10年間の感謝と、未来への約束
いつもMBCラジオ RADIO BURN+をお聞きいただいているみなさまへ
このたび、9年半続いてきた番組のMCを引退することとなりました。
鹿児島に帰ってきてまだ右も左もわからない27歳の青年を見つけていただき、マイクの前に立たせてくださったことから、私の挑戦は始まりました。
甑島や鹿屋での出張公開生放送あり、西之表市で長尺収録したり。徳之島や、沖永良部島や、東京や、いろんな場所とスタジオをつないだりもしてきました。
鹿児島を熱くゆるく盛り上げるラジオ。
その看板に偽りがあってはいけない。そう思って、自身の経営する鹿児島天文館総合研究所Ten-Labでも、県内各地の地域づくりの現場に可能な限り入らせていただき、地域に生まれる小さな一歩に伴走させていただきました。
10年の間に、出来たこともあれば、出来なかったこともあります。その時その時、それぞれの瞬間に全力でぶつかってきました。
その積み重ねの、452回でした。
今週末1月30日の放送は453回目。
今週末の放送も、まがりなりにもMCとしてマイクの前に立たせていただく以上、最後までしっかりとお話しきりたいと思いますので、こちらにて、リスナーの皆様へのご挨拶とさせてください。
番組を聞いてくださる皆様へ
いつも、夕方の忙しい時間にお耳を寄せていただき、ありがとうございました。
ラジオのお仕事というのは楽しいながらも孤独なもので、電波の先にいらっしゃるお一人お一人のお顔を、間近に拝見することはできません。
お聞きのみなさまの中には、もしかしたら、とてもつらい事情を抱えたおられる方がいらっしゃるかもしれない。
または、とても喜ばしいことがあり、ハイテンションで聞いておられる方もいらっしゃるかもしれない。
全方位でいろんな環境や心境の方がいらっしゃると思った時に、言葉が思うように出ない時期もありました。
それでも、ここまで続けてこれたのは、この番組を通して知り合ったゲストの皆さんや、「聞いてるよ」と声をかけてくださるリスナーの皆さんや、毎回最高の環境を整えてくださった局のスタッフの皆さんお一人お一人のお顔を思い浮かべることができたからだと思っております。
本当に、ありがとうございました。
また、柴さとみさん、上栫佑典さん、お二人のMCなくしては、この番組はあり得ませんでした。お二人にも感謝の気持ちでいっぱいです。
人は、一人では生きられない。
その当たり前のことを、毎週、マイクの前に立つことで改めて感じることができました。本当に幸せで、そして大切な時間でした。
永山は1月30日をもって番組MCを引退いたしますが、柴さとみさん、上栫佑典さんというお二人のMCと、最強最高のスタッフの皆さんによって、MBCラジオ RADIO BURN+はこれからも「鹿児島を熱くゆるくもりあげる」番組として続きます。
これからも、RADIO BURN+をなにとぞよろしくお願いします。
そして、9年半の長きにわたってお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
私はまたここから、新しい一歩を踏み出します。
番組を通して大切にしてきた「鹿児島を熱く緩く盛り上げる」のメッセージは、これからも私のすべての活動の根っこにあり続けます。
みなさん、また現場でお会いしましょう!!
RADIO BURN+ コメンテーター/MC
一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab 永山由高