策略成功バレンタイン
こんにちは。凪です。
今回も彼との婚外恋愛話を書いていきますね。
彼、Hさんと飲みに行こうと約束して、2年。
具体的な話は一向に進まなかったものの、会えば必ず目が合ったり、たまに話すことがあれば「飲みに行こう」と言われていたので、社交辞令ではないことはもう分かっていました。
あとはもう持久戦。
コロナが治まるのが先か私が諦めるのが先か、みたいな。
なので、淡々と過ごす毎日でした。
そしてバレンタインです。
(急ですみません…)
好きな人にチョコレートあげたくないですか?
いい大人がイベントに頼るのもどうかと思ったけど、やっぱりあげたかった。
ですが、環境はなかなか難しく…。
彼のデスクの周りは、全員女性なのです。
だから、デスクに行ってあげるのはまず不可能。
明らかに不自然。
なので、ばったり会った時に渡すしかないと思ってました。
偶然に頼るしかないというこの確立の低さ。
正直、あげるのは無理だと諦めていました。
一応チョコレートは用意したけれども、「多分、このチョコレートは私が食べるのだろう」と思っていたわけです。
バレンタインデーは土日に掛かっていたので、チョコレートをあげるタイミングは金曜日。
この頃、大雪警報が出ていました。
車内の掲示板で、Hさんが自分のチームへ「大雪警報が出ているからテレワークに切り替えて下さい。自分は出社してます」と発信してるのを発見。
瞬間、私の脳が高速で動き出した。
これ、Hさんひとりじゃない?
無理だと思っていたバレンタインチョコレートをあげられるかも!
速攻で私もテレワークだったシフトを出社に切り替えました。
金曜日当日。
チョコレートだけ手にしていたら怪しいので、帰る時にあげることにしました。
バッグに忍ばせたままならバレないから。
こういう知恵はよく回る私です 笑。
Hさんのいるフロアに降りて、ドアの前で深呼吸と神様に祈りました。
『どうか、誰も周りにいませんように』
勇気を出してドアを開けたら、Hさんだけ。
願いが通じたのか、周りには誰もいませんでした。
やった!!
神様ありがとうーーー!!!
せっかくのミラクル。
勇気を振り絞ってHさんの元へ。
「お仕事中すみません。バレンタインのチョコレートです」
と、手渡すと、
「ありがとう!」
Hさんも仕事モードの顔から、パッと嬉しそうな顔になって。
よかった。迷惑そうじゃなくて。
優しい笑顔にほっとしました。
念願のバレンタインチョコレート手渡し。
これだけでもう嬉しかった。
そしてさらに、
「凪さんと飲みに行く約束して2年だね。なかなか行けなくて、ごめんね。正直今、行く気力がなくて」
約束。
2年。
やっぱり覚えてた。
私でさえ、約束して2年なんて覚えてなかったのに。
行く気力が無いっていうのは、多分仕事や彼の状況が忙しかったのでしょう。
この4ヶ月後に退職してますからね。
気持ち的にもしんどかったのかもしれません。
兎にも角にも。
彼にバレンタインを手渡ししたい夢が叶って、ほんとに嬉しかったな。
そしてやっぱり約束覚えてることも。
策略大成功でした 笑。