3年経っても水樹奈々ライブの楽しさは不変だった。NANA MIZUKI LIVE HOME 2022に行ってきた話
2022年夏。水樹奈々さんは3年ぶりの夏ツアーを開催していた。
「NANA MIZUKI LIVE HOME 2022」と題された今回のツアーでは兵庫県、茨城県、埼玉県、宮城県、愛知県の5会場10公演をまわった。そのうち茨城県でのライブは初であり、ここでライブをすることによって水樹奈々さんはライブで47都道府県制覇となった。おめでとうございます。なお当日、プロデューサーの三嶋章夫さんは流行り病となりこの公演だけ見に来れなかったらしい。奈々さん曰く「悪運の持ち主」。
私はそのうち埼玉公演初日と愛知公演初日に参戦してきたので今回はライブの感想を話していく。
なお、この3年間の経緯などは別途記事にしているのでこちらを参照していただければと思う。
・埼玉公演初日
この日はチケットもホテルも取らずに新幹線に乗り込む体験を3年ぶりぐらいにした。というか3年前の春に野球観戦する際に一度だけ経験がある。
ホテルは新幹線乗車して早々に取ったが、チケットに関しては品川~東京間で取るギリギリっぷり。危ない
新幹線で東京駅に着き、私がまず最初に向かったのは宇都宮線のホーム。普通ならそのままさいたま新都心駅まで行くが、今回は浦和駅で途中下車した。そしてアウェイの洗礼を浴びる。
目的は浦和にある「調神社」。こちらは戦姫絶唱シンフォギアAXZの第9話にも登場した神社であり、うさぎを祀っていることでお馴染みである。
暁切歌「ここ狛犬じゃなくてうさぎがいるのデス!」
マリア「うさぎさんがあちこちに・・・かわいい!」
その後は浦和駅近くのコンビニでチケットを発券。そもそも新幹線の中でチケットを取ったので遠征先でチケットを発券する事案になった。
改めてさいたま新都心駅に移動。何気に人生初のSSA(さいたまスーパーアリーナ)である。
その後は物販で簡単に壊れることでお馴染みのペンライトを買い最少人数でオタクと会話。その後流行り病にやられたメンバーはいなかったみたいなので一安心です。
そしてライブ本番。この日は200レベルの後方彼氏面シートでした。しかも左隣が3席ぐらい空いていた。
1曲目の「New Sensation」を聞いて「いよいよ帰ってきたんだ」という実感がひしひしと沸いてきました。
「一度きりの人生 楽しむべきだよね」
この曲といえばこのワードが有名ですが、今水樹奈々さんが一番伝えたかったメッセージだったのかもしれない。
今回、チェリーボーイズ(バックバンド)の顔ぶれが一部変わっていた。前回より帯同している佐々木コジロー貴之さん(ギター)に加え、園田涼さん(キーボード)が参戦。なんと灘高校から東大に進学した後に何故か音楽家になった才能の持ち主である。そんな園田さんは前日神宮球場に巨人の応援に行っていた。奈々さん阪神ファンだけどええんか?
8曲目はツアー恒例のお楽しみ企画。今回は水樹奈々はじめての○○と題し(はじめて人前で披露した曲など)色々な公演限定曲を歌った。
埼玉公演初日は「はじめてカバーした曲」である森川美穂さんの「おんなになあれ」が歌われた。ちなみにこの楽曲はシングル「POWER GATE」のカップリングである。あと翌日女装したフォロワーがいたらしいがそういうことではない。
チェリーボーイズと同様にチームヨーダ(バックダンサー)にも新顔が加入していた。なんと彼女は元diana(ベイスターズのチア)メンバーだそうだ。セリーグオールスターか?
そういえば開演前に会ったオタクも阪神、中日、DeNA、ロッテ、西武と野球ファンが多かった気が・・・。
今回のオリジナルムービーはホームビデオに奈々さんとゲスト声優が吹替を入れるもの。埼玉公演は地元埼玉県出身の杉田智和さんだった。案の定カオスだった。
その後水樹奈々さんはアメ車に乗って登場したが訓練された水樹奈々オタクはそれがしでは驚かない。そもそも乗り物が出てくる時点で異常と気付くんだ。
個人的に刺さったのはアンコール2曲目の「STAND UP」。発売当時色々と迷っていたことがあり、そのため最近の曲の中では思い入れのあるほうなので聞けて良かったと思う。
全体的に声が出せない分クラップを使う場面も多く、これまで「シャッス!」と言っていた部分などはチェリーボーイズによって賄われることになった。声出さなくても意外と楽しめた、というのが率直な感想である。
そして無事終演。とりあえず三本締めニキは許すな。
規制退場は一番最初に案内されたため速攻でさいたま新都心駅へ。その結果七色に光るSSAは撮り逃した。なのでSSAでライブやってください。
そこからホテルで一泊して初日は終了。フロントで待機しているときには「LIVE HOME」と書かれていたTシャツの人に遭遇した。同業者だ。
翌日、この日は別のイベントに参加するためSSAには行かなかったがとある飲食店に向かった。
「東京麺珍亭本舗」
このお店には5年前にも訪れたことがあるが、そのときから早稲田方面に少し移転していた。過去に水樹奈々さんも来店した経験があり、店側も数年前から「水樹奈々推し」を公言するようになった。
そして遂には「奈々スペシャル」という特別メニューまで作られた。
味の感想であるが、予想以上のボリュームがありカレーのパンチも効いていた印象がある。少食な人は気を付けたほうがいいかもしれない。
そしてその後は別のイベントへ。その結果、水樹奈々さんのパクリをする女性声優と遭遇するのであった・・・。昨日いたんかい!
・愛知公演初日
埼玉公演から2週間後、次は過去に13回も行っている日本ガイシホールでの公演があった。こちらも初日だけの参戦。
愛知県でのライブは本来2020年8月16日にナゴヤドーム(現バンテリンドームナゴヤ)で実施予定であった。しかしこれが中止となった結果、4年ぶり13回目の日本ガイシホールとなった。過去13回は行っているが4年ぶりの開催であり、この間に改修工事も行われれている。
愛知公演二日目はで欠席するまで日本ガイシホールでの公演はすべて行っていることになる。
なお、過去13回についてはこちらを参照していただければと思う。
そしてこの日はナゴヤドーム公演のときにやろうとしていたことを実行しようとしていた。それは「走ってライブ会場に向かう」というやつである。
理由は2つある。1つ目は、このときのツアータイトルが「LIVE RUNNER」だったからである。過去にも何度かやったツアータイトルにかけた個人的な命題である。そして2つ目はナゴヤドームまでギリギリ走って移動が可能な距離と判断したからだ。2020年の年始はランニングをしていた。なお、中止が決まり情勢が悪化して外出自粛辺りからランニングはしなくなった。
今回はナゴヤドームではなく再び日本ガイシホールに戻ったことでどう考えても歩いては移動できない距離となってしまった。そのためこんな代替案を考えた。
「ママ(となった水樹奈々)のライブにチャリ(略してママチャリ)でライブ会場に向かう」
気が狂ってる
走って無理なら自転車を使えばいいじゃない理論。これを実行しようと思った理由は3つある。
1つ目はいつもの悪ノリ。我が家に自転車で帰ることは何らおかしいことではない。駐輪場問題も会場に止められることを知ったため解決。
2つ目は終演後の混雑を避けられること。この週はかなり電車遅延や運転見合わせが多かったため、JR東海への信頼感が落ちていた。
3つ目はとある方がライブは困難を乗り越えたときのほうが楽しいとおっしゃっていたことから。移動距離は伏せるが片道10キロは超えていた。
そしてライブ当日。天気は曇りのち雨と早速試練が襲い掛かる。他のオタク達がどんな名古屋めしを食べるかを考えている間に私はいかに雨を防いで無事に帰ってくるかを考えていた。なおライブ自体は屋内で開催されるのでスタジアム公演と違って雨の心配はない。なお、西武ドームはグレーゾーンである。
そして移動開始。途中日笠陽子さんに関する悲しいニュースを聞いてしまったがなんとか到着。曇っていたおかげで直射日光によるダメージは少なく湿度によるダメージのほうが大きかった。
その後、細心の注意をはらってオタクと会話。SSAで会った人達が何人か流行り病に倒れていた。悲しい。
そして分散入場に従い早めの入場。SSAと違い普通に両隣がいた。
数分押してからの愛知公演初日が開演した。
チェリーボーイズ側にも流行り病が出てしまい、残念ながら福長雅夫さん(パーカッション)が不在。それでも残りのメンバーは今日も元気だった。
愛知公演初日には埼玉公演初日には不在だった佐藤雄大さん(キーボード)が参加されていた。キーボードは2人体制のようだ。
今回の企画曲は「初めてのアニメエンディングテーマ」。TVアニメ「RUN=DIM(ランディム)」のEDである「Heaven Knows」が歌われた。
愛知公演のオリジナルムービーのゲスト声優はなんと堀内賢雄さん。「シャーマンキング」「うらみちお兄さん」など意外にも共演作は多い2人である。堀内賢雄さんの声の使い分けに会場からは拍手が起きていた。
「ダブルシャッフル」から「MARIA & JOKER」のトランプ的な流れや「FIRE SCREAM」から「WHAT YOU WANT」の剣的な流れ(翼さんもアーサーも剣使い)は個人的に好きな流れである。
そして声が出せないのに煽る水樹奈々さん。やはり3年経っても水樹奈々ライブの楽しさは不変であった。
アンコール3曲目の「HOME」からアンコール4曲目の「No Limit」の流れで少し涙ぐんでしまった。「HOME」を歌っているときのバックの映像は反則すぎる。
そして次はいつライブに参戦できるのかとふと思ってしまった。3年前のZOZOマリンではそんなことは考えたこともなかった。しかしこんな世の中になってしまい、1公演1公演がとても大切な公演であることをあらためて実感した。次会いに行ける日はいつになるかわからないが、「水樹奈々さんのライブこそ自分の原点」ということを再確認することができた。
別の人にとってはツアーの1公演にすぎないかもしれないが、個人的には忘れられない夜になった。
そしてライブが終わった。規制退場に従い退場する中こんな声が聞こえてきた。
スタッフさん「お外は雨が降っていますので・・・」
ここからが本当の戦いだ・・・。
駐輪場に移動して荷物を整理したり雨具を準備して出発。
懸念された雨も30分程度で弱くなり、途中からは雨具を外して移動することができた。視界は暗かったが人も少なく涼しかったため無事帰宅できた。
なお足はパンパンになった。もう二度とやらないと思います。
・最後に
まだまだ書き足りないことはありますが今回はここまで。
次のライブまでは生きねばならないという使命感をあらためて感じたので日々健康に過ごそうと思います。まずはダイエットを・・・。