tohji『Phenomeno』~咀嚼する②tohjiらしさと進化~
皆さんこんにちは。
最近は、暖かく過ごしやすい日々が続いていますね。
私の方も、新社会人として働き始めて2週間が経ちました。大変な事もありますが、バタバタと楽しい日々を送っています。
普段働いている皆様、お疲れ様です。社会人の偉大さを痛感する毎日です。
前置きはこの辺りにして、本日、このブログで上げていくの楽曲は
tohji『Phenomeno』
皆さんご存じの通り、tohjiというラッパーは、「ラップスタァ誕生」で注目を浴び、『on my own way』『I'm a godzilla duh 』などの曲をリリース。所属クルーのmallboyz名義では、『higher』というヒットチューンを持っています。ここ数年では、『super ocean man』『Aglio e olio』といったこれもまたヒットチューンを生み、日本ヒップホップシーンに欠かせない存在であるといえるでしょう。
私の個人的な感想としては、tohjiの楽曲からは、最先端でありながら、どこか懐かしいというか、厭世的というか、、とにかく一言では言い表せないような印象を感じることができ、tohjiのヘッズはこれを求めているのかなと思います。。
今回リリースされた『phenomeno』を初めて聴いたときには、今までのtohjiの曲とは、かなりテイストが違っているように感じました。主に、リリックで英語が多用されていることや、季節で表すと”夏”のイメージが強いtohjiの楽曲ですが、この曲は”冬”のイメージだったり、、という部分からです。
Q,皆さんの中にも私と同じように感じた人も多いのではないでしょうか。
しかし、私も楽曲がリリースされて数日、何度もイヤホンに耳を刺して聞き(スシボ)、MVや周辺情報をディグるうちに、テイストの違う『Phenomeno』から、今までと同じようなtohjiらしさを感じることができた、これまでのtohjiとこれからのtohjiの二面を感じることができたというのが、最終的な私の感想です。
以下で私が感じた印象的な”tohjiらしさ”を咀嚼していきます。
①サウンド、楽曲としての側面
この楽曲では、ロンドンのDark0が参加しています。Dark0は、ヒップホップやエレクトロニックを主戦場としているプロデューサーであり、この楽曲でも、ピアノや電子音などのサウンドを巧みに扱っており、元来オートチューンを得意とするtohjiの声が完璧にマッチしています。
②リリックとしての側面
サビ部分では、リリック無しでDark0のサウンドを前面に押し出すという構成も「super ocean man」に通ずる部分がありますね。
また、リリックに注目してみましょう。
1バース目の
「i think i saw u at the Tesco」のTesco(テスコ)は、tohjiの過去作『カモメ(broken ep-EP収録)』内でも「テスコの上 ヨーカドー(イトーヨーカドー)の上」というリリックで登場しており、イギリスのスーパーマーケット、モールの名称だそうです。
過去のリリックにも登場している固有名詞や、その内容が自分たちに馴染み深い(mall)ものだという点でも”tohjiらしさ”を感じることができる部分だと個人的に感じます。
他にも咀嚼できそうな部分は多く存在します。是非、コメント等でご教授いただきたいです!
最後に、自分の青春時代を耳から支えてくれたtohjiがまだまだ、進化を続けていることを励みに、私自身も新社会人生活を過ごしていきたいと思います。是非、tohji『Phenomeno』聴いてください。おススメです。
「16時なのにもう真っ暗でさむいロンドンで書いた そういう木枯らしな感じ 刺すような寒さだった」
tohji (https://www.instagram.com/_tohji_/)
Instagramストーリーズより
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