东北のクセ強お爺
これは中国の東北地方(黒龍江省ハルビン)滞在中の話である。
一応、中国の地理に詳しくない方向けにハルビンの位置を紹介。
間違えて真冬の12月に行ってしまった(志願しました)
真冬は本当に寒いのだが、冰雪大世界という雪まつり見たさに、寝台列車に乗り旅に出た。寝台列車っていうのがまたロマン。(谁懂!
ま、これはこれですごく楽しかったんですけど、それを超えるインパクトを残したお爺がいました。
お金のない苦学生だったので安い民宿みたいなとこに泊まったんですけど、そこのオーナーがかなりのクセ強お爺でした。
まず、入った瞬間に気さくを超えて変態じゃないかってくらいボディータッチとハグして「寒いのによく来たな」と出迎えてくれました。
いやこれは中国ではまあ普通なんだが、この距離感のバグり方といい、「わしは10年ぶりに帰った孫か」と突っ込みたくなる歓迎っぷり。
その後、他愛もない話をしてチェックインしていると、爺さんはパスポートをみてからようやく僕が日本人と分かったらしく、「わざわざ日本から来たのか!中国語も上手いねぇ〜」と下心丸出しで褒めてくれた。
話を聞いていると、この民宿はどうやら日本が統治していた頃に建築されたものをリノベしたものらしい。
お爺が「俺は日本語知ってるぜ!」と何か言いたげな顔をしていたので、
😊「何か日本語話せるんですか?」と聞いてみると👴「おう!あったりめぇだ!」の一言。
うん、知ってた。
😊「えー、例えば何ですか?」
👴「バカヤロゥーーーー!!」
😊 …..
👴「確か、これは挨拶だったよな!」
😊「あーそうですね、日本語上手〜」
(もう直すのめんどいし…w
爺さんは本気でバカヤロゥーを挨拶だと思ってたのがまた面白いんですが、たぶん悪気はないんですよね。この民宿の歴史も歴史ですから、複雑で難しいなぁなんて思っていると、
👴「よし、一緒に飯に行くぞ」
😊 。。。。
铁锅炖(東北料理)のお店に連れて行ってくれて、ごちそうしてくれました。
ここの歴史から考えて、正直に日本人が来て嫌な顔してもおかしくないのに、「来てくれてありがとう、中国に興味持ってくれて嬉しい」と言ってとことん腹を割って話してくれるところにお爺さんの懐の深さと中国人のあたたかさを感じましたね。(もちろん彼らの情にかまけて歴史を忘れてしまうのはよくないですが..)
次の日も雪で危ないからと車を出してくれましたが、えらいオンボロカーでこっちに乗るほうが危ないと感じたのは秘密です笑
😊「てか爺さん今日仕事は?ww」と聞くと
👴「あーええねん、どうせ今日は人来ないし」
ワンオペやろ爺さんの宿ww
もしゲスト来たらどうすんねん、凍え死ぬでそいつ
と思いながらまあこれくらい適当でもいいのかなんて思ったり。
爺さんと過ごした時間や交わした言葉が寒い寒いハルビンにいた僕をあたためてくれました。旅での出会い、これからも大切にしたいですね。
では、今日はこんなところで!!
お別れの「バカヤロゥー」笑
p.s. また行くから爺さんその時は民宿にいてくれ〜