魔法使い10年越しの悲願へ。私が見てきた日向りりの一年間。
2024年8月31日、彼女は普段はあまり行わないSHOWROOM配信を行っていました。そこで彼女は翌週出演する舞台にどうしても来てほしいと熱く語っていました。彼女の名前は日向りり(ひなたりり)。名古屋で魔法使いとして活動しています。
・・・え?魔法使い?
「私地下アイドルって名乗るのあまり好きじゃなくて魔法使いを名乗ってるんです」
日向りりがアイドルとしてデビューしたのは約10年前。そのときから「ベリースカッチ王国」という彼女の脳内にある王国は存在していたそうです。
2018年にはアイドルグループ「ふぇありーているず!」の初期メンバーとして活動を開始。しかし2019年にはソロ活動への転身を希望し脱退。結成当時は12人いた初期メンバーも現在では2人のみとなっています。
その後は現在に至るまでソロでアイドル活動を行ってきました。
1.日向りりとの出会い
私が初めて会ったのはアイドル現場ではありません。2023年9月30日の「chemical20」という即興芝居のイベントでした。そのときに私は日向をひゅうがと呼んでしまいその罪滅ぼし?もあって当時彼女が行っていた #ひなた組10000餃子チャレンジ に参加することになりました。これは日向りりのファンが1年間で餃子を食べるという無謀な企画でした。
私は期間中に120個の餃子を食べ、少しは貢献したと思っています。最終的に12月中旬には10,000個の餃子を完食し企画成功となりました。
普段はアイドルとしての活動が多い彼女ですが、私が日向のアイドルとしての姿を観たのは2024年に入ってから。そのため「アイドル現場で会うの変な感じ!」ってお互い言っていました。ちなみに全部夢咲あかりさん現場
2.日向りりとお芝居
私が初めて日向りりのお芝居を観たのは名古屋クリエイトさんの「七人の部長」という舞台でした。この舞台は2023年の年末に開催されたので、私は日向をアイドルとしてよりも先にお芝居で観ることになりました。彼女はここで蓮美詠子という生徒会長の役を演じていました。
各部活の部長が参加する予算会議。そんな中、部費に巡って言い合いが起きてしまう・・・。そんな中で他の6人をまとめる役割を担う生徒会長。
日向はインスタのストーリーで相当葛藤を抱えながらお芝居をしていることを打ち明けていました。しかしその苦しみの中から生み出された演技はとても素晴らしいものでした。
この次に日向のお芝居を観たのは2024年3月に開催された「演弗企画」。うさ兄プロジェクトさんが数年に一度アイドルとお芝居のケミストリーを作り上げる作品です。
日向はここで「持ち手さん」という役を演じました。
・・・黒タイツ!?!?!?
アイドルとしては異端ともいえる黒タイツを身に付けて作中に登場する妖精を動かす役でした。しかしこれには意味があったのです・・・。
そして3作品目。劇団わに社さんの夏の恒例イベントでもある「野菜、キッチン、おとう。」2024年版 への出演が決まりました。
ここで演じたのは梶山サナエという母親役。メインキャラであるリンコの母にしてカンジの妻に当たるキーパーソンです。しかし日向の儚さはサナエに見事にハマっていました。
3.日向りりと「恋人としては無理」
2024年7月24日、名古屋クリエイトさんの「恋人としては無理」の出演者が発表されました。その中には日向りりの名前もありました。
彼女のこの作品に対する思い入れは特別なものがあり、自ら志願してフライヤーを作成するレベルでした。
この日から彼女は繰り返すように「この舞台に来てほしい」と宣伝を頑張り続けています。2024年8月にお会いした際にも直接宣伝を受けました。
日向の友人であるすぎのなこさんに若干の強引さを感じたことは何度かありますが、日向に対してこのように思ったのは初めてです。それぐらい彼女はこの作品に強い思いがあるのでしょう。
時系列を2024年8月31日に戻します。この配信で日向はこのように話していました。
私は日向の本気を感じました。正直言うとこの少し前からそれを感じてはいましたが、あらためて彼女の思い入れの強さを感じました。
こちらの舞台の予約は現在受付中です。是非とも日向りりの本気を観に行ってあげてほしいです。以下のサイトよりご予約ください。(予約は前日まで可能、当日予約はDM等で受付)
https://www.quartet-online.net/ticket/44bsa6z?m=0xebgja