ヒロアカ7期ed考察/六等星
今回は、「僕のヒーローアカデミア」7期2クールのエンディング曲「六等星」について、ヒロアカ視点で考察していきます。
まず、ざらめさんのファーストテイクでの言葉
太陽のような存在と比べて、ちっぽけだと感じてしまう自分の事を歌いました。
このことから、はっきりとざらめさん自身の事を歌っていることが分かりますね。
早速、ヒロアカ視点で考えていきましょうか。
「太陽のような存在と、ちっぽけな自分」
まるで、オールマイトと緑谷出久の関係ですね。
ただ、視界をひろげてみると、すべての人にも言えることです。
ヒーローと一般市民、プロヒーローとその弟子というように、
「憧れ」という言葉がぴったりはまります。
この曲のテーマはずばり、「強い憧れ」でしょう。
私がヒロアカで一番好きなのは、「第158話 少女のエゴ」です。
エゴというのは、不思議なことにヒーローの本質であり、ヴィランの本質でもあります。自分がこうしたいから、こうする。
タイトル通り、麗日お茶子とトガヒミコふたりの女の子のエゴがぶつかり合う話でした。この話を見終えてからのEDは、いつもと聞き方が変わりました。二人の曲にしか思えなくなってしまった。
しかもこの曲のジャケット写真は、お茶子ちゃんです。
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曲のタイトルである「六等星」というのは、肉眼で見える一番暗い星の事です。
1から6までの星の明るさで、いちばん小さな光ということでしょうか。
私はこれを知って、ヒーローみたいだなと思いました。
歌詞にも出てくる「一番星」一番眩しい星は、オールマイトやデク君を連想させます。その中お茶子ちゃんは自身を、その中で一番暗い星である6等星だといった。
だけど私は思うのです。一番やさしい光。一番やさしいヒーローではないか。
人の喜ぶ顔が好きだった。笑っている顔が好きだった。
ヒーローがつらい時、誰がヒーローを守ってあげられるだろう
これが優しさでなければ、他に何を優しさと呼ぶのでしょう。
今思えば、お茶子ちゃんはずっとこの精神で生きていた。
「ただ喜んだ顔が見たい」
お茶子ちゃんは諦めない人です。なぜなら、彼女の憧れの人は諦めが悪い人だから。
この歌詞
君を照らせない光に意味はない
あなたを笑顔にできないなら、私はヒーローじゃない
消えちゃいそうな小さな祈りでも 君を照らさない理由になりはしない
あの日悲しませたことで、あの時嬉しそうにデク君に告白してる姿を見て、一人泣いてる姿を見て、また笑ってほしいと思った。
だから、なぜ彼女が笑えないのか泣いているのかをずっと考えたのでしょう。
このトガヒミコとの戦いの間、お茶子ちゃんは攻撃をしていない。ずっと考えることをやめなかった。寄り添うことをやめなかった。
ヴィランさえも救ってしまうほどに、彼女はどこまでも優しいヒーローですね。
お茶子ちゃんにとっての一番星はきっとデク君でしょう。
そんなデク君に告白したトガヒミコもまた、お茶子ちゃんにとって「大きな憧れ」
だから「6等星」なのでしょう。自分を下に見ることで、憧れを何倍にも輝かせる。
涙の跡が消えない横顔 瞼に残る
戸惑うことも許さない刹那 怒りに震えた
帰る場所にも似ていたこと
失うために出会ったわけじゃないんだ
声を 言葉を 優しい熱さを心に灯して
消えちゃいそうなほど 命が足りないんだ
君を照らせない光に意味はない
消えちゃいたいくらいの6等星の瞬き
一番星を搔き消すような 君の声を探してる
いかがでしょう。私なりに解釈してみました。
ぜひ「六等星」聞いてみてくださいね。
読んでくれてありがとうございました。