キャラクター紹介|サマータイムレンダを理系オタクがフカンしてみた #03
こんにちは。 理系オタクのフナギと申します。 少年ジャンプ+の作品、「サマータイムレンダ(以下、サマレン)」の魅力を広めて、作品を応援するために記事を書いています。
今回は、サマレンの主要キャラクター3人をご紹介します!
1. 網代 慎平(あじろ しんぺい)
一言解説
「不屈のフカン野郎」
概要
サマレンの主人公で、日都ヶ島出身の17歳の少年。
中学卒業後に上京していたが、潮の訃報を聞き、2年ぶりに故郷の日都ヶ島に帰郷した。
幼少期に両親を事故で亡くして以来、小舟家に引き取られ、小舟潮・澪の姉妹とともに育てられた。
読書家であり、ミステリやSF小説を好んで読む。好きな作家は、後述する南雲竜之介。
考え事をする際、脳内にもう一人の自分を作り出すことで、その視点から客観的に物事をフカン(俯瞰)し、分析する癖がある。
魅力
慎平の大きな魅力は、「過酷な現実に、何度も何度も立ち向かっていく不屈の意志」だと思います。
慎平は、自身が死ぬたびに「タイムループ」が発動し、同じ3日間を何度も繰り返します。そして、過去をやり直すことによって、家族や島民に襲いかかる「最悪の未来」を変えようと、ひとり奮闘します。
しかし、家族や島民を救うためであっても、孤独な戦いと悲惨な死を繰り返すのは、非常に辛いものです。
ループを繰り返す中で、親しい人の死に何度も絶望し、自分があの時こうしていれば良かったという責任感から何度も後悔します。
また、射殺、刺殺、毒殺、斬殺など、毎度、激痛を伴いながら息途絶え、さらにそれを自分自身で実行しなければならない場面もあります。
このように、精神的、また肉体的な苦しみを経験しながらも、運命を変えるため、過酷な現実に立ち向かっていく慎平の不屈の意志に、「負けるな!頑張れ!」と応援せずにはいられません。
2. 小舟 潮(こふね うしお)
一言解説
「戦う天真爛漫ヒロイン」
概要
サマレンのヒロインで、日都ヶ島に住む17歳の少女。
フランス人の父と日本人の母の間に生まれたハーフで、髪は父譲りの金髪。
海に溺れた小学生を助けようとして、海難事故で命を落とした(とされた)。
慎平のことが好きだが、はっきりとその想いは伝えられていない。
性格は天真爛漫で、日都ヶ島の夏祭りが好き。
魅力
潮の魅力は沢山あって書き切れないのですが、ひとつは、「孤独なループを繰り返す慎平と一緒に戦ってくれる、心強さ」だと思います。
前述のように、慎平は精神的にも肉体的にも苦しい孤独なループを繰り返し、読者も繰り返される鬱展開に、辛い気持ちになります。
そんな中、潮は慎平の味方となって、未来を変えるために一緒に戦ってくれます。幼馴染であり、家族でもある慎平と潮。さらに、お互いに好意を抱いているからこその強い絆によって、過酷な運命に立ち向かう勇気が生まれます。
また、暗く辛いストーリーの中で、潮の天真爛漫で明るい性格が、慎平と読者の光となり、希望を与えてくれます。
このような心強さが、潮の魅力です。
3. 南雲 竜之介(なぐも りゅうのすけ)
一言解説
「ミステリアスおねーさん」
概要
日都ヶ島出身のミステリ作家。
表向きには、本名、顔、年齢、性別など全て非公開。「南雲 竜之介」もペンネーム。
潮の死は知らなかったが、ある理由から、葬儀の日に日都ヶ島に帰郷した。
14年前に日都ヶ島で、影にまつわる、ある事件に巻き込まれた。
周囲からは変わり者と称される。
魅力
まず、以降の「竜之介」は、ペンネームの「南雲 竜之介」を指すこととします。
と、意味深な前置きを書いたところで、竜之介の魅力は、「物語の鍵を握る、謎多き存在」であることだと思います。
竜之介の言動は、いつも謎に包まれています。
潮の死は知らずとも葬儀の日に14年ぶりに帰省したり、慎平にビンタしたり、夏なのに常に手袋をはめていたり、ボイスレコーダーアプリに定期的に音声を吹き込んだり、木に逆さにぶら下がったり、一人称が「私」だったはずが急に「僕」になったり、影の倒し方を知っていたり、背後からの攻撃を避けられたり、慎平のタイムループを的確に推理したりと、竜之介の不思議な言動は枚挙にいとまがありません。
これが、竜之介の変わり者な性格によるものなのか、はたまた影にまつわる過去の事件によるものなのか、謎は深まるばかりです。
そして、ストーリーを読み進める中で、影の謎、タイムループの謎とともに、竜之介の謎が明らかになっていきます。
このように、物語の鍵を握るミステリアスな存在であることが、竜之介に惹かれるポイントだと思います。
まとめ
今回は、サマレンの主要キャラクターである、網代慎平、小舟潮、南雲竜之介の3人の魅力をご紹介しました。
この3人以外にも、潮の妹である澪(とその影)や、敵など、魅力的なキャラクターは沢山いますが、作品未読者へのネタバレを防ぐために今回は取り上げませんでした。またファン向け記事を書く機会があれば、それらのキャラクターの魅力についても、思う存分語りたいと思います。
次回は、サマレンの「聖地」をフカンしようと思いますので、ぜひお読みください!