分でも信じられないくらい没頭していたなーワーカホリックの代名詞みたいに。それはそれで充実していたし、今でも人生においてとてもいい経験だったと感じています。そんな中、ある日ふと思ったんです。そういえば、わたしって何がしたかったんだっけ?
仕事ではできることが着実に増えてきた。世の中の仕組みについて、わかることも少しずつ増えてきた。外の世界のことについてはそれなりに見えてきた。でも…自分のことが、全然わからなくなってるー…!(焦)
仕事だけじゃない。娯楽、SNS、最新のデバイスやテクノロジー、世界中の食べ物、などなど。私たちの周りには、脳と五感が喜ぶ、ありとあらゆる刺激的な「おいしい」が渦巻いていて、常に意識が外を向いている状態。内向きの意識や視点を、すっかり忘れてしまって"わたし"が取り残されているというか、置いてけぼりになっているというか。そんな感覚に陥って。
どこかに行ってしまった"わたし"をあらためて知りたい、出会いたい。まずはシンプルに、素直に、"わたし"が感じる「フィーリングッド」を探してみること、集めてみること、向き合ってみることが、これからの時代、わたしらしく気持ちよく生きていくためのマストアイテムになっていくのでは?
空間や住まいを考えるデザイナーの視点から、日常の中に転がった、ささやかな「フィーリングッド」をこれから科学していきたいと思います。
ひとくちに「フィーリングッド」=気持ちいいと言っても、五感で感じるものから、頭で感じるもの、心が感じるもの、きっとそのバリエーションは果てしないし、また人それぞれ、何を、いつそう感じるかはかなりの振れ幅があると思います。
なので、ここで書いていく内容の大半は、超主観的な「フィーリングッド」になるかもしれません。(いや、ほぼ間違いなくそうなるな笑)それも折り込み済みで、これからお付き合いいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。