見出し画像

第5回 神河ヒルクライム 年代別2位

日時:2024年10月06日(日)
場所:兵庫県 神河町
天候:晴れ 弱い向かい風
カテゴリ:年代別40代

【目標】
年代別(40代)優勝
40分切り
神河はヒルクライムで始めて入賞したレースで思い入れがある。
昨年は年別3位だったので今年はなんとしても優勝したい。

【機材】
フレーム:S-WORKS Tarmac SL6 リムブレーキ
ホイール:BORA ONE 35
タイヤ:アジリストファスト25C
ギア:フロント 50-34  リア 11-28
総重量:約6.8kg

【レース前1週間前の過ごし方】
土:花背TT+ロングライド TSS 230
日:サイクリング+4分走 TSS 145
月:自転車に乗れないほど股が痛くなり強制レスト
火:レスト
水:立ち漕ぎローラー SST~閾値12分×4 TSS100
木:L1と30秒ダッシュ(立ち漕ぎ) TSS50
金:L1~L3 1時間 TSS56
土:レスト 機材の準備
日:レース当日

レース1週間前で過去に経験のない股の痛みが発生してレースまでの6日間はまともに自転車に乗れなかった。立ち漕ぎでないと乗れない。
病院で検査してもらったら血管かリンパが少し腫れているけど大きな異常はなそうとのこと。痛ければロキソニンで対処して様子を見ることに。
CTLは6日間で151→136に急激に下がったが脚だけは不安になるほど疲労が抜けてフレッシュな状態に。

下がっても136あるのは笑ってしまった

金曜日には少し回復して希望が見えたけど痛みと違和感は消えず。土曜日は午前に機材の準備をしていたら乗る時間とれず。午後は家の用事で外出。レースは40分程度だしアドレナリンとロキソニンで誤魔化してなんとかなりそう、ということでレースには参加することにした。

当日
3時起床。
起床時体重59.5kg
このあとレースまでに3回の軽量化。仕上がりとしては58.5kgぐらいかな?昨年よりは2kg軽い。
車で移動中に干し芋220g、デーツバー、バナナを食べて炭酸水を500ml飲んだ。車移動は高速道路を使って2時間。
第3駐車場に車を駐車して準備やらして会場に到着したのが6時ぐらい。
そこから知り合いと話したり受付、トイレ、預ける荷物の整理などをしていたらアップする時間がなくなって、10分もアップできず。ほぼノーアップは辛い。

【作戦】
40代カテゴリだけで119人がエントリーしていて人数が多いので40名ずつ3組に分かれて1分差で出走(ネットタイム方式)
自分は1組になった。
1組には伊吹山で戦った播磨銀輪倶楽部の高松さん、615六甲朝練の西川さん、NICOのはんにゃんさん、おけんさん、ティファニーの2人など知った顔が何人かいた。面識はないけどXで普段からやりとりしているちぃぱぱさんもいるらしい。
自分が把握するなかでは2組にクセが強い猛者が集まっていた。登りに強い昨年の年別準優勝パンダさん、ハイパワーなkeniさん、平坦も登りも速いかんべさんなど。前半の平坦区間をkeniさんとかんべさんがローテして登りでパンダさんが飛び出すパターンかなと予想していた。これがハマればパンダさんは優勝するだろう。
じんわりスタートして徐々に上げるのだとネットタイムで負けそうな気がしたので、2組の選手に勝つにはスタート直後から脚を使ってでも10km地点までの平坦区間でペースを上げて「速い集団」を作ってタイムを稼ぐしかない。おそらくそれは誰もしたがらないだろから、スタート直後から自分がヤルしかないと腹を括った。前半は付いて来れる人だけ付いてきてもらって回せる者だけで回す。勾配が上がってからはドラフティングはあまり効かないから単純な力勝負。とにかく勝ちにいく走りをしないと勝てない。そう踏んだ。

コースプロフィール

【レース開始】
計測ラインは播磨銀輪倶楽部の高松さんが先頭で通過、番手が自分。
高松さんが5倍ぐらい牽いて程なくしてローテの合図がきたので、ちょっとしたセレクションのつもりで5.5~6倍ぐらいで踏んで前に出て40秒ほど牽く。
このあとは一人で長引きせず回すように声を掛けながら集団の速度を維持しながらローテしていく。
後方を確認したきに集団は長かったように記憶しているけど積極的にローテに参加しているのは4,5人。覚えているのは高松さん、はにゃんさん、おけんさん、ティファニー、自分。先頭交代して後ろに下がろうとすると4番目ぐらいにココに入れと言わんばかりに微妙に車間が開いているし、中切れされるもの嫌なので仕方なくそこに入る。向かい風で速度が伸びない。平坦区間終盤にはすでに脚にだいぶ疲労がきている。
平坦区間は昨年よりも脚を使っているのにローテ人数の少なさと向かい風で昨年よりも30秒ほど遅かった。

登りに入ってから残っていたのは先頭を回していた4人+ちぃぱぱさん(あとで判明した)の5人ぐいだったと思う。
12km過ぎではにゃんさんが集団からドロップ。
14.5kmの残り2km地点でちぃぱぱさんが前に出たところで、おけんさんがドロップ。
ちぃぱぱさんに離されてからは10秒ぐらい後ろで自分と高松さんが並んで抜きつ抜かれつの状態。ちぃぱぱさんに追い付きたくても追い付けず。背中はずっと見えている。この10秒が辛い。平坦で脚を使いすぎたか…
残り1km斜度が緩んだところで、ここぞとばかりに踏んで高松さんを離しにかかる。スプリント勝負になったら勝つ自信は無かったのでここで勝負に出た。5,6秒離すことに成功したので、追い付かれないように踏んでいく。
ゴールまで400mのところで全力出し切りダンシング。
1組では2着でゴール。ゴールタイムは手元で40分15秒。

Stravaのタイム差比較機能

目標であった優勝も40分切りも達成出来なかった。
悔しくてしかたがない。
力が足りない。
2組と3組の選手のタイム次第では3位入賞も危ういが、そんな思考の前に優勝出来なかった事実が突き刺さる。
やれるだけのことはやって出し切った。そこは悔いは無いけどもう一押しパワーが足りなかった。
なんだかんだで終わってみればレース自体は楽しかった。悔しいけど。


【レース後】
正式なリザルトがでるまではお楽しみの選手同士の交流。
615六甲朝練のお菓子パーティーに混ぜてっもらったり写真撮影をしたり、レースには出ていないけど応援に来ていた昨年優勝者のパックさんと話したり、Xでやりとりはあったけど初めましてのちぃぱぱさんとも話せた。レース会場でしか会えない人達との交流が最高に楽しい。

みんなで615ポーズ

ドスコイのkiyotakeさんに米粉で作った手作りカヌレを頂いたのですが、これが手作りとは思えない美味しさで感動しました。ゴール後に食べたどのお菓子よりも美味しかった。ずっとグルテンフリー生活しているので米粉のお菓子はめちゃくちゃ嬉しい。

kiketakeさんのXのポストから拝借


【リザルト】
各カテゴリの入賞者がアナウンスで発表され年代別40代 2位 で自分の名前が呼ばれた。
1~3位までは1組の着順がそのまま年別の順位となった。
4位と6位が2組のパンダさんとkeniさん、5位は3組の選手。
パンダさんとのタイム差が30秒もなかったで平坦で頑張って良かったと思った。2組は平坦でそれほど速度が出なかったと聞いた。

【表彰式】

富士ヒルの表彰式と同様にhsjを目出させるためにウィンドブレーカーを着た


【下山】
下山しようとバイクに跨がって走り出した瞬間に違和感。
フロントタイヤがペチャンコにパンクしている。
…いつパンクしたんだ?
まさかこんなところでパンクするとは思わず、下山荷物には予備チューブや工具を入れていなかった。
困っているとInfinityStyleの岩本さんが声を掛けてくれて、それに気付いたきょうしろうさん(奥様の応援に来ていた)も声を掛けてくれて、なんと予備チューブとタイヤレバーを差し出してくれた。きょうしろうさんの呼びかけで真鍋チャンプがフロアポンプとアーレンキーを貸してくれました。
僕からすれば雲の上の存在のような憧れの選手お二人に助けて頂いて恐縮するばかり。お二人とも自身の強さを一切鼻にかけず優しく助けてくれました。そして僕はたくさんの人達に囲まれてパンク修理をしました(笑)
チューブを交換して最後にタイヤが硬くてはまらず困っていると615六甲朝練の魔人こと葉山さんが魔人パワーではめてくれた。
皆さんのおかげで無事に下山、帰宅できました。
改めて御礼申し上げます。
帰宅後にパンクしたチューブを調べたらスローパンクレベルの極小の穴が開いていました。洗面所に水を張ってチューブを水につけないと分からないレベルの小さな穴でした。第3駐車場から受付に向かう時に小石を跳ねてしまったぐらいしか心当たりがない。もしかしたらスローパンク状態ででレースを走っていたのかもしれない…

【考察】
結果を見れば入賞者が3人とも1組だったので、脚を使ってでも平坦でタイム差を付ける思惑は成功したと言える。ローテに参加してくれた選手には感謝です。
平坦区間はローテの人数が少なかったのと向かい風の影響で昨年より30秒ほど遅かったけど、登り区間は昨年より40秒ほど速い。平坦でしっかり脚を使ったうえで登りを短縮できたのは成長の証。体重は昨年より2kg軽くてパワーは少し高い(下振れパワメだけど)のもタイムに表れいる。

目標の年別で優勝はできなかったけど、そろそろチャンピオンクラスにいけと言われそうなので来年の神河ヒルクライムはチャンピオンクラスに挑戦します!



いいなと思ったら応援しよう!