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斧投げレポ:自分キルショットやれます

斧投げしてきました。


想像するのは最強の自分

向かったのはREEAST ROOM西新宿店さん。
斧投げ4レーンを貸し切る人数で向かった。
ヤニクラでバッド入った後だったので斧が投げられるのか? という不安はありましたが、普通に投げられました。
新宿駅の駅員さん、休憩室を貸してくれてありがとう!

ヤニクラについてはここに書いてます。

REEAST ROOMさんは斧投げの他、物壊しやシーシャも吸えるとのことだったのですが、今回は斧投げだけになった。
というのも最初はシーシャも追加する予定だったのだけれど、店員さんの「シーシャここで吸うなら上に専門店あるんでそっちがいいすよ!」というオススメに従ったからだ。
お兄さんにオススメされたけどその日はシーシャを吸わなかったので、今度また行ってみたい。

斧投げって何するの?

そりゃ斧投げるんすよ。

手斧・ハチェットと言われる程度の大きさの斧を、投げる。
これが斧投げ、アックススローイングといいう立派な競技だ。

とかかっこよく書いているものの、斧投げという「非日常」を体験するのが目的だったので、競技であることは店員のお兄さんから聞いた。
店内ではその競技シーンがモニターに映っていて、ぶんぶん手斧を投げていき、真ん中だったりキルショット(後述)をだったりをしているわけである。
これがまあすごい。ばしゅんばしゅん投げて、ドカンドカン刺さる。
ウッヒョ~なんだか盛り上がって来たぜ。

とはいえ、我々は斧投げ素人なので体勢だのスイングのコツなどわからない。
でも大丈夫! こうやって振りかぶって投げるんですよ~と大変ノリのいい店員のお兄さん一から教えてもらえたので、同行した全員が的に当てられるようになった。

余談:大変ノリのいい店員のお兄さん

私たちが斧投げを非常に楽しくやれたのはひとえにお兄さんのおかげでもある。

その店員のお兄さんはまあノリがよく、観察眼がすごかった。
瞬時にいじっていい人間を見分け、時におだてたり、時にアドバイスをしたり、周りがドッと盛り上がるツッコミを入れる。
いやすごかった。お兄さんすごかったな……と今でも思う。
しかもこのお兄さん、グループの斧投げ経験代表者と面識があったことが発覚。どういう運命?

それから斧投げの上手い人に対する「お兄さん(お姉さん)大会出てみませんか?」という誘いがめちゃくちゃ面白かった。
斧投げが本当に好きなんだな~と思ったし、その誘い方が爽やかかつ応援スタイルだったので好印象なお兄さんだった。

そしてこのお兄さんと、グループの数名がバトることになる。

VS店員のお兄さん

大変ノリのいい店員のお兄さんと、斧投げでバトルをすることがある。
いわゆるドリンクを賭けて勝負をするというものだ。こちらが勝ったら奢ってもらえるし、負けたらお兄さんに一杯奢る。
挙手制なので強制ではない。しかし店員のお兄さんのおだてとトーク力により数名がバトルすることになった。
お兄さんの名誉のために書いておくけれど、本当に挙手制である。

一戦目:ダーツが得意氏

ダーツが得意だと、的に当てるという感覚が培われている関係で、斧もかなり当たる。

もちろん振りかぶり方は違うし、姿勢も違う。私はダーツのことを何も知らないけれど、この人の姿勢のしっかりとした感覚はダーツで養われていることは他の人と見比べてなんとなく感じていた。
結構真面目に練習をしていて、それを店員のお兄さんも観察していたのを覚えている。そしてお兄さんが「勝負してみません?」と声をかけた。
このお兄さん、ちゃんと見極めていた。いい勝負になる塩梅があるのだろう。

ちなみに店員のお兄さんにはハンデがつく。男女異なるけれど、それはそれはいい勝負になる程度に。
事実かなりいい勝負になった。お兄さんの勝利で終わったけれど、本当にいい勝負だった。お兄さんは烏龍茶をおごってもらえてウキウキの笑顔だった。

二戦目:仙台の山氏

ごめんなさい私が唆しました。

この人は仙台からその日のためにやって来ていた。
だからなのか「仙台の山からわざわざ!?」なんて話になっていた。いや仙台だからって山から来ているわけじゃないだろ。

そしておそらく、この人が斧投げに一番早く適応していた。
ぽいっと投げると的に吸収されていくわけである。本人は「なんか当たるわ~」ぐらいに言っていたのだけれど、いやそこまで当たるならお兄さんと戦っちゃえYOと私が唆したわけである。

ここでキルショットの説明をしておく。
アックススローイングの的の中でも、高得点を取れる場所がある。
そこがキルショットという場所なのだけれど、このキルショット、なんと宣言をしないと高得点扱いにならず、0点扱いになる。
なのでやったる! となったら「キルショットいきま~す!」と「一気飲みいきま~す!」みたいなノリで言わないといけないのだ。

店員のお兄さんは何が何でも最後に「キルショット行きます!」と宣言をする。というか「僕最後は絶対キルショット宣言をするんで!」と最初に言ってくる。
これがまあ場を盛り上げるわけである。キルショットが当たりに来るかもしれん! というバクバク感、キルショットが外れるかもしれん! という緊張感が観客としてもすさまじかった。

仙台の山から来たこの人の点数はかなり良かった。
店員のお兄さんが外したりするなかで堅実に仙台の山氏は得点を取っていく。
そして最後の一投。

「キルショット行きます!」と叫び投げる仙台の山氏。
的に当たった。場所はキルショットのぎりぎりはずれ。
このキルショットが当たっていたら仙台の山氏は勝っていたはずだった。

そして仙台の山氏は店員のお兄さんにドリンクを奢ったわけである。
いや私が唆したのだから私が奢るべきだった。ごめんなさい。完璧に忘れました。

斧投げ楽し~!

レクチャー+90分の斧投げ体験はあっという間だった。
斧を投げるだけでも様々な個性が出て面白かった。もうすごい速さで斧が的に当たる人もいれば、ハンマーブロスのように弧を描いて見事に刺さる人もいた。

私は私で当たんね~と言いながらぽいぽい投げていた。当たる確率はそこそこだけれど、その瞬間の気持ちよさで当たらないもやもやは相殺される。


真ん中じゃなくても嬉しい

上述のように斧投げ大会も定期的に開催され、それには賞金が出る。
なので特に仙台の山氏は「賞金で交通費相殺できるぞ!」なんて言われていた。いや交通費で相殺しちゃダメでしょ。

マイ斧文化

最後に、特に我々が心を惹かれたマイ斧文化について書いておく。

マイダーツがあるようにマイ斧なんてものがある。

刻印がある~とか柄の部分の形が違う~とか長さが違う~とかそういうものだ。

店員のお兄さんも持っていて、専用のケースから意気揚々とマイ斧を取り出し、バトルに向かう姿はカッコよかった。

この斧たち、一万円とちょっとで購入可能なのだ。
ダーツ得意氏曰く「マイダーツは三万ぐらいかかる」らしいので、マイ斧は大変コスパがいいと言える。

事実一万円なら安くね!? という声があり、買っちゃおうかな……と斧投げ終了後、即通販サイトを見る人もいた。
斧投げが身内で流行り、マイ斧持参になる未来は近い。

終わりに:斧投げという非日常

斧投げは競技であり非日常である。
まず刃物を投げるという行為が危険だ。けれど順序と丁寧な所作で行えばきちんと的に当たる。危険は伴うけれど、爽快感もやって来る。頑張ればキルショットも当たる。

かなり身内で「次もやろうぜ!」という声があるので、斧投げ競技参戦者が出る日も近いんじゃないかと思う。
大会賞金で交通費相殺しようぜ!!!

まあ交通費相殺はしなくてもいいから、また非日常を味わいに斧投げに行きたさがある。
私も上達してあのお兄さんとバトれたらいいな~!

以上、斧投げしてきた感想でした。

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